神戸市北区で栽培されている「神戸ルージュ」といえば何の品種?

意外に思われるかもしれませんが、神戸は果物の産地でもあります。神戸市北区では『神戸ルージュ』という何とも華やかでおしゃれな名前の果物が作られているのです。それは何でしょうか?

神戸生まれの幻のイチゴ

『神戸ルージュ』は神戸市北区大沢(おおぞう)町で生産されています。このイチゴ、元々は昭和35年に神戸市が開発した唯一のイチゴの品種『神戸1号』で、円すい形の実が揃い、果肉がしっかりしていて出荷時の傷みも少ないといった特徴から、露地栽培用の品種として栽培されていました。しかしその後、ビニールハウスの栽培が主流になるにつれて、栽培されなくなっていきました。それが平成23年に農業活性化による町おこしの一環として栽培が復活されることになり、本格的な生産が始まっています。

『神戸ルージュ』はこの『神戸1号』の愛称で、神戸市の市長によって神戸のハイカラなイメージを表現して名付けられました。

鮮やかな赤色が特徴の『神戸ルージュ』

露地栽培で作られていた神戸ルージュを安定して育てられるように、ビニールハウスでの栽培に変えられました。様々な試行錯誤を繰り返しながら、ようやくできた神戸ルージュは昔ながらのやや酸味が強い、甘すぎず爽やかな味わいが特徴です。果肉はやや硬めですが、かじれば中は鮮やかな赤色をしています。

まるでテーマパークな道の駅

『神戸ルージュ』のふるさと、神戸市北区大沢町にはテーマパークのような道の駅があります。2017年にオーブンした『神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢』は、中世ヨーロッパ風の街並みが再現された建物が並んでいます。食事や買い物が楽しめるのはもちろん、園内では遊園地やゴーカート、温泉、バーベキュー場、ドッグランなどがあり、一日中遊ぶことができます。夏から秋にかけては、もぎたて食べ放題のフルーツ狩りを楽しめるガーデンもあり、四季折々の果実も堪能できます。

実は自然がいっぱい神戸

神戸と言えば、おしゃれでハイソな港町に中華街といった都会的なイメージがありませんか? じつは『神戸ルージュ』が作られている神戸市北区を始め、北神戸は自然豊かで見どころもたくさんあるのです。

まずは六甲山。プロ野球チーム・阪神タイガースの球団歌『六甲おろし』は六甲山系から吹き降ろす山嵐を言います。六甲山は駅からのアプローチがしやすく、関西一円から登山者がやってきます。さすがに登山はちょっと…という方もご安心を。車やケーブルカーにロープウェイ、バスでも山上まで行くことができます。山上には観光スポットいっぱい。『六甲山カンツリーハウス』はパターゴルフやペダルボートなど自然を活かした遊具で遊ぶことができ、自然の中で楽しめるバーベキューや芋掘りなどができる体験農園やもあります。

またスリルと感動が味わえる本格的なアスレチックが体験できるのが、六甲山フィールド・アスレチックです。大自然の中に作られたコースはワイルドで、子供から大人まで楽しめます。

『神戸市立森林植物園』は80年を迎える由緒ある植物園。六甲山の自然を活かした植物園で世界の樹木などを見ることができ、一年を通して様々な植物を楽しめます。

そして、自然の中で遊び疲れたら『六甲ガーデンテラス』にどうぞ。レストランやカフェ、おしゃれな雑貨店があり、テラスでからは明石海峡から大阪平野、関西国際空港まで見渡せます。夜ともなれば星をちりばめたように輝く神戸の夜景が見られ、デートスポットとしても人気です。

港町だけじゃない神戸の魅力はまだまだあるので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 神戸市北区で栽培されている「神戸ルージュ」といえば何の品種?

A. イチゴ