大阪の和菓子店「千鳥屋宗家」の名物土産「みたらし小餅」とは?

大阪府中央区に本店がある千鳥屋宗家では、みたらし小餅という人気の和菓子が販売されています。このみたらし小餅、一般的なみたらし団子とちょっと違った特徴があるんです。大阪名物みたらし小餅について詳しくご紹介しましょう。

みたらし小餅とは

みたらし小餅は大阪府の千鳥屋宗家が独自の製法で作っている、中にタレが入ったみたらし団子です。千鳥屋宗家は1630年に創業した老舗の和菓子店で、創業以来作り続けられている伝統的な銘菓もありますが、みたらし小餅は1989年から販売が始まり、お店の長い歴史の中では比較的新しい商品です。しかしながら、売り上げは累計2万個を突破し、販売されたみたらし小餅を積み上げると国際宇宙ステーションを超える高さになるそうです。

人気の秘密は、噛むと中からとろりとタレがあふれ、口の中一杯にふんわりした甘さが広がるところでしょう。柔らかくてモチモチしたお餅と、まろやかなタレのコンビネーションも絶妙です。タレが中に入っているので食べるときに手や口の周りが汚れず、きれいに食べられるのも人気を後押ししています。1口サイズなので食べやすく、お土産としても高い人気を誇ります。

みたらし小餅が購入できる場所

みたらし小餅は本店である大阪府本町の千鳥屋宗家のほか、関西一円にある千鳥屋宗家の支店で購入することができます。そのほか、JR大阪駅のギフトショップやキヨスク、関西国際空港や大阪国際空港でも購入可能です。関西以外の人は、オンラインでの購入が便利でしょう。
2019年4月にはみたらし小餅茶屋もオープンし、みたらし小餅はもちろん、みたらし小餅かき氷やみたらし小餅パイなど、進化したみたらし小餅メニューが食べられるようになりました。大阪府民や大阪に訪れた人々が、より身近にみたらし小餅を楽しめるようになっています。

みたらし小餅を美味しく食べるには、買ってすぐに食べるのが一番です。できたてに近いほどお餅も柔らかく、みたらし小餅本来の美味しさを味わうことができます。賞味期限は製造日から2日となっているので、早めに食べるのがおすすめです。時間が経つほどに、餅の部分が硬くなってしまいます。

大阪府の観光スポット

千鳥屋宗家の本店がある大阪市中央区には、大阪城や黒門市場、戎橋などをはじめ、たくさんの観光スポットがあります。
大阪城は大阪で最も有名な観光スポットであり、年間100万人以上の人が訪れています。豊臣秀吉の天下統一の象徴として1593年から築城が始まり、1598年に完成しました。しかし、その後戦や落雷などで何度も焼失・復元を繰り返しているため、秀吉の時代に建てられた姿ではありません。重要文化財も数多く、大阪に訪れたら一度は足を運びたい観光スポットです。お城の周りは美しい公園が整備されており、桜の名所にもなっています。

黒門市場は大阪の台所とも呼ばれる580メートルにわたる通りで、食べ歩きのメッカです。大阪の料理人が食材の調達に訪れるほか、飲食店もたくさんありグルメを堪能することができます。外国人観光客の人気が高い観光スポットでもあり、日本文化を体現している市場とも言えます。無料Wi-Fiや休憩所も設置されており、観光客にやさしい環境です。
戎橋は大阪のランドマーク的な存在で、フォトジェニックなスポットでもあります。阪神タイガースが優勝した際には、興奮した大阪府民が戎橋から道頓堀川に飛び込む姿もニュースなどでよく報道されています。派手な企業の看板が建ち並び、夜は煌びやかなネオンに圧倒されます。日本というよりは、アジアの雑踏を彷彿させる風景で、エネルギーが満ち溢れるスポットです。

ユニークな発想のみたらし小餅は食べてみる価値あり

みたらし小餅は、餅の中にタレを入れるというユニークな発想の和菓子です。小ぶりで食べやすく、万人に好まれる味なのでお土産にもピッタリですね。大阪名物でもあるので、旅行に行った際に食してみてはいかがでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 大阪の和菓子店『千鳥屋宗家』の名物土産「みたらし小餅」の特徴は?

A. 中にタレが入っている