焼酎の水割りにある果物を入れた、神奈川県小田原市のご当地ドリンクは?

旅行に行くならそこの土地にしかない郷土料理やB級グルメなど、地元の人達に親しまれている料理を味わいたいですよね。小田原に人気のご当地ドリンクがあるのを知っていますか。小田原市内の飲食店でよく飲まれています。

どんな料理にも合うスッキリした味わい

水レモンは神奈川県の小田原市発祥のご当地ドリンクです。焼酎の水割りに小田原の肩浦地区で採れたレモンを軽く絞って、8分の1に切ったレモンを入れた物で、小田原ではおなじみの飲み物。レモンのスッキリした味はいろいろな料理に合います。小田原では「小田原レモンバル」というイベントが定期的に開催されています。事前にネット予約などでチケットを購入し、チケットと一緒に渡される参加店舗マップの中から行きたい店を選びます。メニューは水レモンを中心とした「1ドリンク+1フード」です。ドリンクメニューはアルコール以外の物もあるので、お酒の飲めない方でも楽しめます。

小田原の特産品「片浦レモン」

小田原市の西部にある片浦地区では、昔から柑橘類の栽培が行われてきました。片浦レモンは相模湾に面した急斜面で育てられています。かつて片浦を訪れたドイツの建築家ブルーノ・タウトが「東洋のリヴィエラ」と称したと言われている、海と緑に囲まれた風光明媚な場所です。なぜ片浦でレモンの栽培をするようになったのかというと、レモンの輸入自由化がきっかけだそうです。

輸入レモンに使われている防カビ剤が体に害をおよぼすのではないかという事で、健康被害を心配する消費者の声が高まりました。そうした安全を求める声を受けて、片浦地区の数件の農家が農協と連携、「片浦レモン研究会」を発足してこの地区でのレモン栽培が始まりました。安心して食べられるレモンという事で作られている片浦のレモンは、厳しい栽培のルールが設けられています。農薬の散布は年に1回しか行わず散布時期は収穫期を避けるという、徹底した減農薬栽培により、安心して食べられるレモンとして知られるようになりました。片浦レモンは水レモンなど飲食店で提供される料理に使われているだけではありません。ワインやサイダーなど様々な製品に加工して、小田原の特産品として販売されています。

小田原といえばココ!

小田原観光で欠かせない場所といえば小田原城です。街のシンボルになっている小田原城は名城100選に選ばれています。歴史のある小田原城ですが、現在の天守閣は昭和35年に再建した物です。小田原城のある城址公園は桜の花見スポットとしても有名で、6月には「小田原城あじさい花菖蒲まつり」が開催されていて多くの人が訪れています。戦国時代は北条氏の本拠地になり武田信玄や上杉謙信も攻め落とす事ができなかった難攻不落の城として知られています。約40mの5階建の天守閣の中は展示室になっていて、小田原の歴史がわかる資料などが展示されています。天守閣の展望デッキからは小田原市内や相模湾を一望することができ、天気が良ければ房総半島まで見ることができるそうです。

また城址公園には「報徳二宮神社」あり、この神社は小田原出身の二宮金治郎の名前で有名な二宮尊徳翁を祀っています。境内には2件のカフェがあります。「きんじろうカフェ」には本格的なイタリアンコーヒーや、二宮金治郎が食べていた大豆をすり潰した汁物「呉汁」などのメニューや、二宮金治郎をモチーフにしたオリジナル商品を扱っています。隣の「cafe小田原柑橘クラブ」には片浦レモンや小田原みかんを使ったジュースや時期によってかわる季節のジェラートがあります。緑に囲まれたオープンカフェで、観光の合間の一休みにおすすめです。

地元のグルメを堪能しよう!

小田原には紹介した水レモンだけでなく、いろいろなご当地グルメがあります。海の側なので魚介類も豊富で干物や蒲鉾も有名ですよね。新幹線で通過されてしまいがちな駅でもあるのですが、歴史ありグルメありの小田原を満喫してみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 焼酎の水割りにある果物を入れた、神奈川県小田原市のご当地ドリンクは?

A.水レモン

Q. 二宮尊徳を祀る、神奈川県小田原市の神社は?

A. 報徳二宮神社