茨城県土浦市のご当地グルメ「ツェッペリンカレー」のツェッペリンって何?

茨城県のご当地グルメ「ツェッペリンカレー」は名前の由来がユニークなカレーライスです。茨城県土浦市は、名物ツェッペリンカレーにちなんで、カレーを中心とした食によるまちづくりが盛んです。

ツェッペリンカレーは地元食材が山盛り!

ご当地ラーメンやご当地カレーは各地にありますが、その中でもツェッペリンカレーは茨城県土浦市のご当地グルメとして有名です。特徴としては茨城県土浦市の特産品を盛り込んだカレーで、地元の学校給食でも出されます。ツェッペリンカレーは様々な飲食店で食べることができ、カレーのレシピも店舗により少しずつ違います。基本的なレシピは具材に生産量日本一のレンコンを使用することです。レンコンは素揚げにしてカレーの上に添えたり、他の具材とともにルーで煮込んだりします。レンコンの独特の歯ごたえが、カレーのアクセントになります。その他にも地元名産のジャガイモやニンジン、オクラなどをカレーの具材やトッピングに使用します。

ツェッペリンカレーはポークカレーで、茨城のブランド豚「ローズポーク」を用います。ローズポークはやわらかい肉質で風味が良く、飼育管理がきちんとされている美味しく安全な豚肉です。このローズポークを特製のタレでコトコト煮込むことでツェッペリンカレーに深いコクが加わります。

ツェッペリンカレーの由来は?

不思議な名前のツェッペリンカレーですが、いったいなぜツェッペリンカレーと呼ばれているのでしょうか。ツェッペリンカレーの名前は、1929年に土浦に飛来した飛行船の名前に由来があります。ドイツのツェッペリン伯号という飛行船は、その当時世界最大の飛行船でした。ツェッペリン伯号は世界一周の途中で土浦に飛来しました。巨大飛行船を一目見ようと大勢の見物客が押し寄せる一大ブームとなり、なんと4日間で約30万人もの見物客が訪れました。その際に飛行船の乗組員に地元の方がカレーをふるまいもてなしました。

このような歴史を受けてカレーによるまちづくりの取り組みが始まり、研究を重ねてツェッペリンカレーが誕生しました。毎年秋に開催されるカレーフェスティバルは、飲食店以外にも地元の主婦や学生が参加する盛大な食のイベントです。ツェッペリンカレーは地域の活性化の役割をしっかりと担っています。地元の食材をたっぷりと取り入れ、茨城県土浦市でしか味わえないご当地カレーの決定版です。

ツェッペリンカレーが食べられる場所を知りたい!

ツェッペリンカレーは茨城県土浦市内のいたる所で食べることができます。土浦市は「カレーの街」として盛り上がりを見せていますので、カレー専門店も多数あります。ツェッペリンカレーはカレーショップ以外にも、喫茶店や食堂などでも出しているところが多く、それぞれの店舗で味の工夫が違うので食べ歩いてみるのも面白いです。

ツェッペリンカレーの有名なお店としては「喫茶蔵」と「福来軒」が美味しいと評判です。「喫茶蔵」は明治時代の古い蔵をリノベーションした喫茶店です。こちらのツェッペリンカレーはライスが飛行船の形をかたどっているという特徴があります。レンコンはカレーのトッピングとして添えられています。「福来軒」はメニューにラーメンやチャーハンが並ぶ昔ながらの中華飯店です。中華のお店ですが、なぜかツェッペリンカレーも提供しています。こちらのツェッペリンカレーメンチカツには、飛行船型の大きなメンチカツがトッピングされます。メンチカツの中には大きめに切られた特産のレンコンが入っていてシャキシャキとした歯ごたえを楽しめます。

ツェッペリンカレーで茨城県の名産品を味わおう!

ツェッペリンカレーはドイツの大型飛行船に由来を持つご当地グルメです。一度聞いたら忘れないユニークな名前と、地元の特産品をたっぷりと使用したコクのある味が特徴のカレーライスです。カレーの街茨城県土浦市でツェッペリンカレーを味わってみませんか?

ザ・ご当地検定の問題

Q. 茨城県土浦市のご当地グルメ「ツェッペリンカレー」のツェッペリンとは何に由来する?

A.飛行船の名前