仙台でおなじみの『鐘崎』『白謙』といえば、主にどんなものを提供するメーカー?

今回ご紹介するのは、宮城県仙台市に工場を構える「鐘崎」と石巻市にある大正元年創業の「白謙」です。この2つは仙台の土産物として有名なあるものを作っているメーカーです。

魚本来のうまみをぷっくら食感で味わう!

鐘崎は2017年の2月に創業70周年を迎えた、仙台市若林区に工場を構える会社です。鐘崎のかまぼこといえば、ぷっくらとした厚みです。噛み切ると手元でぷるんっと跳ねるほど弾力があります。また、化学調味料・保存料・でんぷん・卵白無添加の製法を確立させており、体にやさしく魚のうまみを自然に味わえるかまぼこです。

商品としては「大漁旗」が有名で、大判の笹かまぼこなので食べごたえがあります。また、高級魚の吉次や独自の天然調味料を使うなど、贅沢なかまぼこでもあります。経済産業省が立ち上げた地域の名産品を海外に発信していくプロジェクト「The Wonder 500」にも選ばれ、話題になりました。他にも、鐘崎には小ぶりな笹かまぼこやサーモン、ずんだなどをすり身に練り込んだシリーズ、桜チップでスモークした燻製笹かまぼこなどがあり、贈呈用だけではなくおつまみとしても優秀です。

世界水準の原料を追及する白謙

海外に目を向け、世界で一番おいしい魚を使ったかまぼこづくりを追求している白謙。調味料についてもメーカーと共同開発するなど、独自のかまぼこづくりを進めています。また、職人の育成にも力を入れており、国家資格の「水産練り製品製造技能士」資格と厳しい社内資格の合格者が白謙のかまぼこの要となってさまざまな工程で目を光らせています。

そんな白謙の笹かまぼこで一番高級感があるのは「秀笹かまぼこ」です。主力商品だった「極上笹かまぼこ」の上をいく逸品で、期間限定で作られていたものがレギュラー化したという商品です。ふわっと鼻に抜ける磯の香りがたまりません。他には、塩分を抑えた笹かまぼこやミニサイズの笹かまぼこもあり、ミニシリーズはねぎ入りだったり、しそごま入りだったりします。お醤油をつけてご飯のおかずとしてもおすすめです。

東日本大震災を乗り越えて

笹かまぼこの「笹」は、昭和時代に伊達家の家紋である「竹に雀」から名付けられたと言われています。その前は、すり身を手のひらで叩いて伸ばしていたことから「手のひらかまぼこ」などと呼ばれていたようです。

おいしい笹かまぼこを作るにはおいしい魚が必要です。宮城県で笹かまぼこが名産品として作られ続けている理由の一つには、世界三大漁場の一つである三陸沖があるからということも関係しています。三陸沖は、寒流と暖流がぶつかる潮目にあるため、多くの種類の魚が水揚げされます。しかし、2011年3月11日東日本大震災が起こりました。宮城県の沿岸地域にあったかまぼこ工場の多くも被害を受け、立ち直しには大きな時間とエネルギーを要しました。鐘崎も白謙も例外ではありませんでしたが、地域の人々の励ましの声に応えるように復活を果たしました。

再スタートしたかまぼこ工場には、平日も多くの見学バスがやってきます。かまぼこを作る工程を間近に見ることができ、お土産にたくさんの笹かまぼこを買って帰る人々で賑わっています。タイミングがよければ、できたての笹かまぼこを食べることができるのも醍醐味です。より一層多くの人々に楽しんでもらおうと、鐘崎は2019年春敷地内にある「かまぼこの国笹かま館」をリニューアルしました。笹かま手作りが体験できるスペースを作るなど地元の人々にもふらりと立ち寄りやすい施設になり、大型連休などには多くの人が訪れています。

宮城県の名産・笹かまぼこを味わってみませんか

笹かまぼこは宮城県のあちこちで買うことができ、仙台駅では多くの専門店が試食を配っていますので食べ比べてみるのも良いでしょう。日持ちがしないのがお土産としてはネックですが、真空包装になっている笹かまぼこもありますので是非探してみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 仙台でおなじみの『鐘崎』『白謙』といえば、主にどんなものを提供するメーカー?

A.笹かまぼこ