スポンジ風の生地であんこやフルーツなどを巻いて作る、栃木県那須塩原市のご当地グルメとは?

栃木県那須塩原市のご当地グルメを紹介します。東日本大震災の復興として発明された新しい食べ物ですが、那須塩原を代表するグルメとして活躍しています。各店で中身が違うので、地元の人でもすべてに味を制覇するのは難しいほどです。那須塩原市に観光に行くときには、ぜひ食べておきたい一品でしょう。

とて焼きとはどんな食べ物?

とて焼きは、栃木県那須塩原市のご当地グルメです。ふわっとしたカステラのような厚みのある生地で、さまざまな種類の具をラッパのような形で包み込んでいて、見た目はクレープに似ています。しかし、クレープは平べったい形をしていて中の具が見えませんが、とて焼きは中身がよく見えるので、見ているだけでも楽しめるでしょう。とて焼きの中身は、甘いものからしょっぱいものまでさまざまな種類があります。甘い系のとて焼きにも、あんこや羊羹などの和風スイーツから、生クリームやカスタードクリームを利用したパフェのようなものまでバラエティ豊かです。カラフルなフルーツを包み込んだトテ焼きは、写真写りがとても良く、SNSで大活躍するでしょう。

しょっぱい味の食事系のとて焼きは、サラダ系やチキンなどのスナック感覚で食べられるものや、麺類やおすしなどと一緒に食事としても満足できるものもあります。このように、とて焼きと言っても、それぞれのお店で中身が全く違うのです。また、とて焼きは片手で持って歩きながら食べることもできるので、那須塩原市を観光しながらいろいろなお店のとて焼きを食べ比べするのも楽しいでしょう。

とて焼きはどこで食べられるのか

とて焼きは、栃木県那須塩原市に行けば食べられます。とて焼きを扱っているお店は、那須塩原の温泉街にある蕎麦屋さんから和菓子屋さん、カフェや旅館などの13店舗です。そのなかには、一見とて焼きを扱っていないような見た目の店舗もあります。とて焼きを食べられるお店は、店先に「とて焼き」ののぼりが立っているので、それを参考に探してみましょう。ちなみに、売り切れのときには「売り切れとて焼き」ののぼりに変わります。ぜひ売り切れになる前にお店に行ってみてください。

とて焼きの歴史とは

とて焼きは、トテ馬車という馬車に使われていたラッパのかたちを模して作られた食べ物です。トテ馬車とは、明治時代の中ごろから那須塩原の交通機関としてよく利用されていました。大人数が乗ることができる屋根付きの馬車を、一匹の大型の馬が引いて運行する仕組みです。バスや車など、馬車以外の交通手段が現れても、観光地を巡る手段として大活躍しています。栃木県那須塩原市は、東日本大震災で観光客が激減してしまいました。そのなかで、何か名物を作ろうという動きになり、那須塩原市で活躍しているトテ馬車からヒントを得て作られたのがトテ焼きです。

温泉地を歩く観光客に親しまれるようにと、歩きながら食べられる・さまざまな種類のお店が参加できる・観光客だけではなく地元の人も食べたくなるようなものを、という3点を条件に開発されました。実際に、トテ焼きは片手で持って食べ歩くことができる形状をしていますし、中の具はどのようなものでも合いますので、食事処から甘味屋、すし屋に蕎麦屋と、さまざまなお店がとて焼きを販売しています。いろいろなお店がいろいろな中身のとて焼きを販売しているので、地元民でも飽きずに楽しめる食べ物でしょう。

とて焼きは、生地にも工夫が凝らされています。当初、シュー生地やどら焼きの皮などで作ってみたのですが、それだとラッパのような形を再現することはできませんでした。そこで、カステラの作り方を応用して生地を作ったところ、ハリがありラッパの形をしたとて焼きとなったのです。ちなみに、とて焼きの生地は那須塩原産の牛乳と卵を使用しています。どのお店のとて焼きも全く同じ生地を使用しているわけではありません。それぞれのお店で入れている具の内容が違いますので、砂糖や卵の分量は調整されています。各店こだわりのとて焼きを楽しめるようになっているのです。

東日本大震災後から始まったとて焼きですが、とて小僧というキャラクターや、全国各地のグルメイベントに参加するなど、那須塩原市の新たな顔として盛り上りを見せています。また、夏にはアイスクリームがトッピングされるなど、季節限定のとて焼きもあり、時期を変えて遊びに行けば、また新しい種類のとて焼きを楽しめるかもしれません。

那須塩原のおすすめ観光スポット

那須塩原市は、温泉地として有名です。さまざまな温泉宿が軒を連なり、身も心もゆったりとすることができます。温泉街の中心的な道には、とて焼きのお店がたくさんあり、温泉を巡りながら腹ごしらえも可能です。しかし、那須塩原市の見どころは温泉だけではありません。ほかにもさまざまな観光スポットがあるのです。那須塩原市には、自然の素晴らしさや美しさを体感できる場所がたくさんあります。そのなかで、マイナスイオンを全身に浴びてリフレッシュできるのが竜化の滝です。竜化の滝は、ごつごつとした岩のあいだを勢いよく流れ落ちる滝で、まるで天高く飛び上がる竜のようだといわれています。那須塩原市にはたくさんの滝があますが、竜化の滝はそのなかでも筆頭ではないでしょうか。毎年多くの観光客でにぎわうスポットです。

四季折々の美しい景色を楽しみたいのであれば、那須塩原市にある天皇の間記念公園をおすすめします。天皇の間記念公園は、明治、大正、昭和と、3代にわたり、多くの皇族の方々が避暑地として利用した場所です。那須塩原市の高原特有のさわやかな空気のなかで、美しい自然を存分に楽しむことができます。箱の森プレイパークは、お子さん連れの人が楽しめるスポットです。自然豊かな公園のなかに、アスレチックやおもしろ自転車の貸出し、バーベキューなどがあり、いろいろな遊びを楽しむことができます。

日帰り温泉や足湯、宿泊施設まであるので、小さい子どもがいても朝から晩まで楽しめる公園です。夏の那須塩原市は、水がきれいで流れが激しい川にめぐまれた場所ですので、各所でカヌーやカヤックも楽しめます。激しく刺激的な体験をしたいのであれば、カヤックで急流下り、ゆったりと楽しみたい場合はダム湖でカヌーを利用してまったりと過ごすなど、目的によって場所を変えることがおすすめです。こういった体を使う楽しみはすてきですが、那須塩原市は芸術を楽しむこともできます。那須高原ガラス工房館では、職人が作った美しいガラス工芸品を見るだけでなく、自分でグラスを作るなど体験をすることも可能です。

那須塩原市に観光にきた記念に、大事な人へのプレゼントに、人生の節目を祝うために、さまざまな目的で利用されています。美しいガラス製品はとてもいい思い出となることでしょう。自然豊かな那須塩原市は、春には桜を始め、菜の花などたくさんのお花が咲きほこります。このように、自然豊かな那須塩原市は、春は美しい花々、夏は避暑地として、秋から冬は暖かい温泉につかるなど、春夏秋冬楽しむことができるところです。ぜひ足を運んでみることをおすすめします。” 栃木県那須塩原市にきたときはご当地グルメのとて焼きを食べよう とて焼きは、那須塩原市の温泉街の通りのお店で楽しむことができます。全国のグルメフェスでもとて焼きを食べることはできますが、那須塩原市では全種類のとて焼きを食べ比べすることも可能です。とて焼きの魅力を存分に味わうためには、那須塩原市へ行くことをおすすめします。とて焼きを食べながら、情緒豊かな温泉地の風景や、那須塩原市の美しい自然を楽しんでみてはいかがでしょうか。とて焼きは、とてもかわいらしい見た目をしているので、友達に自慢できるかもしれません。

ザ・ご当地検定の問題

Q. スポンジ風の生地であんこやフルーツなどを巻いて作る、栃木県那須塩原市のご当地グルメは何?

A.とて焼き

Q. 塩原随一の名瀑といわれる、栃木県那須塩原市にある滝は?

A.竜化の滝