富山県のお土産で有名な干菓子があります。富山の銘菓として人気が高く、様々なところで販売されていますが、あまり馴染みがない人も多いかもしれません。そこでその干菓子の原材料や特徴、どこで買えるのかなどについて紹介していきます。
お土産として人気の富山銘菓
その干菓子の名は「月世界」といいます。月世界は富山県の和菓子メーカーである「月世界本舗」が製造・販売しています。有限会社月世界本舗は1897年に創業し、創業者の吉田栄吉氏が、夜明けの立山の峯にうかぶ淡い月影からインスピレーションを受け、誕生しました。月世界は鶏卵、和三盆、白双糖を煮詰めてできた糖蜜を合わせて乾燥させて作ります。落雁にも似ていますが、口のなかに入れるとゆっくり溶けて和三盆の優しい甘さが広がるのが特徴です。和菓子なので緑茶やほうじ茶など日本茶とはもちろん、コーヒーや紅茶などとも相性が良く、普段のお茶菓子として愛されています。
月世界本舗で製造される和菓子は、月世界をはじめとしてどれもシンプルです。素材の良さを生かし、職人の丁寧な手技と真心込めてつくられる和菓子はどれも上品な味わいで、富山県への愛情が表れています。
月世界は月世界本舗や県内の土産物屋で購入することができるほか、富山県のアンテナショップ「日本橋とやま館」、ネット通販でも購入できます。富山まで行かなくても富山のお土産を購入できるので買い忘れても安心ですね。
【月世界本舗】富山県富山市上本町8-6
【ととやま】富山駅前CiCビル1F
【いきいき富山館】東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館B1F
【日本橋とやま館】中央区日本橋室町1-2-6 日本橋大栄ビル1F
お土産として人気の高い月世界ですが、実際に食べてみた人の感想はどうかというと、「食感がとても軽くてびっくり」「和菓子なのでコーヒーと合うか半信半疑だったが、とても合う」「パッケージが可愛らしいので、もらうと嬉しい」といった意見が見られます。原材料は卵、和三盆、糖蜜が主なので、シュワっと溶ける食感でかなり軽いようです。富山県民でも食べたことがない人はぜひ食べてもらいたい銘菓です。ちなみに4個入りのパッケージはピンクで、ウサギの絵が入っています。裏には月世界本舗や「まいどはや」の紹介が書かれています。
富山県の観光スポットは?
富山県に行ったことがある人は意外と少ないのではないでしょうか。実際、富山県が日本地図のどこにあるか分かる人は少ないようです。富山県は中部地方の日本海側、新潟県を含む北陸地方の真ん中辺りに位置しています。北陸新幹線が開通したことで各方面からもアクセスしやすく観光で訪れる人も増えています。ただ、日本海側ということで豪雪地帯であり、冬場は車の規制があります。観光は観光バスが主で、新潟県や長野県を経由すれば自動車や鉄道でもアクセスできます。
そんな富山県の観光スポットと言えば、立山黒部アルペンルート、黒部峡谷鉄道、黒部ダムなどが有名です。立山黒部アルペンルートは富山市から長野県までを繋ぐ観光ルートで、道路の両サイドが雪の壁となっています。観光名所としてツアーバスで通ったり写真を撮ることもできます。黒部峡谷鉄道は全長約20kmのトロッコ電車で、自然のなかを走り抜けるため新緑の季節や紅葉時期は観光客がとても多い場所です。電車の窓はガラスがなくオープン式なので、ちょっとしたスリルも味わえます。黒部ダムは日本を代表するアーチ式コンクリートダムで、自然豊かな四季折々の景色が楽しめます。特に6~10月の放水は圧巻で、晴れた日には放水にかかる虹を見ることもでき人気の観光スポットです。
月世界は名実ともに富山が誇る銘菓
月世界は銘菓として人気があるだけでなく、実際に食べたことがある人も太鼓判を押す富山県のお土産です。富山県に行かなくてもネット通販やアンテナショップでも購入できるので、ぜひ一度その味を堪能してみてくださいね。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 次のうち、富山土産の定番でもある、有名なお菓子は?
A.月世界
Q. 富山県と長野県をつなぐ観光ルートを何という?
A.立山黒部アルペンルート