まんじゅうの中に大きな栗が丸ごとひとつ入っている、神奈川県の銘菓とは?

神奈川県の老舗和菓子店「和菓子菜の花」の代表銘菓をご紹介します。小田原土産・箱根土産として定着し、根強い人気があります。大粒の栗をまるごと1個、贅沢に使っているのが特徴です。

「月のうさぎ」ってどんなお菓子?

銘菓月のうさぎは明治38年創業、神奈川県小田原市に本店を構える「和菓子菜の花」が製造販売する和菓子です。元々は卸菓子の老舗でしたが、平成に入ってすぐ、初めての和菓子店として菜の花をオープンしました。独創的な創作菓子が話題を呼び、菜の花は瞬く間に有名店として知られるようになりました。菜の花の和菓子は可愛らしさと城下町らしい懐かしさをあわせ持つのが特徴です。菜の花では、敷地内の井戸から組み上げた水を備長炭やセラミックでろ過し、和菓子作りに使っています。不純物を取り去るだけでなく、備長炭のミネラルが染み出したお水は味がまろやかになります。こだわりのお水を使っているのですから、菜の花の和菓子がおいしいのは当然といえますね。

月のうさぎは香ばしい麦こがしの生地に上品な甘さのこし餡と、丸く大きな栗の甘露煮がごろっと入った栗まんじゅうです。半分に切ると顔を出す栗は満月のよう。ネーミングとぴったりの和菓子です。薄い生地はサクサクとしていて、表面に白い粉糖がかかっています。柔らかく煮た栗はほろほろとした食感。こし餡との相性も抜群です。洋菓子のような風味もあり、緑茶はもちろん、コーヒーにも合います。

月のうさぎには黒うさぎもある!

神奈川県の銘菓として定着した月のうさぎには、平成21年の十五夜に誕生した姉妹品の「月の黒うさぎ」が存在します。月のうさぎにはくっきりとした山吹色の栗の甘露煮が入っていますが、月の黒うさぎには栗の渋皮煮が入っています。麦こがしをたっぷりまぶした生地は粉糖がかかっていないので、外も中も黒く、まさに黒うさぎという感じ。月うさぎよりも香ばしさが際立つ、ビターな味わいが特徴です。甘さ控えめが好みなら、ほろ苦い月の黒うさぎがおすすめですよ。他にはない珍しいおまんじゅうなので、食べ比べも兼ねてぜひセットで購入しましょう!うさぎをモチーフにした可愛らしいパッケージもお土産にぴったりです。

月のうさぎはどこで買える?賞味期限と値段は?その他の人気商品も要チェック!

和菓子菜の花は神奈川県内に13店舗あり、箱根湯本駅構内・小田原駅構内の売店でも購入できます。お土産用のセット売りは、クラフト箱入りの8個入りが税込み1,850円(月のうさぎ4、月の黒うさぎ4)、10個入りが税込み2,300円(月のうさぎ5個、月の黒うさぎ5個)。化粧箱入りの15個入りが税込み3,450円(月のうさぎ10、月の黒うさぎ5)、20個入りが税込み4,600円(月のうさぎ10、月の黒うさぎ10)の4種類となっています。ちなみに8個入りと10個入りはクラフト箱、15個入り、20個入りは化粧箱に入っています。賞味期限は6日間です。お店では1個単位で購入できるので、箱買いする前に味見するのも良いでしょう。値段はどちらも1個220円です。

月のうさぎは和菓子菜の花のおすすめ商品ですが、1個110円とお手頃価格の温泉まんじゅう「箱根のお月さま。」も人気です。沖縄産の黒糖を使った薄皮まんじゅうで、しっとりとしたこし餡が入っています。小さいのにずっしりとしていて、意外と食べごたえがあるのも特徴。甘すぎず、食べやすいのでお土産に喜ばれますよ。箱根湯本駅から徒歩2分の「まんじゅう屋・菜の花」では、店頭で蒸したての箱根のお月さま。を購入できます。箱根の温泉を楽しんだあとは、ほかほかの温泉まんじゅうの食べ歩きはいかがでしょう。

神奈川県を訪れたら大粒の栗が特徴的な銘菓月のうさぎを味わってみては

銘菓月のうさぎは神奈川県を代表する定番のお土産です。特徴は月に見立てた大きな栗で、何度でも食べたくなる味わいがあります。普通の温泉まんじゅうでは物足りない人はぜひ味わってみてください。黒うさぎも一緒に連れて帰ってくださいね!

ザ・ご当地検定の問題

Q. まんじゅうの中に大きな栗が丸ごとひとつ入っている、神奈川県の銘菓は?

A.月のうさぎ