「全国手づくりコロッケコンテスト」で金賞を獲得したこともある、山口県で人気のコロッケは?

揚げたての衣はサクサク、中はあつあつ、お肉はジューシー…定番の牛肉コロッケって無性に食べたくなることがありませんか? お肉屋さんや総菜屋さん、スーパー、コンビニ、どこででもコロッケは販売していますが、山口県には何とコンテストで金賞を獲ったというコロッケがあるのです。

全国コンクール金賞に輝いたコロッケ

山口県山口市で誕生した「昭ちゃんコロッケ」は、山口市にある小さなお肉屋さんが昭和32年から作り続けている名物コロッケ。生地はクリームコロッケのようなねっとり系で、コショウやナツメグといった特別にブレンドされたスパイスがガツンと効いています。北海道産メークインならではの滑らかな舌触りに旨味が強く感じられ、ソースなどは不要です。手作りらしい素朴な味わいで毎日食べても飽きないおいしいこのコロッケが、全国食肉産業展で行われた「手作りコロッケコンクール」で金賞を獲得しました。

昭ちゃんコロッケのおいしさの秘密

昭ちゃんコロッケは徹底的に素材にこだわり、長年の研究の末に作られたコロッケ。その製造方法は企業秘密だそうですが、じゃがいもは北海道産メークイン、専用のひき肉は国産牛を使用しています。味の決め手は数種類の油をブレンドした揚げ油を使うこと。その香りとコクは、材料の持ち味を持ち味を最大限に引き出すそうです。そのブレンドの方法ももちろん企業秘密です。

「昭ちゃんコロッケ」の名前の由来

やっぱり「昭ちゃん」なる人物が作ったコロッケから名付けられたと思いきや、その名前の由来は、創業者である田中正美会長の弟さんが、当時のど自慢で有名で「昭ちゃん」と呼ばれていたことと、田中会長が漫画の「昭ちゃん冒険」が好きで、なじみやすい名前ということから付けられたそうです。ちなみに「昭ちゃんコロッケ」は、食品部門の商標登録として正式に認可を受けた名称となっています。

魅力いっぱい山口市

山口市の観光スポットって、ピンと来ないかもしれませんが、実はすぐにでも訪ねてみたい魅力的なところがいっぱい! いくつかご紹介しましょう。

まずは、山口市のシンボルである国宝 瑠璃光寺五重塔(るりこうじごじゅうのとう)。桜や楓の裏山を背に佇むその美しさは、奈良県の法隆寺五重塔、京都府の醍醐寺五重塔と並び、日本三名塔の一つに数えられています。夜間は日没から夜10時までライトアップされ、昼間とは違った表情になります。

湯田温泉はその昔、けがをした白狐が傷をいやしていたという「白狐伝説」が伝わる温泉地。湯田温泉駅には大きな白狐の像が出迎えてくれます。豊富な湯量を誇り、泉質はアルカリ性単純温泉でやわらかく肌によく馴染み美肌効果があると言われています。アクセスも良く、泊まらなくても温泉だけ利用できる立ち寄り湯や足湯もあるので、気軽に温泉を楽しむことができますよ。

山口サビエル記念聖堂は、ザビエルが山口を訪れてから400年を記念して建てられたもの。平成3年に焼失したものの平成10年に、白亜に輝く美しい記念聖堂が再建されました。山口のキリスト教の歴史を感じることができ、ステンドグラスやパイプオルガンの演奏を聴くことができます。

山口県庁から山口市中心商店街をつなぐ県道203号の全長780mのパークロードは、両脇に約1万本にもおよぶ樹々が植えられており、その景観の素晴らしさに「日本の道100選」に選出されました。パークロード沿いに山口県立美術館や博物館など立ち並び、季節の移り変わりを感じながら1日散策できます。

長門峡は日本海に注ぐ阿武川の中流約11kmとその支流を含む山峡一帯で、国指定の名勝です。紅葉スポットとしても有名で、極彩色の絵を見るような絶景が広がります。またすぐそばをSL山口が通り、長門峡の美しい風景と共に見ようと多くの人々が訪れます。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 「全国手づくりコロッケコンテスト」で金賞を獲得したこともある、山口県で人気のコロッケは?

A. 昭ちゃんコロッケ