秋田県能代市のご当地グルメは何焼き?

白秋田県能代市の名産品として関東を中心に出荷されている野菜をご紹介します。太くて柔らかく、加熱すると甘みが出ることから、県内外で大人気。その野菜を使ったご当地グルメも誕生しています。

能代市を代表する名産品

能代市でネギ栽培が始まったのは昭和25年頃ですが、当時は冬場の収入を得るため地元の農家が個々に行っていました。その後昭和40年代に入り作付面積が拡大、能代市は秋冬ねぎを栽培する国の野菜指定産地となります(昭和47年)。この秋冬ねぎが白神ねぎとして商法登録されたのは平成24年のこと。その後ねぎの品質向上と、通年出荷するための栽培技術を確立、安定して市場に出荷できるシステムを整えることに成功しました。平成26年白神ねぎの販売額が10億円に達し、平成29年には14億円を突破、白神ねぎはその人気を不動のものとします。能代市のマスコットキャラクター・ねぎー菜は、白神ねぎがモチーフにして誕生しましたし、能代市が設置したねぎ課は、白神ねぎの生産拡大と推進を目指す専門の課です。このように、白神ねぎは能代市を代表する名産品となっています。

ネギの白い部分はビタミンCが、緑色の部分はベータカロチンやカリウム、カルシウムが多く含まれています。ネギ独特の香りはアリシンという成分によるものですが、アリシンにはビタミンB群の吸収を助けるほか体を温めたり胃腸の働きを活発にさせる働きがあります。白神山地の豊かな大地で育った白神ねぎには、こうした栄養成分が豊富に含まれているので、美味しく食べて健康維持つなげるにはにぴったりの食材と言えるでしょう。

白神ねぎに向いている料理とご当地グルメ

白神ねぎは、収穫される時期によって秋冬ねぎ・雪中ねぎ・春ねぎ・夏ねぎなどと呼ばれています。緑と白のコントラストが美しく、新鮮なねぎは爽やかな香りが特徴的。生のネギの苦味はまろやかで、シャキシャキとした歯ごたえがあり、サラダや鍋物と良く合います。焼くと甘みが出るため、炒めものやねぎ巻きなど子供向きの料理にも使えます。煮物に使うと良いだしが出て美味しくなりますし、ねぎのとろける食感を楽しめます。白神ねぎはスーパーや小売店、大手通販サイトなどで販売されている他、能代市内では直売所でも購入可能です。

秋田のご当地グルメには、きりたんぽやしょっつる鍋がありますが、シャキシャキとした歯ごたえを持つ白神ねぎは、料理に欠かせない定番食材になっています。太くて柔らかい白神ねぎは焼き物にぴったりで、白神ねぎ焼きは能代市を代表するご当地グルメ。焼いて甘くなった焼きネギは、いくつでも食べられそうです。能代市のホームページには、能代市地産地消協力店として登録されたお店が紹介されていますが、そこには白神ねぎ焼きのほか、焼きネギ味噌ピザや白神ねぎをふんだんに使った豚しゃぶなど、白神ねぎを使ったユニークなご当地メニューが登場しています。白神ねぎ生ふりかけや白神ねぎラー油といった、白神ねぎの知名度アップを目的にした商品開発も行われていて、白神ねぎを使ったグルメの幅は広がります。

能代市について

白神ねぎが栽培されている白神山地は、ユネスコの世界自然遺産に登録されたことでも知られています。ブナの自然森がゆったりと広がる白神山地には、ドライブやトレッキングなどを楽しむ観光客が多く訪れます。広大な松林が見事な風の松原があるのも能代市です。能代七夕天空の不夜城や能代役七夕など、歴史ある七夕行事も観光としての人気が高く、全国の有名なお祭りが集まるパレードは、能代市を代表する一大イベントとして定着しています。

グルメという面から見ると、秋田県能代市は名産品の宝庫。白神ねぎのほかに白神みょうが、白神キャベツ、白神アスパラ、山うどといった食材が生産されています。海の幸も豊富で、ガザミやブリ、ワタリガニ、ハタハタなど日本海で水揚げされた新鮮な魚介類を堪能できます。米代川で捕れたヤツメウナギを使ったヤツメウナギ鍋、つるつるとした食感が自慢の能代うどんも能代市名物です。

能代市で白神ねぎ焼きとご当地グルメを堪能しよう

白神ねぎのふるさと秋田県能代市では、白神ねぎ焼きといったご当地グルメを堪能できるほか、直売所では白神ねぎを手にすることも可能です。能代市は観光地としての顔を持っていますし、白神ねぎ以外の名産品も豊富なので、心もお腹も満足できるでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 秋田県能代市のご当地グルメ「白神○○焼き」。○○に入るのは?

A.ネギ