石川県加賀市の『竹翠』で提供される「加賀やきヘルシーバーガー」は、パテにどんなものが入っている?

加賀やきヘルシーバーガーは、石川県加賀市で作られた新しいご当地グルメ。肉は使わず、加賀産の野菜をはさんだ、名前の通りヘルシーなハンバーガーです。加賀やきヘルシーバーガーとはいったいどんなものなのでしょうか?

加賀へのこだわりでつくられたヘルシーなご当地バーガー

加賀市の発展を目指す「加賀まれびと交流協議会」が企画している「加賀のかがやき」という企画の中で作られた加賀市の新しいご当地グルメの一つです。「加賀のかがやき」の定義は、まず「焼く」調理過程が入っていること、「輝き」がイメージされる表現がされていること。また、加賀の食材を使う、加賀の歴史に結びつけるなど、加賀へのこだわりがあること、そして加賀のかがやきのために作られたオリジナルメニューであることなどです。

加賀やきヘルシーバーガーは、石川県名産の「加賀れんこん」をパテに利用し、生湯葉に衣をつけて揚げた湯葉カツを乗せ、さらに地場野菜のきゅうりやパプリカなどを加えてバンズで挟んだもの。バンズの直径は20cmもあって、もちもちしたレンコンパテ、湯葉カツには食べごたえがあり、野菜だけを使ったバーガーだとはいっても満足感は十分に得られます。

加賀れんこんは、加賀藩第五代藩主・前田綱紀公のころ、18世紀のはじめあたりからすでに栽培されていたとされる伝統野菜で、300年以上の歴史を持ちます。加賀れんこんの特徴は、でんぷんが多いこと。でんぷんが多いレンコンに火を通すと、粘りが強い食感となります。その加賀れんこんを使った加賀やきヘルシーバーガーのパテは、ミートパテに負けない弾力が実現されています。

加賀やきヘルシーバーガーはどこで食べられるの?

「加賀のかがやき」プロジェクトの中で加賀やきヘルシーバーガーを開発し、販売しているのは、「加賀三湖」の一つ柴山潟の辺りにあるホテルアローレの料亭「竹翠」。「加賀のかがやき」に選ばれたメニューの中には、数件の飲食店でシェアされているものもあるようです。しかし、加賀やきヘルシーバーガーは竹翠でしか提供されていないため、加賀やきヘルシーバーガーを食べるためには、竹翠がある石川県加賀市のホテルアローレまで行く必要があります。

ホテルアローレまでは、東海道新幹線米原駅、もしくは北陸新幹線金沢駅で在来線に乗り換え、加賀温泉駅下車。加賀温泉駅からはホテルの送迎バスが出ています。もしくは、小松空港まで飛行機で行き、そこから送迎バスに乗るというルートもあります。

加賀やきヘルシーバーガーを食べられる竹翠周辺のみどころ

加賀やきヘルシーバーガーを提供している料亭「竹翠」が入っているホテルアローレの前には、広大な干潟「柴山潟」が広がっています。柴山潟の中心には巨大な噴水が設置されていて、70mもの高さの水の柱が吹き上がり、夜にはライトアップされてSNSにも映える景色を見ることができます。周遊屋形船に乗れば、噴水の近くまでいくこともできるようです。また、柴山潟には冬になるとコハクチョウの群れが越冬のために訪れることでも知られています。

柴山潟の西側には、 片山津温泉があります。 片山津温泉は、加賀藩の支藩・大聖寺藩の第二代藩主で、前田利家公の孫にあたる前田利明公が鷹狩のおり発見したと伝えられる温泉。現在温泉郷は、明治時代に行われた柴山潟の大干拓事業によって誕生しました。 片山津温泉の泉質は含塩化類弱塩類泉。神経痛や関節痛、慢性皮膚炎などに効くといわれています。明治時代の干拓によって生まれた 片山津温泉には、文化財や史跡などはありません。観光よりも、ひたすらゆっくり温泉につかりたいという人におすすめ。温泉をのんびりたのしみながら、加賀やきヘルシーバーガーに舌鼓をうつというのもよさそうです。

加賀のかがやきを食べに加賀市へ

加賀のかがやきには、加賀やきヘルシーバーガーのほかに、和食から洋食まで、洋菓子から和菓子まで、様々なメニューが認定されています。北陸新幹線が開通しアクセスしやすくなった石川県に、加賀のかがやきを食べに行ってみてはどうですか?

ザ・ご当地検定の問題

Q. 石川県加賀市の『竹翠』で提供される「加賀やきヘルシーバーガー」は、パテにどんなものが入っている?

A.レンコン