「農山漁村の郷土料理百選」にも選定されている、三重県の郷土料理とは?

三重県には農林水産省が制定する農山漁村の郷土料理百選にも選ばれる有名な寿司料理があります。漁師めしとして生まれたこの料理は古くから伊勢で郷土料理として愛されてきました。ここではこの伝統料理をご紹介します。

三重県の漁師めしから生まれた郷土料理

三重県名物である郷土料理の手こね寿司は、地元で古くから伝わる漁師めしになります。まぐろの醤油漬けを温かいごはんの上に乗せ、船上で食べたことから生まれた手こね寿司は、農林水産省が制定する農山漁村の郷土料理百選にも選ばれる郷土料理です。手こね寿司という名前の通り、まぐろやカツオの醤油漬けを手でこねたことから命名された手こね寿司は、船上の賄いめしから、またたく間に、三重を代表する郷土料理となっていきます。農山漁村の郷土料理百選にも選ばれたことにより、全国から手こね寿司を食べに訪ねてくる方が多くなり、三重県発祥の手こね寿司は、全国的な知名度を誇るようになっていきます。

初めのうちは、白飯にカツオやまぐろを漬けたものを乗せただけというシンプルなスタイルでしたが、地元の料理店で扱うようになり、様々なトッピングや工夫が施されるように変わっていきます。漁師めしとして生まれた手こね寿司は、次第にシソやミョウガなどの薬味を乗せるようになり、祭りごとに欠かせない料理へと変わっていきます。手こね寿司の作り方は簡単で、カツオやまぐろのブツ切りを30分程度漬け込み、白飯の上に乗せるだけです。調味料や薬味を変えることで、お好みに応じた感じに手軽に変えられるのも、手こね寿司が人気の理由です。

伊勢神宮の近辺には、手こね寿司を味わうことができる名店が数多く営業しています。漁師が船上で簡単に作れて、短い時間で食べられる漁師めしだった手こね寿司も、多くの飲食店で扱うようになったことで、ご飯の上に乗せる食材や薬味もバラエティに富むようになっていきます。

三重県には手こね寿司以外にも伊勢うどんのような名物があります

三重県には手こね寿司以外にも多くの郷土料理があります。太麺にたまりしょうゆを絡ませる形で味わう、三重県の郷土料理の伊勢うどんは、地元は勿論のこと全国的にも高い人気を誇っている名物料理でもあります。見た目には驚く方も多かったりするものですが、さっぱりしたしょうゆ味の出汁が多くの方が病みつきになるとも言われている理由でもあります。江戸時代に伊勢神宮を参拝する方が、疲れた体を癒やすためにと作られた伊勢うどんですので、胃腸にも優しい仕上がりになってもいます。

伊勢うどんを食べるには、伊勢神宮そばにあるおかげ横丁に出かけると良いでしょう。伊勢神宮のお参りの帰りに立ち寄る方が多い、おかげ横丁には、三重県を代表する郷土料理を食べられるお店が多数存在しています。伊勢うどんを食べられるお店も多くあり、いろいろなトッピングの伊勢うどんを食べることができるようになっています。伊勢ということで、地元の新鮮な伊勢海老を乗せた伊勢うどんから、旬の野菜をトッピングしたものまで、店によって独自のメニューが提供されています。

新鮮な魚介類が豊富な伊勢ですから、手こね寿司を始めとする郷土料理を食べることができます。伊勢のひじきを食物繊維たっぷりの野菜でくるんだはんぺんなど、三重県ならではの郷土料理をおかげ横丁では堪能することができるものです。全国的に人気なパワースポットでもある伊勢神宮には年間を通じて多くの方が訪ねて来るものです。参拝によりパワーを得た後は、体の内側から調子を良くしていくのも良いでしょう。

手こね寿司は農林水産省が制定した農山漁村の郷土料理百選にも選ばれています

手こね寿司は三重県を代表する郷土料理として知られます。漁師めしとして生まれた郷土料理の手こね寿司は、農林水産省が制定する農山漁村の郷土料理百選にも選ばれている料理です。カツオやまぐろを白飯に乗せたシンプルな郷土料理とは思えない美味しさです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 「農山漁村の郷土料理百選」にも選定されている、三重県の郷土料理は?

A.手こね寿司

Q. 三重県発祥の「手こね寿司」の特徴として、当てはまらないのは?

A.握り寿司の一種