長崎のご当地バーガー「佐世保バーガー」に必ず入れなければならないと決まっているものは?

「ハンバーガー伝来の地」と言われている佐世保。ご当地グルメの先駆け的存在でもある「佐世保バーガー」はどんなものをいうのでしょうか? 佐世保の名産品など何か必ず入れなければならない食材などがあるのでしょうか。

「佐世保バーガー」の定義

佐世保バーガーに必ず入れなければならないもの、実は「特になし」。「地元食材を使うこと」で、何か特定の具材があるわけではありません。定義としては、作り置きでなく注文を受けてから作り、お客様に出来立てを提供すること。

特に決まりがないので、店によってサイズも味わいもさまざま。佐世保には多くのハンバーガーショップがありますが、バンズやパティ、調味料はお店オリジナル。それぞれのお店こだわりのパティや新鮮野菜といった具材と特製ソース、バンズの味わいを楽しむのが佐世保バーガーの醍醐味です。なので、佐世保バーガーは大きな口を開けて、豪快にガブリとかぶりつきましょう。アメリカンサイズの大きなハンバーガーは、袋の外側から手のひらで少し押し潰すと、食べやすくなりますよ。

佐世保バーガーの歴史

長崎県の佐世保は旧日本海軍の基地として栄え、戦後には米海軍基地が置かれていました。そのため色んなアメリカ文化がもたらされ「佐世保バーガー」もそのひとつ。昭和25年頃、米海軍基地から直接レシピを教わり、作り始めたのがはじまりなので、佐世保は「ハンバーガー伝来の地」と言われているのです。当初は基地近くにお店があり、アメリカ人向けに販売されていましたが、やがて日本人の口に合うようにアレンジされ、「佐世保バーガー」として確立していきました。ご当地バーガーの草分け的存在とされ、地元のソウルフードとして受け継がれています。

マスコットキャラクター「佐世保バーガーボーイ」

佐世保バーガーにはマスコットキャラクターもいるのです。ハンバーガーの顔に水兵さんの恰好をした、その名も「佐世保バーガーボーイ」君。なんと、国民的大人気を誇る「それいけ!アンパンマン」でおなじみのやなせたかし先生が生みの親。手作りバーガーを食べた先生が、愛情のこもったおいしさをイメージして
作ってくれたのだそう。ガールフレンドのピンク色をした青い瞳の「させぼのボコちゃん」もかわいいです。Tシャツやステッカーなどお土産にぴったりのグッズもありますよ。

佐世保バーガーが食べられるお店

「BigMan 上京町本店」は佐世保バーガーといえばこの具材とも言える「ベーコンエッグバーガー」発祥のお店です。人気ナンバーワンはもちろん「元祖ベーコンエッグバーガー」。手作りというベーコンは、桜の原木でじっくりとスモークされ、香り豊かでとってもジューシー。他には長崎県産のブランド卵「太陽卵」、スパイスの効いたパティが挟まっており、コクのあるリンゴ入りマヨネーズとケチャップが、それらの味を引き立てています。

「ヒカリ」は、創業が昭和26年(1951)の佐世保バーガーの元祖とも言えるお店。注文を受けてからひとつ一つ手作りされ、うま味が詰まったパティと、ふわっとした食感のバンズが特徴です。チーズやベーコン、エッグの3種がトッピングされた「スペシャルバーガー」がおすすめ。

「スタミナ本舗kaya」の一押しバーガーは、なんと1日最大1,000個以上売れたこともあるという「チキンかつれつバーガー」。とにかくビックサイズに驚きます。両面をしっかりと焼いてあるフワフラのバンズ、甘すぎないスパイシーなソース、野菜も多めなので、大きさの割にはペロリと食べてしまいます。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 長崎のご当地バーガー「佐世保バーガー」に必ず入れなければならないと決まっているものは?

A. 特になし