「一家に一台」といわれるほど、大阪ではポピュラーな調理器具とは？

関西以外では馴染みの薄いある調理器具が、関西では「一家に一台ある」と言われるほどポピュラーなものなのだそうです。その調理器具とは、いったい何を作るためのものなのでしょうか？

大阪でたこ焼きが人気の理由

大阪のソウルフードとも言えるたこ焼きのルーツは、明石焼きやラヂオ焼きにあると言われています。明石焼きは、ふんわりと柔らかい卵の生地に明石のタコが入った食べ物で、ダシ汁にひたして食べます。一方、ラヂオ焼きは、味をつけた小麦粉の生地に、甘辛い牛肉を入れて焼いたものです。どちらも丸い形をしていて、人気を集めました。それが組み合わさり、発展したものがたこ焼きと言われています。大阪にはたこ焼きの店が点在しており、おやつとして食べられています。

それだけでなく、大阪府民は一家に一台たこ焼き器を持っていると言われています。実際に大阪でのたこ焼き器の普及率は高く、家庭だけでなく職場にも置いてあると言われているほどです。また、たこ焼き器はたこ焼きだけでなく、さまざまな料理にも使うことができます。

たこ焼き器が人気の理由

大阪府では一家に一台たこ焼き器があり、実際に夕食としてたこ焼きを食べたり、友だちを呼んでたこ焼きパーティーを開く家庭も多いようです。それくらい、たこ焼きが身近な食べ物だと言えるでしょう。たこ焼きの材料はそろえやすく、たこ焼き器さえあればすぐに作れることも魅力の一つです。そのため、大阪府民は一家に一台たこ焼き器を持っているというテーマは、テレビや雑誌などで取り上げられてきました。

たこ焼きの生地は、ボウルに小麦粉を入れて水、卵を加えてのばしたものに、ダシ粉を加えます。たこ焼き専用の粉もあるので、探してみてください。その生地をたこ焼き器に流し込み、適当に切ったタコと天かすをいれます。周囲が焼けてきたら、竹串や千枚通しを使って転がします。全体に丸く焼きあがったら皿に並べて、ソースや青のり、かつおぶしを散らして出来上がりです。

たこ焼き器を使ってみよう

たこ焼き器は、たこ焼きだけではなく、他の調理にも使うことができます。そのため、たこ焼き器は人気を集めて、大阪府以外の地域でも購入する家庭が増えてきました。たこ焼き器の使い方として、お酒が好きな方におすすめなのが、アヒージョです。アヒージョとは、オリーブオイルで野菜やシーフードを低温で煮る、スペイン料理の一つです。たこ焼き器は、アヒージョを作るのに適した調理器具として注目されました。また、たこ焼き器は、特にお子さまのいる家庭で活躍しているようです。たこ焼きパーティーはもちろん、たこの代わりにいろいろな具材を入れて、アレンジする料理が人気です。例えば、チーズやトマトを入れたり、ハムを入れたりしたものが、ネットで紹介されています。

さらに食後には、ホットケーキの生地を流し込んで、果物を入れたりしたスイーツも、人気の理由の一つのようです。また、小さな焼きおにぎりやオムライスも作れるために、お弁当作りにも活用されています。一方で、たこ焼き器の人気を受けて、多様なたこ焼き器が発売されています。家庭用のたこ焼き器には、強い火力で本格的にたこ焼きを焼く鉄製のものから、机の上で焼ける電気型のホットプレート式のものなどがあります。なかには、お手入れが楽なだけでなく、可愛い色合いのおしゃれなたこ焼き器も販売されるようです。たこ焼き器が一家に一台あるのは、楽しいだけでなく、何かと便利なことも理由の一つのようです。