宮城県の名物といえば、牛タンが有名ですよね。しかし、宮城県民のソウルフードとして同じく人気なのが、ひょうたん揚げです。串に刺さって食べやすいので食べ歩きにも良し、お土産にも良しで魅力たっぷりな一品です。
大人から子どもまで人気の味!ひょうたん揚げの魅力
宮城県民のソウルフードとしてだけでなく、観光客からも愛されているひょうたん揚げ。その特徴は丸いかまぼこを2個串に刺し、甘いホットケーキミックスのような生地に絡めてカリッと揚げたアメリカンドッグ風であることです。ひょうたんの形に似ていることから、ひょうたん揚げと名づけられました。揚げたてはサクサクの衣が魅力的で、甘い生地とかまぼこの塩気が相性抜群です。もちろん冷めた後も味は変わらず、ふわふわになった食感もたまりません。店頭では、家庭でもおなじみの甘口ケチャップとピリッと刺激のある辛口ケチャップを選ぶことができます。両方のケチャップを楽しみたいという方は、店員さんにお願いすれば1個ずつ甘口と辛口をかけてくれます。ケチャップの見分けがつくように、甘口にはギザギザ状に、辛口には渦巻き状にかけるなど工夫してくれます。
串に刺さって食べやすいことから、食べ歩きにもぴったりです。店舗によっては椅子が用意されているため、座ってゆっくりと食べることもできます。また、お土産用として持ち帰ることも可能です。お土産用は3本から5本まで選ぶことができて、ギフト用の箱も準備されているので、贈り物にも最適です。宮城県になかなか行けない遠方にお住まいの方などへ、ギフトとして贈ってみるのもいかがでしょうか。なお、通信販売は行っていないため、本当のご当地グルメとも言えるでしょう。
ひょうたん揚げの歴史とは?
今や宮城県内外から人気のひょうたん揚げ。そんなひょうたん揚げの歴史はご存知でしょうか。発祥は県内でも有名な老舗かまぼこ店である阿部蒲鉾店です。1935年に創業された歴史あるお店で、ひょうたん揚げは1986年に開発され、お店とともに商品も歴史を刻んでいます。1986年は宮城県で有名な祭りの1つ、青葉祭りの第1回開催の年です。記念すべきこの年、県内外から多くの人が集まって賑わうこともあり、食べやすさと親しみやすさを重視したひょうたん揚げが誕生しました。
ひょうたん揚げが誕生して長い時が経ちましたが、人気は衰えるどころか上昇し続けています。販売している店舗は仙台駅周辺だけではなく、現在は仙台市以外のお祭りなどにも屋台として出店している場所もあります。ひょうたん揚げの魅力が各地に広まっているのが伺えますね。
宮城県には見どころがたくさん!
ひょうたん揚げや牛タンなど名物が豊富にある宮城県。そんな宮城県には他にも見どころがたくさんあります。ひょうたん揚げが買える仙台市には、八木山動物園があります。サルやゾウなど定番の動物だけでなく、カメやワニなどの爬虫類、フクロウやペンギンなどの鳥類など様々な動物たちを見ることができます。中にはエサやり体験や触れ合うことができる動物もいるため、老若男女問わず人気の名所です。
仙台市以外にも名所は豊富にあります。中でも有名なのは松島です。松島の景色を一望できる遊覧船や海の幸であるカキを存分に楽しめるカキ小屋、そして温泉も数多くあります。毎年秋にはハーフマラソンが開催され、県内外から多くのランナーが集まって松島の町を駆け抜けます。松島にも見どころがたくさんあり、1日では回りきれないかもしれません。それほど魅力の詰まった観光名所と言えます。時間に余裕ができた時に連泊をしてたっぷり満喫するのがおすすめです。
宮城県民にも観光客にも人気!かまぼこの新しい食べ方、ひょうたん揚げ
かまぼこはそのまま食べるか焼くなどアレンジはあまり多くありません。しかし、宮城県で人気のひょうたん揚げはそんなかまぼこの概念を覆しました。甘い生地に包まれて揚げたアメリカンドッグ風の新しい食べ方です。観光の際は是非食べてみてください。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 仙台で人気の軽食「ひょうたん揚げ」は、何を揚げたもの?
A.かまぼこ