すいとんを現代風にアレンジした「すいーとん」で知られる埼玉県の市は?

埼玉県のご当地グルメ「すいーとん」は、ただのおすいとんではありません。大きな団子の中にはいろいろな具が詰まっているのです。和洋様々なアレンジで、大人も子供も楽しめるご馳走的な現代風のすいとんとはどのようなものなのでしょうか?

飯能すいーとんとは?

飯能はかつて養蚕が盛んでした。そのため団子やかんきつ類を蚕に模して枝に刺して飾る習慣がありました。これに加え、地元で獲れた米粉や小麦粉でうどんやすいとんを以前からよく食べていたという背景から考案されたのが飯能すいーとんです。その定義は飯能産の旬野菜を具材に詰めた団子が入っていること、そしてその団子の生地に飯能産のマカを練り込んでいることです。マカは別名ペルー人参といい、形はカブに似ている野菜です。ハーブの女王と言われているペルー原産のマカは、スーパーフードとしても販売されている必須栄養素を豊富に含む食材です。そのため、育ちざかりの子供から体力回復を期待する大人まで幅広い年齢層にお勧めの健康食品なのです。

飯能すいーとんに入っている団子は具沢山で大ぶりです。そして定義に沿っていればスープの味付けは和洋中アレンジできるため、店ごとの味が発見できます。器に入っている大きな団子を箸で割って開ける瞬間も楽しい1品です。団子の中身は店によって様々ですが、例えば大根やサツマイモ、かぼちゃやシイタケといった飯能野菜にうずらの卵や鴨肉などを入れている店もあります。他にも肉団子やエビが入っていたりと様々ですから、まさに開けてのお楽しみです。スープの例では懐かしい和風の醤油味から味噌仕立て、カレーなどがあり、店によっては2種類用意して選べる所もあります。ごはんや蕎麦のセットで豪華にいただくこともできます。

食べ比べも楽しい

埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で優勝する快挙も遂げた飯能スイートン。県内の複数のレストランで食べることができます。また、毎年2月に行われている飯能&日高鍋まつりで複数の鍋と食べくらべを楽しむのもおすすめです。手軽な値段で温かいつゆが体にしみわたるのを実感しながらステージでのイベントを楽しめるイベントは2019年の開催で第5回を数えました。2019年は高麗駅から徒歩10数分の巾着田で開催、30店の出店中20店が現代風にアレンジされた各種の飯能すいーとんや高麗鍋で来場者たちを迎えました。広いゆとりの駐車スペースが無料だった分も、日高と飯能の様々な食材を堪能することができたことでしょう。

飯能市は都心からアクセスが良く、奥武蔵の自然が豊かな町です。そんな飯能市のゆるキャラは夢馬(むーま)です。飯能市駅で乗降客を迎えてくれるギネスにも認定された巨大木馬が夢馬(むーま)といいます。飯能市は森林文化都市の宣言をしており、木馬はそのシンボルとして飯能商工会議所が飯能の杉を使って制作したものです。この巨大木馬の姿を元にゆるキャラのデザインが出来上がりました。背中にペガサスのような羽を付け、耳は木の年輪、額の緑は豊かに茂る葉を模しているのでしょう。

飯能市駅の観光案内所「ぷらっと飯能」では飯能のお土産を販売していますが、豊かな森林の中のドライブを楽しみに飯能に来る際には「おみやげショップ夢馬」に立ち寄ることができます。狭山日高ICから車で15分程にある木造りの建物「おみやげショップ夢馬」で一息いれながら木を使った工芸品や地元産の食材、また関東有数の名水、名栗の水を使った「飯能水」などたくさんの飯能土産から1日の思い出を選んでみてはいかがでしょうか。埼玉県飯能市には飯能すいーとんの他に味噌付けまんじゅう という伝統的なご当地グルメもあり、こちらは秘伝の味噌だれの絶妙な味わいが人気を呼び、埼玉B級ご当地グルメ王決定戦で準優勝となった実績があります。

飯能のご当地グルメの地位を確立

様々なアレンジを楽しむことができる埼玉県飯能市飯能すいーとん。ひと昔前の人々はすいとんがこれほど現代風のおいしいご馳走にアレンジされるとは想像できなかったかもしれません。地元の味をたっぷり味わえ、幅広い世代に愛されているご当地グルメです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. すいとんを現代風にアレンジした「すいーとん」で知られる埼玉県の市は?

A. 飯能市

Q. 木馬をモチーフにした、埼玉県飯能市のゆるキャラは?

A. 夢馬(むーま)