スープに使われる味噌が特徴!富山県の人気ご当地ラーメンとは?

富山県にはいくつかのご当地ラーメンがあり、カラーラーメンシリーズとして全てに色が入っているのが特徴です。今回はその中でもスープに使われる味噌が特徴のラーメンをご紹介します!ぜひ参考にしてみてください。

町おこしのために開発された!「入善ブラウンラーメン」の特徴とは?

富山県のカラーラーメンのひとつ「入善ブラウンラーメン」は、富山県入善町の町おこしのために考えられたご当地ラーメンです。2010年、入善町商工会の青年部有志によって考案されました。地元でとれた海洋深層水や塩などを使うことが特徴です。入善ブラウンラーメンを商品化するため、2010年に「善商」という合同会社も立ち上げました。2010年の7月から善商で入善ブラウンラーメンの販売を始め、その後、町内の飲食店でも提供されています。また、この活動に賛同した富山県の高岡市や小矢部市も色をモチーフにしたご当地ラーメンを開発しました。そして、「カラーラーメンの地域おこし」として、富山県カラーラーメン協議会を結成し、積極的にPRをしています。

入善ブラウンラーメンの特徴は、海老味噌を使っていることです。また、地元でとれた米麹と大豆でできた味噌を使っています。麺には入善沖海洋深層水を練り込み、入善沖でとれた塩も使っています。海老のエキスを入れているため、茶色に近い赤色をしていることも特徴です。このスープの色から、「ブラウンラーメン」と名付けられています。町内の店舗で入善ブラウンラーメンを提供する場合、麺の種類やトッピングは各店舗で自由に決めることが可能です。地元でとれた海洋深層水と味噌などを使っていればアレンジは自由で、厳しいルールはありません。入善ブラウンラーメンの第2弾として、唐辛子を使った入善レッドラーメンも販売されています。

合同会社「善商」で販売されている商品とは?

入善ブラウンラーメンは、さまざまな形態でお土産用に販売されています。「お土産用3食入り」では、高級感あふれる茶色のパッケージを使っていて、日本語だけでなく中国語やハングル語でも説明文を表記していることが特徴です。また、味噌ラーメンであることから、容器が「味噌樽」になっています。この容器は再利用可能で、食べた後に保存容器として使えるものです。贈答用として箱に入った商品も販売されています。これは、入善ブラウンラーメンが6食入り、横に「入善のおいしい水」が2本入った商品です。

その他にも、家庭用入善ブラウンラーメンとして、「スープ用味噌」も販売されています。このスープ用味噌でスープを作り、家庭で用意した麺を使えば、簡単に入善ブラウンラーメンを食べられるでしょう。富山県のそれぞれの家庭でも親しまれるご当地ラーメンなのです。善商が販売する「入善ブラウンラーメン海老味噌仕立て」は、富山県のお土産として人気があります。財団法人富山県観光連盟が行った「富山県のお土産ベストセレクション」では、2011年~2012年に農水産加工品部門で「知事賞」を受賞しました。知事賞はこの表彰の中でも最高の賞にあたります。

入善町の観光スポット「杉沢の沢スギ」「入善乙女キクザクラ」も観てみよう!

入善町は富山県北東部にあり、日本海と面しています。入善ブラウンラーメン以外に、チューリップや入善ジャンボ西瓜が特産品です。入善町へ観光に行く時は、「杉沢の沢スギ」をみるといいでしょう。これは、全国名水百選に選ばれた湧水に群生している沢スギです。国の天然記念物にも指定されていて、幻想的な沢スギがみられます。また、杉沢の沢スギ林で見つかった桜「入善乙女キクザクラ」も有名です。これは、自生した菊桜で、他の桜と比べて花弁が多く、形も細くなっています。入善乙女キクザクラは、4月中旬から下旬の約2週間が見ごろです。

富山県に行く時は、ご当地ラーメン「入善ブラウンラーメン」を食べてみよう!

入善ブラウンラーメンは地元でとれた塩や海洋深層水・味噌を使ったご当地ラーメンです。海老の香りがする濃厚なスープになっています。お土産ベストセレクションにも選ばれたものなので、富山県に観光へ行った時は食べてみるといいでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 富山県の「入善ブラウンラーメン」で、スープに使われている味噌は?

A. 海老味噌

Q. 富山県のご当地ラーメン「入善○○ラーメン」。○○に入るのは?

A.ブラウン

Q. 富山県の国指定天然記念物「杉沢の沢スギ」林で見つかった桜は?

A. 入善乙女キクザクラ