新潟市の『せきとり本店』で名物となっている新潟県のご当地グルメといえば?

新潟県新潟市のせきとり本店で名物となっているご当地グルメをご紹介します。スパイシーなカレー味の組み合わせが特徴です。その美味しさの秘密をご紹介します。

せきとり本店といえば元祖半身揚げ

鶏の唐揚げと聞くと、多くの人は一口サイズの唐揚げを想像すると思いますが、新潟県で鶏の唐揚げというと せきとり本店の半身揚げを想像する人が多いのではないでしょうか。せきとり本店の半身揚げは大胆にも鶏の半身をまるごと揚げたもので、その特徴はなんといっても食欲をそそるカレー味です。表面はパリパリしているのに、その中身はジューシーで柔らか。食べ始めたら手が止まらないほどの美味しさです。また、半身揚げにする事により、むね肉やモモ、ササミとそれぞれの食感と味を楽しむ事が出来るのです。ご飯やお酒のお供としてその辛さが癖になるせきとり本店の半身揚げはいかがでしょうか。

せきとり本店の半身揚げがなぜこれほどまでにジューシーで美味しいのか。それは、せきとり本店の歩んだ歴史と関係があります。せきとり本店は、戦前は養鶏場所を営んでいました。戦後、初代が屋台でカレー味の半身揚げを販売し始めました。その理由は、戦後の食料事情と関係があります。たくさん食べたいと思っても、食べる物さえ自由に手に入らなかった時代。唐揚げを作る為に肉を細かく切ると捨てる部分が増えます。そこで誕生したのが半身揚げでした。大きくて安い事から半身揚げはすぐに大ヒットしました。せきとり本店の半身揚げのジューシーさは、鶏肉に精通しているからこそ、良質な鶏肉を見抜く事が出来たからです。国産鶏肉100%にこだわり、味が染み込みやすいように同じ油を使って揚げられています。せきとり本店の半身揚げが愛されているのは、食べ物を大事にしてきた初代のこだわりが詰まっているからなのです。

良質な鶏肉の魅力を更に引き出すのが、やはり味付けに使われているカレー味です。スパイスの配合にこだわり、一羽ずつ丁寧にカレー粉と塩をまぶしているからこそ、あのやみつきになる味が完成するのです。なぜカレー味なのかというと、それは新潟県ではカレー粉の人気が高かったからです。大人から子供まで親しみのあるカレー味にする事で、鶏肉の脂と合わさり、やみつきになる味が完成するのです。そして、せきとり本店では注文が入ってから揚げ始めるので、いつでも出来立ての熱々を堪能する事が出来ます。せきとり本店は新潟県新潟市中央区窪田町3-199にあり、16時30分から22時まで営業していますので、新潟県を訪れた時には、ぜひ出来たてを頬張って、その香ばしい香りと鶏肉本来の美味しさを味わって欲しいです。

新潟県でカレー味が愛される理由

新潟県で唐揚げといえば、せきとり本店の半身揚げなのですが、その特徴はスパイシーなカレー味です。新潟県ではカレー味はかなり人気が高いのです。カレールウの購入率が高く、カレー味の料理もたくさんあります。なぜ、新潟県でこんなにカレー味が人気なのかというと、そこには一人のイタリア人の男性が関係していました。明治時代、まだ洋食が珍しかった頃に、フランスのサーカス団のコックとして来日していたイタリア人のピエトロ・ミリオーネが、新潟市でイタリア軒という洋食屋を開店しました。そして、イタリア軒のメニューの中にカレーライスがあったのです。その味にたちまち新潟市の人々は夢中になりました。それからというもの、カレー味は新潟県の人々にとってなくてはならない存在となりました。もし、ピエトロ・ミリオーネがイタリア軒を始めなかったら、カレー味がこれほど愛される事はなかったかもしれません。せきとり本店の半身揚げとカレー粉の出会いは、奇跡的な事だったのかもしれません。

新潟県の唐揚げといえば、カレー味が特徴のせきとり本店半身揚げ

新潟県で唐揚げといえば、新潟市にあるせきとり本店の半身揚げが有名です。カレー味が特徴的な半身揚げの美味しさは、全国からあげグランプリ半身揚げ部門で最高金賞を受賞したほどです。新潟市を訪れた時には、ぜひその豪快な美味しさを味わってください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 新潟市の『せきとり本店』で名物となっている新潟県のご当地グルメといえば?

A.半身揚げ