長崎の揚げ菓子「チェリー豆」。使われる豆は?

長崎のお茶菓子といえば、白くて甘くてしょうがの風味がたまらない「チェリー豆」。ではこの「チェリー豆」は何の豆を揚げたお菓子でしょうか?

「チェリー豆」は「そら豆」を揚げた長崎・島原のお菓子!

みなさんは「チェリー豆」を食べたことがありますか?揚げた「そら豆」にしょうが味の砂糖がコーティングされていて、甘さとしょうがの風味とぽりぽりとした食感が堪らない懐かしのお菓子です。
九州地方ではお茶請けとして定番のお菓子でもあり、おばあちゃんがお茶と一緒に出してくれたり、地域の集まりの時に出てきたり、お呼ばれ先で出されたり・・・と、名前は知らなくても食べたことがある地元のなつかしの味です。
この九州人には身近なお茶菓子「チェリー豆」こと「ラッキーチェリー豆」は、長崎県島原市に本社を構える、藤田チェリー豆総本店の商品です。

長崎・島原の自然の恵みが詰まった「チェリー豆」!

ぽりぽりと歯ごたえも楽しい「チェリー豆」ですが、おいしさの秘密は、島原にあります。
まず原料の厳選されたそら豆を雲仙山麓から沸き出る「島原湧水」に、夏は一晩、冬は二晩ゆっくりと浸します。名水百選に選ばれるほど綺麗な島原湧水のミネラルがたっぷり染み込み、艶めいたそら豆をしっかりと水切りしたら、次に植物性の油でからりと揚げ、熱いうちにしょうがを使った「飴」の中に入れて味付けをします。
「飴」に使われるしょうがも、雲仙普賢岳の火山灰の土で育った「島原しょうが」を使用していて、この「島原しょうが」と砂糖・水飴・島原湧水を混ぜ合わせた秘伝の「飴」は、丁寧に甘く煮詰められ、少しざらりとした舌触りでぽりぽりのそら豆に非常にマッチします。
しっかりと飴が絡んだら、ざるに移して優しく手で混ぜ込み、こだわりと美味しさの詰まった「チェリー豆」ができあがります。

100年の歴史!長崎の特産品「チェリー豆」、由来は佐賀?!

長崎県民はもちろんのこと、九州人なら誰もが口にしたことがある「チェリー豆」は長崎のお土産としても人気です。
そんな長崎・島原銘菓の「チェリー豆」にはなんと100年もの歴史がありました。
藤田チェリー豆総本店は、1914年(大正3年)に愛媛県伊予市で創業。先代がそら豆を揚げたお菓子を作ったのがはじまりとされています。
後に佐賀県鹿島市に移ったのですが、この佐賀・鹿島は桜の名所で有名でした。この地に因んで「チェリー豆」と名づけては?と地元中学校の英語の先生からのアドバイスで名づけられたようです。
そんな「チェリー豆」は長崎の島原と口之津、熊本の長洲、福岡の大牟田の港をつなぐ汽船のお茶菓子に採用され、島原湾・有明海を越え九州各地に人気が広がります。
そして風光明媚な島原へと移転。島原の恵みに愛され、地元に愛され、2014年(平成26年)には創業100年周年を迎えられたそうです。
全国菓子大博覧会では、第17回に名誉総裁賞、第18回・第19回に審査功労賞、第20回に名誉審査功労賞、第24回には審査総長賞を受賞と数々の実績もあります。
チェリー豆のほか、うに豆やのり豆も詰め合わせた「ラッキーチェリー豆セット」は、長崎・島原市ふるさと納税の返礼品としても喜ばれています。

いろんなおいしさ!「チェリー豆」の仲間たち!

身近で懐かしいけれど、どこか上品でくせになるおいしさの「チェリー豆」。実は電子レンジに10秒かけると風味と甘みが増すという通な食べ方もあるんです。
そんな「チェリー豆」こと「ラッキーチェリー豆」ですが、他にもおいしい仲間が取りそろっています。
・うに豆・・・揚げたそら豆に生うにを使った衣を合わせた一品。おつまみにぴったり。
・のり豆・・・たっぷりのあおさのりがよく絡み、磯の香りが堪らない。
・カレー豆・・・ほどよい辛さのカレー味。スナック感覚でやみつきに。
・和三盆・・・島原産しょうがと阿波の和三盆糖が絡んだ贅沢なチェリー豆。
ほかにも、長崎ならではの「カステラ」「かす巻き」「ざぼん漬け」などがあり、オンラインショップでも手に入りますので、お茶のお供に島原の風を感じてみませんか?

ザ・ご当地検定の問題

Q.長崎の揚げ菓子「チェリー豆」。使われる豆は?

A.そら豆