秋田県「木村屋」の名物!ある野菜を使った大福を徹底紹介!

秋田県横手市にある老舗和菓子店「木村屋」には、ある野菜を使った大福が人気です。意外な組み合わせのお菓子ですが、可愛らしいパッケージと木村屋のこだわりの製法で非常に味わい深い名産に仕上がっています。この記事ではその大福についてまとめました。

木村屋とまと大福はどんなお菓子?

木村屋で人気の野菜を使った大福は「とまと大福」です。その名の通り大福の中にトマトジャムをくるんだ白餡が入っている新感覚スイーツ。トマトの爽やかな味わいで注目され、人気が急上昇しています。とまと大福のこだわりは、餡を練る時には水を一滴も使わずトマトジュースだけを使用していること。トマトジュースだけで餡を練ることで、トマトの風味を最大限に活かした白餡が出来上がります。その白餡にトマトジャムをくるんで大福の中に入れることで三重構造となり、半分に切ると色鮮やかさが際立って見た目にも美しい印象を与えます。

トマトジャムに使用されているトマトの品種は、横手市が作っているミニトマト「シシリアンルージュ」。シシリアンルージュは濃厚な味わいが特長で、熱を加えるとさらに味が引き立つ利点があるため料理やお菓子にぴったりの品種です。とまと大福はひとくちサイズなので、気軽に食べることができるお菓子。常温で食べてもおいしいのはもちろん、冷やすとさらにトマトの風味を感じておいしく食べられます。

木村屋のとまと大福はどこで購入できる?

とまと大福を販売している木村屋は、秋田県横手市にある老舗和菓子店。創業は明治35(1902)年と長い歴史を誇り、季節ごとの旬の果物を使ったお菓子や横手市の伝統行事である「かまくら」をモチーフにしたお菓子を販売しています。横手市内には本店と支店がありますので、とまと大福は店舗で購入が可能です。秋田空港でも販売していますので、飛行機を待つ時間に購入することができます。お取り寄せを考えている人には、木村屋のホームページから購入も可能です。とまと大福は店頭・通販共に6個入り972円のリーズナブルな商品から販売していますので、手軽に購入できるのも魅力のひとつ。他にも8個入りと12個入りも販売されています。

木村屋とまと大福を生んだ秋田県横手市はどんな都市?

とまと大福を販売している木村屋の所在地は秋田県横手市。横手市は2005年にかつての横手市と平鹿郡の町村を合併し、大きさは県庁所在地の秋田市に次ぐ第二位となるほどの人口の多さを誇ります。地理的に面積の大きな横手市は、果物や野菜の名産地としても有名な市。果物は市花であるリンゴの他に洋ナシ・ブドウ・サクランボなど種類が豊富です。野菜は長ネギやキュウリなど食卓でもおなじみの野菜はもちろん、トマト作りも盛んです。特にトマトは通常の大きさのものとミニトマトどちらにも力を入れて作られており、とまと大福のような新感覚スイーツが誕生したのもこのような熱心なトマト栽培が背景にあります。

横手市は伝統行事が多く、特に冬の一大イベントである「かまくら」は全国的に知名度が高い行事。かまくらは元々小正月に行われ、降り積もった雪を洞の形に積み上げ、その中に水神を祀る祭壇を作ります。かまくらは秋田県内の横手・六郷・楢山の各地方で盛んな行事ですが、特に横手のかまくらは450年以上の長い歴史があり横手市のシンボルとなっています。他にもご当地グルメとして「横手焼きそば」がとても有名です。横手焼そばはキャベツや豚肉を具にした焼きそばに目玉焼きを乗せたもので、その歴史は戦後まもない1950年代までさかのぼります。静岡県富士見市の富士見焼きそばや群馬県太田市の太田焼そばと並んで3大焼きそばと呼ばれるほどの人気です。全国B級グルメ大会でおなじみの「B-1グランプリ」では2009年度に見事優勝をしました。このように横手市は伝統・食文化が盛んで非常に魅力的な都市として県内外から注目を集めています。

秋田県産のトマトを使った木村屋のとまと大福を食べてみよう!

秋田県を代表するお菓子・木村屋のとまと大福は、横手市で取れたトマトをふんだんに使った新感覚スイーツ。野菜と大福の意外な組み合わせですが、鮮やかな見た目にさっぱりとした味わいが人気を呼んでいます。ぜひ食べてみて下さい。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 秋田県の『木村屋』が製造している、ある野菜を使った大福といえば?

A.とまと大福