神奈川県横須賀市のご当地グルメ「ヨコスカネイビーバーガー」の「ネイビー」とは何のこと?

ヨコスカネイビーバーガーは、神奈川県横須賀市のご当地グルメとして2009年から販売されているハンバーガーです。ここでは、米海軍のレシピから生まれたというヨコスカネイビーバーガーの特徴や歴史、販売している店について紹介します。

ヨコスカネイビーバーガーの歴史

横須賀のご当地グルメとして有名なのが、よこすか海軍カレーです。旧日本海軍の糧食として食べられてきたカレーが由来となって1999年に誕生したもので、その美味しさが話題となり人気を集めました。よこすか海軍カレーによる町おこしが10周年を迎えた2009年、新たな名物として作られたのがヨコスカネイビーバーガーです。ヨコスカネイビーバーガーは神奈川県横須賀市にあるアメリカ海軍第7艦隊の横須賀基地から、友好の象徴として提供されたネイビーバーガーのレシピをもとに開発されています。

ハンバーガーがアメリカで誕生したのは18世紀ごろだといわれています。米海軍では20世紀初頭に、見張り要員の食事としてネイビーバーガーが提供されてきました。片手で手軽に食べられることや栄養価が高いことなどから重宝され、ネイビーバーガーは軍隊食として発展します。横須賀市ではそんな歴史あるネイビーバーガーのレシピをもとに、市内の飲食店それぞれが独自に開発したものをヨコスカネイビーバーガーと呼んでいます。ヨコスカネイビーバーガーを提供する店は2009年1月には4店舗でしたが、同年の12月には13店舗に増えるなど市内に広がって行きました。

味や特徴は?

日本のファーストフード店で提供されるハンバーガーは、さまざまな材料を用いてパテを作っていることがほとんどです。ヨコスカネイビーバーガーは一般的な日本のハンバーガーとは違い、シンプルな調理方法でできています。パテには赤身の多い牛肉を100%使用し、牛肉の味を損なわないよう味付けもシンプルです。そのため、ステーキをそのままパンで挟んだようなハンバーガーだと形容されることもあります。味付けをあまりしないところも、ソースなどさまざまな材料で味付けをする日本のハンバーガーとは異なる点です。

ヨコスカネイビーバーガーには牛肉100%使用のパテのほか、玉ねぎやトマトなどもトッピングされていることが多いです。店によってはレタスやチーズ、ベーコンや卵などがトッピングされていることがあります。ソースなどが挟まれておらず、味付けはあまりされていないことが多いため、好みによってケチャップやマスタードを自分でかけて調味します。1000グラムを超えるボリュームたっぷりなヨコスカネイビーバーガーを提供しているところもあり、2人以上でシェアして食べる方法も人気を集めています。

ヨコスカネイビーバーガーが食べられる店

ヨコスカネイビーバーガーを提供している飲食店の1つが、ハニービーです。アメリカンな雰囲気の外観と店内が特徴のハニービーは、道路を挟んで横須賀基地の目の前に位置しています。ハニービーでは、パテとレタス、トマトと玉ねぎを挟んだシンプルでボリュームたっぷりのヨコスカネイビーバーガーを堪能できます。

とにかくビッグボリュームなハンバーガーを提供しているのが、TSUNAMIという飲食店です。横須賀基地の近く、どぶ坂通りに位置するTSUNAMIではヨコスカネイビーバーガーのほかメキシコ料理も提供しています。ハンバーガーにはトマトやレタスのほかベーコンやチーズがトッピングされるなど、バンズから具材がはみ出すほどのボリュームが特徴です。また、ハンバーガーが3段重ねになったボリュームたっぷりのメニューもあり、インスタ映えを狙った人がそれを目当てに多く訪れます。

神奈川県横須賀市でご当地グルメのヨコスカネイビーバーガーを味わう

ヨコスカネイビーバーガーは、ボリュームたっぷりで牛肉本来の味を楽しめるご当地グルメです。神奈川県を訪れたら観光とともに、米海軍発祥の歴史あるネイビーバーガーをもとにしたご当地バーガーの味と見た目を楽しむのも1つの方法ですね。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 神奈川県横須賀市のご当地グルメ「ヨコスカネイビーバーガー」の「ネイビー」とは何のこと?

A.海軍