「食べる牛乳」とも呼ばれる、山形土産の定番とは?

山形県の定番土産で、「食べる牛乳」とも呼ばれているお菓子があります。細長くて、ボリボリと噛んで食べるそうです。山形県内では、子供から年配の方まで、普段のおやつとして昔から愛されてきました。

山形県の定番のおやつ「食べる牛乳」とは?

山形県のお土産として有名なミルクケーキは、生乳のコクと旨味が味わえる食べる牛乳です。山形県東置賜郡高畠町にある日本製乳という会社が、日本で初めて粉ミルクを生産し、副産物として出た製品を加糖してみたら美味しかった、ということでミルクケーキが生まれました。

ケーキといってもフワフワのスポンジや生クリームで作られているわけではなく、牛乳を材料にして加糖し、固めたお菓子です。食感は固く、ボリボリと噛みしめる感じですが、噛めば噛むほどに生乳の旨味が口の中で広がります。発売当初は、ミルク味だけでしたが、現在では、山形特産のさくらんぼやラ・フランス味、いちご、抹茶、ブルーベリー、コーヒー、チョコレート、ヨーグルト、カマンベールチーズなど、バリエーションも豊富になりました。

ミルク味は、ボリボリと噛むと練乳の甘さが広がり、濃厚な味わいがくせになる美味しさです。さくらんぼは、ほのかに酸味があり、ラ・フランスは洋梨の香りが広がります。抹茶は香りとほろ苦さのバランスが絶妙で、コーヒーはカフェオレのような味わいです。

ミルクケーキの販売場所は?

山形県では誰でも知っているミルクケーキは、定番のお土産となっていますが、子供から年配の方までのおやつとして愛されているお菓子です。おやつとして食べられているので、ほとんどのスーパーマーケットのお菓子売り場に置いてあります。お土産としては、山形空港や庄内空港、高速道路のサービスエリア、山形県内の道の駅で販売されています。最近では、お土産としてだけではなく、チョコレートのように溶けないため、登山などで非常食用に携帯する方が増えているようです。

山形県内の見どころといえば、やっぱり花!

ミルクケーキの工場がある山形県東置賜郡高畠町は、高畠ワイナリーのワインも有名です。1990年に創業した高畠ワイナリーでは、気候風土を活かし、ワイン用のぶどう作りに取り組み、コンクールで多くの賞を受賞しています。高畠ワイナリーには、多くの観光客が訪れており、工場見学やワインの試飲も無料で行っています。ほかにも見どころとして、日本三大文殊の一つである亀岡文殊は学問の神様として知られており、多くの参拝者が訪れます。

山形県内には花の名所がたくさんあります。桜の名所といえば、鶴岡市の鶴岡公園、南陽市の烏帽子山公園、天童市の天童公園などがあります。5月になると寒河江(さがえ)公園のつつじが咲き始め、6月になると長井あやめ公園のあやめが咲き、南陽市の諏訪神社では、4,000株のシャクヤクが人々の目を楽しませてくれます。7月には、飯豊(いいで)町のどんでん平ゆり園で色とりどりのゆりが咲き始め、山形市高瀬地区では、紅花畑で紅花の花が一斉に咲きます。紅花まつりも開催され、紅花娘から紅花のプレゼントもあります。

7月下旬になると天童市にはひまわり迷路ができ、多くの家族連れなどで賑わいをみせます。9月には、やまがた川西ダリヤ園のダリヤが咲き乱れ、「東北ダリヤ名花展」が開催されます。また、山形市山寺面白山にある「面白山高原コスモスベルグ」では、8種類のコスモスが100万本も植えられており、見渡す限りのコスモスを見ることができます。10月の末頃からは、南陽市で菊まつりが開催され、品評会も行われています。

山形県のお土産は、カルシウムもたっぷり入った食べる牛乳のミルクケーキで決まり!

山形県のお土産の定番といえば、ミルクケーキです。食べる牛乳と呼ばれますが、生乳の旨味とコクが味わえるので、納得の呼び名です。山形県は、その季節で楽しめる観光スポットが各地にあり、何度訪れても楽しめますよ。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 「食べる牛乳」とも呼ばれる、山形土産の定番といえば?

A.ミルクケーキ