東京都国立が発祥地とされている、にんにく醤油で炒めた豚バラ肉をご飯にのせた料理とは?

東京都国立が発祥とされているご当地グルメをご紹介します。今や日本各地に展開されており全国的に有名になった丼ものです。どのグルメはどのようにして生みだされたのでしょうか。

がっつりとした食べ応え

「すた丼」はニンニク醤油をからめて、ネギと一緒に炒めた豚バラ肉をごはんの上にのせた丼ぶりのことです。ニンニクのパンチの効いた臭いが食欲を刺激し、がっつりとした食べ応えがあるのが特徴です。名前はスタミナ丼を略して「すた丼」と呼ばれています。すた丼を注文すると生卵とごはんとお味噌汁がついてきます。その生卵をすた丼の上にトッピングして黄身を崩して食べます。スタ丼は東京都国立市のローカルフードで、国立市民にはなじみのある食べ物です。国立市は東京都の多摩地区でちょうど東京の真ん中くらいにあり、総人口は75,022人(2019年4月1日推計)、面積は8.15㎢で、都内の市では柏江市に次いで2番目に小さいです。現在すた丼を楽しめる「伝説のすた丼屋」は日本各地にチェーン展開されています。

すた丼のチェーン店は数多くありますが、創業者直系の店は今では「サッポロラーメン国立本店」だけです。俳優の宇梶剛士(うかじたかし)さんはこの店に通って40年と年季の入った常連です。宇梶さんは東京都国立市の出身で、暴走族の元総長というやんちゃな過去を持っています。「サッポロラーメン」の初代店主はオヤジと呼ばれ地元の不良たちから怖がられていたけれども、慕われていました。オヤジは店の前をバイクのエンジンをかけたまま通ったら「てめー、この前うるさかったな、このやろー!食わせないぞ」というような強烈な人でした。宇梶さんもオヤジが怖かったそうです。

すた丼の発祥

すた丼を作り出した店は、もともとラーメン屋でした。1971年(昭和46年)創業の「サッポロラーメン」という店です。この店は東京都国立市にあり、国分寺駅から徒歩10分の場所にあります。そこの初代店主が「腹をすかせた若者たちに旨いものを腹いっぱいになるまで食べさせてやりたい。」という思いから、すた丼を生み出しました。初代店主が現役だったころは、自分の目が行き届かなくなるチェーン店展開を望まなかったため、すた丼が食べられるのは、国立西店(西のすた丼)、国立東店(東のすた丼)、国分寺店の3店舗だけでした。

そして初代店主が他界してから「サッポロラーメン」で働いていた弟子の一人によってチェーン店が展開されました。それを行ったの株式会社アントワークスの早川秀人社長も昔「サッポロラーメン」で修アントワークスが展開する店はでスタ丼を食べられるのは「伝説のすた丼屋」です。今では創業者直系の店は「サッポロラーメン国立本店」だけです。

すた丼発祥の地の一つだと言われているのが、「伝説のすた丼屋国分寺店」です。ここはJR中央線「国分寺駅」から徒歩2分で行くことができます。お店の外観には「スタミナ飯店」と書かれています。これは以前の店名の名残です。もう一方の入り口には「元祖スタ丼の店」と書かれています。「伝説のすた丼や国立東店」もすた丼発祥の人気の店です。創業以来変わらない秘伝のにんにく醤油ダレを使用しています。旭通り沿いでJR中央線「国立駅」から徒歩5分の場所にあります。深夜27時まで営業しているので、仕事帰りでもゆっくり食べることができます。「すた丼サッポロラーメン国立本店」は元祖すた丼の店で、すた丼の聖地とも言われています。JR中央線「国立駅」から徒歩14分、JR南武線「矢川駅」から徒歩16分の場所にあります。チェーン店のすた丼とは味が違うらしいので、食べ比べてみるという楽しみ方もできます。

すた丼は「サッポロラーメン」の初代店主が生み出し、それを弟子が引き継いでいる

「すた丼」は腹をすかせた若者のために「サッポロラーメン」の初代店主が生み出し、その弟子がチェーン展開して全国的に有名になりました。今もすた丼が生み出された店は残っているので、チェーン店とそこのすた丼を食べ比べてみてにいいですね。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 東京都国立が発祥地とされている、にんにく醤油で炒めた豚バラ肉をご飯にのせた料理は?

A.すた丼