「白い恋人」は北海道のお菓子。では、「面白い恋人」はどこのお菓子?

白い恋人といえば北海道の大人気のお土産ですよね。では「面白い恋人」はどこのお土産か知っていますか?ここでは面白い恋人の成り立ちや味、買えるところなどを紹介します。

これからの大阪土産はこれ!

面白い恋人とは、大阪府の吉本興業の子会社が販売するお菓子です。2010年から発売開始となり、そのユニークな名前と見た目から話題になりました。ネーミングから北海道の定番土産「白い恋人」を真似していることは分かりますが、その種類はとても豊富です。白い恋人はサクサクの薄焼きビスケットにホワイトチョコを挟んだ一口サイズのお菓子ですが、面白い恋人は薄いゴーフレットに様々な味のクリームを挟んだ手のひらサイズの大きなお菓子です。味は定番のみたらし味をはじめ、ホワイトチョコとミルクチョコの2種類が入ったデラックスがあります。現在販売はしていませんが、チョコバナナ味やメロン味、ぜんざい味など大阪ならではのびっくりするような味もありました。見た目はおせんべいのような感じですが、サクサクとした軽い食感でいくらでも食べられちゃいます。16枚入りで個包装してあり、中には説明書も同封してあるのでお土産にぴったりです。

今でこそ人気のお土産となりましたが、販売開始当時は訴訟問題となってしまいました。白い恋人の発売元である石屋製菓は2011年に商標権侵害、不正競争防止法を理由に、面白い恋人の商品の販売禁止・破棄を求める訴訟を札幌地方裁判所に提出しました。というのも、面白い恋人を白い恋人と間違えて買ってしまった、という苦情が石屋製菓の方に来てしまったからです。
そこで吉本興業も面白い恋人を商標登録するため商標出願をしましたが、登録は認められないという結果になってしまいました。

訴訟や登録出願後も面白い恋人の販売を続けていたところ、話題を聞きつけてなのか、関西の主要駅や売店で面白い恋人の在庫が軒並み売り切れるという事態になり、売り上げ個数は訴訟前の約8倍にまでなりました。石屋製菓はその売り上げが確定した後、損害賠償請求を行いおよそ1億2千万円で決着しました。2013年に両者は和解し、面白い恋人はパッケージを変更したり、販売箇所を関西6府県(滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、兵庫県、和歌山県)に限ることに応じました。大阪で買えるのはなんばグランド花月の売店などよしもとオフィシャルショップ、新大阪駅、伊丹空港などの売り場となっています。気を付けたいのは関西国際空港には置いていないということ。空港では伊丹空港のみの取り扱いになるので覚えておきましょう。
ちなみにオンラインショップや大手ネット通販サイトでも購入はできるようですが、送料などの関係で定価よりも高くなってしまうことが多いです。

関東ではなかなか目にする機会は少ないですが、調べてみると大阪のアンテナショップが東京・有楽町にありました。大阪までは行けないけどアンテナショップなら行ける、という人はのぞいてみるのもおすすめです。大阪のアンテナショップ「大阪百貨店」は交通会館に入っていて、この交通会館には大阪のほかにも北海道、富山、静岡、秋田など様々な地方のアンテナショップが入っています。地元の名産品が購入できたり、イートインスペースでローカルグルメも楽しめるので、アンテナショップのはしごも楽しそうですね。とはいえ、人気のお土産は日によっては売り切れている場合もあるので、早い時間に訪れるのがおすすめです。

話題性なら面白い恋人がおすすめ

訴訟問題があって一時話題となった面白い恋人ですが、現在は和解しているので問題なく購入できます。みたらし味は美味しいと評判も良いので、大阪に行った際には大阪土産の新定番としてはもちろん、ネタとして購入するのもおすすめですよ。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 「白い恋人」は北海道のお菓子。では、「面白い恋人」は?

A.大阪