小麦粉と黒砂糖で作った生地を焼いて黒蜜に浸した、『南海堂』が製造する鹿児島土産の定番は?

『南海堂』からも発売されていて、長年鹿児島のお土産の定番となっている、とあるお菓子。小麦粉と黒砂糖で作った生地を焼いて黒蜜に浸した、そのお土産の名前は何というでしょうか?

鹿児島の定番お土産の…「げたんは」!?

鹿児島には昔から伝わるお菓子があります。黒砂糖をふんだんに使い、黒蜜をかけた、濃い茶色のお菓子、形は二等辺三角形の山型をしており先が湾曲しています。黒蜜と黒砂糖の甘い香りが堪らない「げたんは」という不思議な名前のお菓子です。
食べてみると、黒蜜のしっとり感の中に黒砂糖のざらざら感も残っていて、食感も楽しく歯ごたえも食べ応えもある、懐かしい味わいです。
県内では、おやつやお茶請けとしてスーパーなどでも購入ができますし、各家庭で作ることもあるそうです。県外へのお土産としても、その懐かしくも優しい味わいが人気で定番となっています。

「げたんは」とは、下駄の歯のこと?!

「げたんは」が作られるようになったのは、江戸時代に琉球から黒砂糖の作り方を学び、奄美諸島でサトウキビ栽培が盛んになった歴史の中で生まれたと言われています。
薩摩藩は、穀物の代わりに黒砂糖を年貢として納めていたと伝えられています。そのことから、この地域では黒砂糖を使った食文化が深く根付いたのだとか。
当時は「三角菓子」とも呼ばれていて、かつては米の集荷地だった横川町(現在の霧島市)に集まる人々をもてなすためのお茶請けとして作られていたようです。そこから地元でも馴染みのお菓子になり、現在ではお土産としても人気になりました。
鹿児島の人ならみんな食べたことがあるという「げたんは」。「げたんは」という名前は、その形が下駄の歯に似ていることに由来しており、また、黒砂糖の色合いが汚れた下駄の歯に似ているため、この名前が付けられたと言われています。
薩摩藩士の西郷どんの下駄を思わせる豪快な由来に、鹿児島らしさが垣間見えるエピソードとして親しまれています。黒蜜漬けで、素手で触るとべたつくほどに甘い「げたんは」ですが、それを囲む人々には豪快な笑顔がこぼれていたのでしょう。

定番と言えば!?「南海堂」のげたんは!

そんな「げたんは」の中でも、かなり昔にローカルCMもあったという『南海堂』の「げたんは」は、お土産店や道の駅だけではなく、スーパーなどでも買える商品です。
「げたんは」が10枚並びでパックされていて、さらに上から透明ビニール袋でパッケージされています。その袋を破っただけでも、黒砂糖の甘くていい香りが広がります。1袋 550円(税抜き)で販売されています。
また南海堂には、3つの懐かしい郷土菓子があり、げたんはのほかにも…
さつま芋芳露 しっとり柔らかく、軽い食感の九州の郷土菓子「まるぼうろ」。昔ながらの素朴なおやつを、ふんわりと香るさつま芋とほんのり甘い黒糖で南海堂ならではに仕上がっています。
さつま黒棒 たっぷり黒糖蜜を浸したしっとりの生地を乾燥させてさっくりとした食感へ。黒糖の優しい甘さが広がります。こちらも九州の郷土菓子として馴染みのある「黒棒」を、食べやすい一口サイズにしたオリジナルです。

復活を遂げたお菓子「げたんは」…!?

鹿児島のシンボル、桜島のような形の「げたんは」。実は一時期、その販売が途絶えていた時期があったそうです。ですが2000年代になり、懐かしの地域由来のお菓子として地元から推され、再び脚光を浴びました。現在、鹿児島県内で「げたんは造り教室」なども行われ、郷土菓子として後世に伝承していく働きもあります。
実は栄養たっぷりの「げたんは」。黒砂糖には、カリウムやカルシウムなどのミネラルが豊富です。白砂糖とは異なり、黒砂糖には糖分をエネルギーに変えるビタミンB1やナイアシンも含有していて、疲れた時に即エネルギーに変えてくれる性質があります。疲れた時に甘い「げたんは」を食べるのはとても有効的なのです。
そんな「げたんは」は、スーパーや催事などで全国的にも売られているそうなので、見かけたら手に取ってみてくださいね。

ザ・ご当地検定の問題

Q.小麦粉と黒砂糖で作った生地を焼いて黒蜜に浸した、『南海堂』が製造する鹿児島土産の定番は?

A.げたんは