新潟県妙高市のB級グルメとして有名な焼きそばとは?

静岡県富士宮市の富士宮焼きそばや秋田県横手市の横手焼きそばなど、日本の色々な地域にあるご当地焼きそば。そんな焼きそばですが、新潟県妙高市にも有名なご当地焼きそばがあります。いったい、どんな焼きそばなのでしょうか?

上越地方は焼きそばで盛り上がりを見せている地域

新潟県の南西部の上越地方には、上越市、糸魚川市、妙高市の3つの市があります。この3市は全て焼きそばで盛り上がりを見せているところ。しかもただの焼きそばではありません。一般的に焼きそばといえば、中華麺を肉や野菜と炒め、そこにウスターソースで味付けして作るものといったイメージを持っている方が多いことでしょう。なので、見た目の色はソース色の茶色をしているのが一般的。ですが、上越地方の3市のご当地焼きそばは、全て茶色ではなく、インパクトのある色をしているのが特徴です。

上越市のご当地焼きそばは白色、糸魚川市のご当地焼きそばは黒色、そして妙高市のご当地焼きそばは赤色をしています。上越市のご当地焼きそばは、その名も謙信公 義の塩ホワイト焼きそばといい、上越産コシヒカリの米粉30%入りの麺に上越の食材を使った海鮮風の焼きそばです。上越の雪のイメージである白をベースにした、優しい味の焼きそばになっています。糸魚川のご当地焼きそばは糸魚川ブラック焼きそばといい、新潟産のイカとイカ墨を使った真っ黒な麺が特徴。そして妙高市のご当地焼きそばは、妙高赤倉温泉レッド焼きそばといいます。この3市は、2012年に上越三食同麺(盟)を締結。県外へも積極的にアピールしています。

真っ赤な麺の妙高赤倉温泉レッド焼きそば

新潟県妙高市のご当地焼きそばである妙高赤倉温泉レッド焼きそばは、インパクト大の真っ赤な麺の焼きそばです。地名の赤倉にちなんで、赤い焼きそばが誕生したようです。見るからに辛そうな赤色ですが、この赤倉温泉レッド焼きそばは色に反して全く辛くありません。何故なら、麺の赤色は唐辛子を使って出している色ではないからです。この妙高赤倉温泉レッド焼きそばの赤色は、パプリカやトマトなどの高原野菜を使ったソースの色。麺は妙高山の米粉を30%使った太麺なので、ソースの赤色が麺に絡んで真っ赤な色になります。

麺とソース以外のトッピングは、ご当地食材なら何を使ってもいいとされているため、提供しているお店によって様々。妙高赤倉温泉レッド焼きそばの元祖店・お食事処みよしやでは、上に温泉卵と地元産の大葉が添えられています。

妙高赤倉温泉レッド焼きそばをご当地グルメとしている赤倉温泉は、岡倉天心など多くの文化人に愛された温泉地です。7つの温泉地が集まった妙高高原温泉郷の1つで、温泉ソムリエ協会が認定する民間資格である「温泉ソムリエ」の発祥地でもあります。赤倉温泉の泉質は、美白効果や美肌効果が期待でき、美人の湯としても知られる温泉です。

自然豊かな新潟県妙高市にある滝

自然豊かな地域である新潟県妙高市は、苗名滝やよもしろうの滝などの滝があります。苗名滝は、日本の滝百選の1つに選ばれている滝で、落差は55メートル。雪解け水が流れ込んで大量の水が落ちる、迫力ある風景が楽しめる春や、周りの自然が美しく紅葉する秋が人気。また、遊歩道が整備されており、自然の中を散策することで癒し効果も期待できます。

よもしろうの滝は、与茂四郎という炭焼きの若者の純愛伝説が残っている滝。恋人の好きなイワナを取ろうとし、誤って滝に落下して亡くなってしまった与茂四郎。その恋人も与茂四郎の死を悲しみ、滝つぼに身を投げて亡くなってしまったという伝説から、よもしろうの滝と名付けられたそうです。この滝は、秋には周りの紅葉した景色と調和した美しい姿が見られます。

レッド焼きそばを食べに新潟県妙高市へ

見た目のインパクトが絶大の、新潟県妙高市の妙高赤倉温泉レッド焼きそば。そんな妙高赤倉温泉レッド焼きそばを食べに、新潟県妙高市へ行ってみてはいかがでしょうか?新潟県妙高市には、温泉がたくさんあっておすすめですよ。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 新潟県妙高市のB級グルメ「○○焼きそば」。○○に入るのは?

A.レッド

Q. 新潟県妙高市にある、日本の滝百選にも選ばれている滝は?

A. 苗名滝