大人から子どもまで大人気!ハローキティをモチーフにした高崎駅の名物駅弁とは?

群馬県高崎駅にハローキティをモチーフにした名物駅弁があります。子どもばかりでなく、 ハロー キティをこよなく愛する大人達にも大人気になっています。その魅力と歴史はどのようなものなのか紹介していきます。

見た目の愛らしさにメロメロ!しかもお味も本格的で美味しい!

そのお弁当の名前は「ハローキティのだるま弁当」。大人でも見た瞬間に思わず声をあげてしまうほど愛らしいお弁当です。お弁当を包んでいるきんちゃく袋から、もうすでにハローキティ柄になっています。容器はもちろん真っ赤なだるまの形のキティちゃん、そして箸袋までもがキティちゃんと、キティ好きにとってはまさに夢のような駅弁だといえるでしょう。そして容器をあけるとなんと中にもキティが!可愛いキティの顔がついたかまぼことウィンナーに視線がくぎ付けになってしまいます。

中身はハンバーグなどのおかずの乗った鳥そぼろ弁当です。お味の方は鳥そぼろがしっかりした味付けで、ご飯との相性もバツグン!ふわふわとした卵とハンバーグも美味しくいただけます。可愛いからといって決して子ども向けの味付けというわけではなく、本格的な大人向けの味の駅弁だといえます。全体が釜飯になっている復刻だるま弁当とはまた違った中身で、大人から子どもまで楽しむことができます。彼女やキティ好きの友人へのお土産としても喜ばれることでしょう。もちろん食べたあとの容器は持ち帰ってお弁当箱に利用できますし、ふたを閉めれば立てることもできるので飾りとしても使うこともできます。旅の想い出としてご当地キティといっしょに部屋に飾っておいても素敵ですね!

ハローキティのだるま弁当の販売会社「たかべん」の歴史

ハローキティのだるま弁当を販売している高崎弁当株式会社は、地元では「たかべん」の愛称で親しまれています。明治17年の上越線の開通にともない、高崎駅でおにぎりを販売したことから駅弁販売事業をスタートさせました。昭和9年には「鳥めし弁当」の販売を開始、昭和35年には後に高崎駅の名物駅弁にもなる「だるま弁当」の販売を始めました。その後、昭和48年には初期の瀬戸容器を衛生的で軽いプラスチック容器に変更。昭和56年の上越新幹線開業、平成9年の長野新幹線開業を経て、平成12年、ついにサンリオの人気キャラクター、ハローキティの形の容器に入った「ハローキティのだるま弁当」の販売が開始されました。

高崎市特産の高崎だるまには長い伝統と文化がある

群馬県高崎市はだるまが特産です。高崎だるまは二百年余りの歴史がある伝統工芸品で、木型に紙を重ねて貼り付け十分に乾かしてから型からはずす「張子」という手法でつくられています。眉は鶴、ヒゲは亀を表していて全体にふくよかな丸い形が特徴です。縁起の良い鶴亀が描かれていることから「福だるま」「縁起だるま」とも呼ばれており、両肩に金文字で家内安全や大願成就などの文字が、お腹の部分には福入の文字が書かれています。このような文字入りのだるまというのは全国にもとても珍しいものです。

「高崎談図抄」という文政十二(1829)年の文献の中には高崎だるまに関する文章と版画があり、田町の市でだるまを買い求める人々の生き生きとした様子が描かれていました。「お江戸見たけりゃ高崎田町、紺ののれんがひらひらと」とうたわれたほど当時の田町の市はにぎわっていたらしく、そんな中でも高崎だるまは特に庶民の文化に根付いていたものと思われます。毎年行われる高崎市のだるま市は、特大だるまの展示や無料の絵馬の配布など数々のイベントやパフォーマンスでにぎわいます。是非一度高崎のまちを訪れて、その伝統文化に触れてみてはいかがでしょうか。

愛らしいハローキティのだるま弁当は群馬県高崎駅の名物駅弁

群馬県の高崎駅で販売されている名物駅弁、ハローキティのだるま弁当は、大人から子供までが楽しんで味わうことのできる可愛らしい駅弁です。食べ終わった容器はお弁当箱としても利用できます。お土産として購入しても喜ばれるでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 群馬県の高崎駅で販売されている名物駅弁といえば、「ハローキティの何弁当」?

A.だるま弁当

Q. 二百年余りの歴史を持つ、群馬県高崎市の特産である伝統工芸品は?

A.高崎だるま