金沢市の名店『宇宙軒食堂』で、お客さんの９割が注文するといわれる名物料理とは？

昼食時などでよく利用される食堂では、ご飯にお味噌汁、メインのおかずが並んだ定食が人気ですよね。定番のメニューでも、お店によって違う味付けや盛り付けが提供されていますが、ここでは石川県金沢市で人気の定食を紹介していきます。

やみつきになる定食！

石川県金沢市は、石川県の真ん中辺りに位置するエリアです。その金沢市の金沢駅から南へ行った所、南西側が犀川に面した一帯に位置している、片町という街にある宇宙軒食堂でとんバラ定食は提供されています。金沢3強めし屋の一つに数えられるお店で、金沢の絶品B級グルメとして県内外の方に人気がある定食です。シンプルな看板にのれん以外の装飾が無い入り口、創業から長年経ったことを物語る年季の入った店内は、Uの形のカウンターにテーブル席が一つとなっていて、お客さんの目の前にある厨房で調理が行われます。

とんバラ定食は、千切りキャベツの上に載せられた、脂の多い豚バラ薄切り肉にお味噌汁、ご飯に漬物というシンプルな組み合わせの定食です。そこにタレが入れられた小鉢が添えられており、豚肉をそのタレにつけて食べます。このタレが、宇宙軒食堂が生み出した秘伝のタレで、甘さとしょっぱさが上手く絡みあった絶妙なバランスは豚肉とも相性が抜群で、病みつきになる美味しさです。リピーターも多く、女性客にも人気があり、宇宙軒食堂で注文されるメニューの約9割がとんバラ定食と言われています。また、基本的なとんバラ定食の他にも、肉が大盛りのとんバラ定食Wというメニューも提供していて、こちらは大盛りと言っても男性が食べる量としてはちょうど良い量となっています。

品切れ覚悟の人気メニュー

そして、宇宙軒食堂ではとんバラ定食以外の定食メニューも豊富で、一品料理もたくさん用意されています。ですが、その中でもとんバラ定食は老若男女を問わずひっきりなしに注文される人気メニューとなっており、お店の料理はテイクアウトも可能です。ちなみに、一緒に出されるお味噌汁は豚汁、メインの豚肉と相性の良いサブメニューも食欲を促進させます。タレを絡めて食べる豚肉はご飯が進む絶品もの、長年金沢市民に愛され続けてきたとんバラ定食は、金沢のソウルフードでもあり、観光客にとっては一度は食べたいご当地グルメなのです。

なお、宇宙軒食堂では営業時間は夜の9時までとなっていますが、売り切れ次第営業は終了しますので、お店を訪れたい方は注意が必要です。価格はとんバラ定食を始め、どれもリーズナブルで満足のできるボリュームとなっています。レトロな雰囲気で大衆的なお店ですので、気取らずに食事を楽しみたい方や、豚肉の料理が好きな方にはお勧めです。

風情のある地域が特徴的

とんバラ定食が食べられる宇宙軒食堂は、日本庭園で有名な兼六園の近くにあり、食事と共に観光も楽しむことができます。兼六園の周辺には、金沢城跡などの史跡が残されている公園や美術館、博物館や能楽堂など様々な観光スポットが立地していて、観光客も多く訪れます。武家屋敷跡や茶屋街など、歴史の匂いが残る風情豊かな地域もあり、のんびりと落ち着いた観光旅行をすることも可能です。

そして、石川県金沢市は日本海に面しているため、気候は日本海側気候となっており、一年を通して湿度が高い傾向にあります。4月～5月、10月は比較的天気が良いとされ、フェーン現象が起こると夏は気温は高くなります。冬は雪が降り、積雪する地域も多く内陸地域は豪雪を観測する時もありますが、都市部への影響はありません。