「わらで縛っても崩れない」と評判の、富山県五箇山の名物は?

「わらで縛っても崩れない」と評判の、富山県五箇山の名物をご紹介します。一般的には柔らかい食べ物なのですが、なぜ五箇山のそれは堅いのでしょうか。その秘密に迫ります。

五箇山の豆腐はなぜ堅いのか

日本に豆腐が伝わったのはいつのことなのでしょうか。それは、奈良時代あるいは平安時代であると考えられています。遣唐使が、現在の中国である唐で豆腐の作り方を学び、その技術を日本へ持ち帰ったという説があるからです。日本へ伝わった豆腐は、現在の豆腐のイメージとは異なる堅い豆腐でした。富山県五箇山で作られている豆腐には、その原型が残っているのです。

私たちが食べなれているやわらかい豆腐が作られるようになったのは、江戸時代に豆腐屋が現れたことがきっかけになります。しかし、五箇山のような山々で囲まれた場所には、豆腐屋がありませんでした。そのため、五箇山の豆腐は各家庭で手作りされ、古くからの原型が残った堅い豆腐のままになったのです。その堅さは、「わらで縛っても崩れない」ほどです。

五箇山の豆腐の作り方、食べ方

「わらで縛っても崩れない」という特徴をもつ五箇山の豆腐ですが、なぜそんなに堅くなるのでしょうか。その秘密は、作り方にあります。豆腐をかためる際、水を抜くために半日程重石をのせておくのです。すると、豆腐の身がぎゅっとなり、水気が少ない濃厚で堅い豆腐になります。水気が少ない五箇山の豆腐は、薄く切ったりするのも簡単で、料理をする上で扱いやすいです。また、普通は水切りが必要なレシピであっても、五箇山の豆腐を使えば水切りも不要です。

五箇山の豆腐は、薄くスライスしてお刺身のように食べることができます。生で食べることで、その独特な堅い食感を楽しむことができます。また、崩れにくいので、田楽やステーキに調理するのにも適しています。その他、油で揚げると、堅さがやわらぎなめらかな食感になるので、揚げ出し豆腐やパン粉を付けてフライにすると、また違った味わいとなります。

世界文化遺産を観光。もちろんお土産には五箇山の豆腐

五箇山の合掌造り集落は、1995年に「世界文化遺産」に指定されました。「世界文化遺産」に指定された集落は2つあり、1つは「相倉合掌造り集落」、もう一つは「菅沼合掌造り集落」です。相倉集落は、標高約400mの河岸の段丘にあり、そこには20の合掌造りが存在しています。20の家屋のうち、多くは江戸時代末期から明治時代にかけて建てられたものですが、中には20世紀前半に建てられたような新しい家屋もあります。相倉集落の中には、「相倉民族館」や「相倉伝統産業館」があり、相倉集落について学ぶことができます。6件の宿泊施設があるので、相倉集落に泊まることも可能です。

また、菅沼集落は、標高約330mの河岸の段丘にあります。相川集落の合掌造りは9棟です。集落の中には、「五箇山民族館」や「塩硝子の館」があります。「塩硝子」とは火薬の原料のことで、江戸時代の五箇山では、塩硝子の製造が盛んとなっていました。菅沼集落には、食事処や土産物屋はありますが、宿泊施設はありません。

相川集落から車で10分ほどのところに、「喜平商店」という五箇山とうふのお店があります。およそ800gの五箇山とうふや、油あげ、「いぶりとっぺ」という燻製した五箇山とうふを購入することができます。外からになりますが、工場の見学をすることができたり、事前に予約を入れれば、にがり入れ体験をさせてもらうこともできます。全国発送に対応している商品もあるので、気に入れば、自宅に帰ってからお取り寄せすることが可能です。

堅さが特徴の五箇山の豆腐

富山県五箇山では、「わらで縛っても崩れない」という特徴をもつ堅い豆腐が作られています。その豆腐は、豆腐の原型とも言われているもので、重石を使ってしっかりと豆腐から水を抜くことで、独特の堅さを生み出しているのです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 「わらで縛っても崩れない」と評判の、富山県五箇山の名物は?

A.豆腐