富山県でよく水揚げされる、ある昆虫の名前がついたイカとは?

富山県で水揚げされるとあるイカは、とても鮮度が良くさまざまな調理法で楽しむことができます。旬の時期は3月から5月と短いですが、その時期に富山を訪れると旬の味覚をめいっぱい楽しむことができるでしょう。

富定置網漁業なので新鮮!

豊かな海の幸で知られる富山県ですが、中でもホタルイカは特に有名で県内各所の漁港で水揚げされています。富山県での漁獲法は他県とは異なり定置網なので、傷がつきにくく新鮮なホタルイカをおいしく食べることができます。ボイルしたホタルイカの酢味噌あえ、鮮度を活かした刺身、ホタルイカのドリアやハンバーガーなど定番の調理法からちょっと変わったメニューまで、旬の時期にはさまざまなバリエーションでホタルイカを楽しむことができます。

ホタルイカの触手の先端には3つずつ発光器がついていて、刺激を与えると青白く鮮やかな光を放ちます。夜の海をブルーに染めて光るホタルイカの群れはとても美しく幻想的です。普段は深海にいるホタルイカですが、産卵期には海岸近くまでやってくるので3月から5月の産卵期が漁獲シーズンになります。定置網で産卵を終えたメスを捕獲するため、私たちが食べているホタルイカは99%がメスなのだそうです。

見られたらラッキー!ホタルイカの身投げ

「ホタルイカの身投げ」という言葉をご存じでしょうか。これは産卵を目的にやってきたホタルイカが、一斉に砂浜に打ち上げられる様子を表した言葉です。身投げの時期は3月から5月にかけての新月の日の前後。時間は深夜から朝方まで満潮時間の可能性が高いですが、気候や天候にも左右されやすく出会うのはかなり難しいといわれています。

この神秘的な自然現象が見られる場所は四方漁港周辺、や八重津浜、岩瀬浜などです。これらは見られる可能性が高く人気のスポットなので、身投げの時期には地元の人や観光客が多く集まります。しかし、気象条件などが合わないと無駄足になってしまうので、富山県の情報サイトをチェックしてから出かけると良いでしょう。また地元の釣具屋さんではマップなどの配布もおこなっているので、そちらから情報を得るのも良いですね。ホタルイカすくいに必要な道具もそこで手に入れることができます。ただし港内での捕獲は自粛が原則なので、マナーを守った行動が大切ですね。

幻想的なホタルイカ漁を体験しよう!

富山県の滑川では、貴重なホタルイカの海上観光を体験することができます。観光船に乗って滑川漁港を夜明け前に出発し、実際に海から迫力ある定置網漁業を見学します。定置網に到着し漁師さんが作業用の証明を消すと、一瞬にしてホタルイカの神秘的な青い光が夜の海にきらきらと輝き、まるでファンタジーの世界にいるかのような光景が繰り広げられます。忘れることのできない感動体験を味わうことができるでしょう。天気が良い場合には、港に戻る際に立山連峰から登る美しい朝日を眺められるのも楽しみの1つです。天候により中止の場合には、ほたるいかミュージアムで活きたホタルイカの発光ショーを観ることができます。活きたホタルイカを見られるのは限られた時期だけなので、是非体験しておきたいですね。

また、ほたるいかミュージアムの敷地内にあるカフェでは、富山のご当地バーガー「ホタルイカバーガー」を味わうことができます。フライにした大きめのホタルイカを特性ソースにつけてバンズにはさんだハンバンガーで、ソースとおろししょうがの風味がホタルイカの濃厚な味によく合っていてとてもおいしいと評判です。売り切れ続出の人気メニューを是非一度味わってみましょう。

富山県で水揚げされるホタルイカを満喫しよう

富山県で水揚げされるホタルイカは、定置網漁業のため傷がつきにくく新鮮です。県内ではさまざまなおいしいホタルイカメニューを味わえるほか、珍しいホタルイカの身投げや幻想的な海上観光などを体験することができます。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 富山県でよく水揚げされる、ある昆虫の名前がついたイカは?

A.ホタルイカ