山形名物の和菓子「稲花餅」とは?

「稲花餅」というと山形県でも有名な和菓子であり、蔵王温泉の名物です。県外からも観光客や宿泊客が訪れる蔵王温泉では、この「稲花餅」を目当てに買い物をする人もいます。「稲花餅」とはどのようなものなのかを紹介しましょう。

「稲花餅」は山形名物のひとつ

「稲花餅(いがもち)」とは、山形県で有名な和菓子です。本物の熊笹の上に小さく丸められた白い餅が3つ乗っている蔵王温泉の名物です。その中にはなめらかでおいしいこし餡が入っており、餅の上には黄色に染められた米粒が乗せられています。見た目も可愛らしく、包まれていた餅からはほのかに笹の香りもする、どこか懐かしさを感じると山形県民にも人気です。このいがもちの特徴は、賞味期限が1日であることです。時間が経ってしまうと餅が固くなって食べにくくなってしまうからだといいます。

笹の葉の効力で抗菌されてはいますが、固くなってしまうとせっかくおいしい和菓子の味がわからなくなってしまいますよね。そんなときは、固くなった稲花餅いがもちを蒸してみると元通りの柔らかさで食べられるようになるそうです。蔵王温泉の昔からの名物として観光客にも人気が高く、午前中で売り切れてしまうことがほとんどなので、買いたいときは早めに買っておく方がいいでしょう。温泉土産として購入する人も多く、山形県に来たらお土産に買いたい和菓子の上位に位置するお餅です。

昔は麦やアワで作られた?実は贅沢な和菓子だったいがもち

山形県で蔵王温泉の名物のおいしい和菓子として人気があるいがもちですが、どのように作られているのでしょう。まずは上新粉に水を加えて耳たぶ程度の柔らかさになるまでこねます。その中にこし餡、またはつぶあんを入れて包んで丸めたらそのまま蒸してしまいます。また、昔は生地を麦やアワで作ってその上に当時はとても貴重であるお米を数粒乗せることで贅沢を味わっていたという説もあるそうです。上に乗せる米粒の色は山形県のように黄色一色の場合もありますが、いくつか色がある地域もあるといいます。本物の熊笹を使っているので、その香りも楽しみながら食べられるというのが特徴です。

自然を感じられる観光スポットがたくさんある

山形県は四方を山に囲まれています。そのため冬になると積雪量も多く寒いことでも知られています。このような風土が我慢強くて実直、勤勉でおもいやりがある県民性を産んだのではないでしょうか。ただ、その分閉鎖的で消極的という面も持っているということです。いがもちのように名物の和菓子もありますが、ほかにも山形県のアンテナショップなどで人気がある「だだちゃ豆」といった野菜の特産品もたくさんあります。だだちゃとは山形県の方言で「おとうさん」という意味があるそうです。昔、殿様に献上していたこの豆を出すと、殿様が今日もだだちゃの豆か、と確認をしたことからこの名前がついたという説があります。

山形県の観光スポットといえば、蔵王温泉です。いがもちが名物の温泉場ですが、冬になると樹氷の美しい景色を見ることが出来ると人気です。ほかにも釜のような形状をした火口湖の御釜や上杉神社といった自然の豊かさを感じられる観光スポットがたくさんあるので、普段あまり見ることが出来ないものを見たいという人や温泉でゆっくりとしたいという人も満足出来る観光スポットが色々とあるのが山形県です。国指定文化財になっている、通称・山寺は秋になると紅葉を楽しめることで有名です。その景色を見るために訪れる人も多く、素晴らしい観光スポットとして山形県民からも大切にされています。

いがもちは山形県でも有名な名物和菓子

山形県の名物であるいがもちは、蔵王温泉で人気の和菓子です。餅の上に黄色い米粒が乗っている可愛らしい見た目をしています。いがもちは賞味期限が1日という短かさなので、もし固くなったら蒸すと元通りになるそうです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 山形名物の和菓子「稲花餅」。何と読む?

A.いがもち