滋賀県多賀大社の名物菓子とは?

滋賀県多賀大社には、名物の和菓子があります。多賀大社を訪れたことがある人ならば、一度は食べたことがあるのでは?というくらい有名な名物です。そこで今回は、滋賀県の有名な和菓子について調べてみました。

多賀大社の名物とはどんなお菓子?

糸切餅は、滋賀県犬上郡多賀町にある多賀大社の名物和菓子として有名です。多賀大社は、滋賀県一の大社として有名です。その多賀大社の門前付近でも購入することができる糸切餅は、シンプルな餅の中に少し塩気の効いた餡が入ったお菓子です。白い餅に、青・赤・青の三本の線が入っているのが特徴的です。まるで飴細工のように美しく、可愛らしい見た目で多くの人々に愛されています。見た目だけでなく、米粉を使用した餅と、塩気のあるなめらかなこし餡とのバランスが絶妙で、飽きのこない味わいでも人気を博しています。

糸切餅の由来は、はるか昔の蒙古襲来の時代に遡ります。かつて蒙古軍は、日本の領土を制服しようと2度にわたり日本の博多へと襲来しましたが、2度とも大嵐により阻まれ、日本は国難を逃れました。そのため日本は、その台風を神風と崇め、全国の神社や仏閣に感謝の祈りを捧げました。その際にお供えしたお団子に、蒙古軍の旗印である赤青三筋の模様を描き、さらにそのお団子を弓の弦で切ったことが糸切餅の始まりであると考えられています。昔は弓の弦で切ったと言われている糸切餅ですが、その後は三味線の糸で切られるようになったそうです。青・赤・青の三本線を断ち切ることは、蒙古軍を退けることにつながり、平和を意味していると伝えられています。

糸切餅はどこで買える?

糸切餅を販売している店舗は3店舗あります。まずは、糸切餅総本家 多賀やです。多賀やは、店頭に大きなしゃもじが掲げられているのが目印となっています。多賀やは、多賀大社の門前の一番近くに店舗を構えており、多賀大社に参拝する人々の多くが訪れています。糸切餅は、米粉を使用していることもあり、時間が経つと固くなってしまいます。そのため、多賀やでは購入したその日のうちに食べることを推奨しています。また、多賀やの糸切餅はオンラインショップでも買い求めることができます。急ぎの人は、電話連絡をすれば当日のうちに出荷して貰えます。

多賀やの近くにある糸切餅元祖莚寿堂本舗には、イートインスペースもあり出来立ての糸切餅をその場で食べることができます。糸切餅を2個100円で年中販売している他、糸切餅の天ぷらなども販売しています。また五代目が考案した糸切餅氷は、初夏から夏にかけての期間限定メニューで観光客に人気があります。3店舗目は、明治23年創業のひしやです。ひしやの糸切餅は、一つ一つ手づくりをしています。注文を受けてから作るため、タイミングがよければ作っているところを見学することができます。他の2店舗とは異なり、ひしやでは白い餅の上に三色に色づけをした餅を重ねています。また、三味線の弦を使用して餅を切っているところを見ることができる唯一の店舗となっています。

糸切餅が有名な滋賀県多賀町ってどんなところ?

多賀大社で有名な滋賀県多賀町は、山間地が多い土地柄、そばの栽培でも有名な場所です。多賀町内では、多賀そばを味わえる店舗がたくさんあります。もともとは稲作の減反対策として広まったそばの栽培ですが、多賀そばのブランドが県外でもPRされるようになり、栽培面積が増えてきています。滋賀県の多賀町を訪れたら、糸切餅だけでなく多賀そばも是非味わってみて下さい。それそれの店舗でこだわりの多賀そばに出会うことができます。

多賀大社を訪れたら必ず食べたい糸切餅

滋賀県の多賀大社の名物和菓子である糸切餅は、歴史のあるお菓子です。味だけでなく、見た目でも楽しめる人気の銘菓は、多賀大社を参拝する際には是非とも食べたい名物です。3つの店舗で、食べ比べをしてみるのもおすすめです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 滋賀県の多賀大社の名物菓子「○切餅」。○に入る漢字一文字は?

A.糸

Q. 滋賀の銘菓「糸切餅」を販売している「ひしや」では、何を使って餅を切る?

A. 三味線の弦