茨城県の郷土料理である「そぼろ納豆」は、納豆に何を合わせたもの?

茨城県の特産品としても有名な納豆ですが、他にも美味しい食べ方があるのを知っていますか。茨城県ではそぼろ納豆というメニューが有名で多くの方が注目しています。今回は、その注目のそぼろ納豆についてご紹介します。

茨城県と納豆の歴史

茨城県は納豆でも有名ですが、なぜこれだけ広まっているのでしょうか。そもそも納豆は作ろうと思ってできたものではなく、たまたま発酵してできたものです。その歴史は古く1000年代まで遡ります。当時、源義家とその家来は旅の途中で水戸市郊外を訪れ宿泊し、その時に家来が馬の飼料のため煮豆を作り藁で包んでいました。しかし、知らない間に発酵して豆が糸を引いていたのです。これを見た家来が食べてみると、意外にも美味しかったため義家にも献じることになります。そこから将軍に献上するという風習が広がるようになり、将軍に納める豆であることから納豆と呼ぶようになったのです。しかし、これだけが理由で全国各地に広がったわけではありません。茨城県の水戸といえば偕楽園を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。偕楽園は梅の咲くシーズンになると全国各地からさまざまな観光客が訪れることでも知られています。

実は当時、この観梅のシーズンに合わせて、売り子が納豆を販売していたという記録もあるのです。その販売は地元や町内にとどまらず、時には六街道五里など四方への販売も手掛けていたとされていてます。このように水戸でできた納豆はさまざまな方法を経て、全国的に広がっていったのです。

そぼろ納豆とはどんなもの?

そぼろ納豆は江戸時代から伝わる茨城県の郷土料理で、地元はもちろん全国的にも多くの方に親しまれています。そぼろと聞くと肉をほぐしたものを想像される方も多いですがそもそも、そぼろには細かく刻んだという意味があります。そぼろ納豆もその意味あいが強く、細かい小粒の納豆です。また、そぼろ納豆と呼ばれてはいますが、醤油などの調味料に漬け込んで作っているため、納豆の漬物と捉えられています。納豆自体も比較的日持ちしやすい食べ物ではありますが、そぼろ納豆の場合は塩漬けした大根を加え醤油に浸ける分、塩分も多くなります。塩分が加わることで、より日持ちしやすくなり食品としても扱いやすくなるのです。さらに、そぼろ納豆の魅力はそれだけではありません。そぼろ納豆は普通の納豆にはない食感が楽しめます。

刻んで入れた切り干し大根はシャキシャキとした新しい食感がしますし納豆との相性も抜群です。またそぼろ納豆は小粒で食べやすいため、お茶漬けやお酒の肴などにも最適です。レシピも簡単ですから、ご家庭で作ることもできますよ。いろんな食べ方が楽しめるそぼろ納豆を作ってみるのも良いですね。

そぼろ納豆でブランド力を高める茨城県

茨城県水戸市では全国の自治体の中でも納豆の年間支出金は上位にあり、そのブランド力維持に力を入れていることがわかります。水戸は納豆の生産メーカーが最も多く、全国納豆協同組合連合会にも多くのメーカーが登録しています。茨城県の納豆は小粒が多くそぼろ納豆としても親しまれていますが、なぜ小粒が多いのか知っていますか。もともと茨城県では台風などの災害が多かったため、食物をなるべく早く収穫しなければなりませんでした。

そのため、おのずと小粒の大豆が増え納豆にも広がっていったといわれています。もともと収穫しやすい環境にあったわけでなく、むしろ収穫しづらい環境だった茨城県ですが、メーカーや農家の方が知恵を出し、より多くの人に納豆を届けられるよう努力してきたのです。今でこそ茨城県といえば、納豆というイメージが定着していますが、ここまで維持していくにはメーカー、農家の方、自治体がそれぞれ努力を積み重ねた結果だといえます。

そぼろ納豆は歴史と努力の結晶

茨城県のそぼろ納豆は多くの人に親しまれていますが、その歴史は古くさまざまな方が努力して作り上げてきたものです。そのため納豆のなかでも特別な存在といえます。気になった方は、茨城県で本場のそぼろ納豆を食べてみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 茨城県の郷土料理である「そぼろ納豆」は、納豆に何を合わせたもの?

A.切り干し大根

Q. 納豆に切り干し大根を合わせた、茨城県水戸市の伝統的な惣菜は?

A.そぼろ納豆