鹿児島の郷土料理「こが焼き」。卵焼きの中に何が入っている?

「こが焼き」は、鹿児島で昔からお正月やお祝い事などの行事などで食べられてきた郷土料理です。卵や豆腐などの他に何が入っているかご存知ですか?

やさしい甘さがおいしい「こが焼き」

白身魚のすり身を加えて蒸した後に焼く「こが焼き」は、鹿児島ではお正月やお祝い事には欠かせないひと品です。運動会などのお弁当のおかずに入っていたりもしたようです。パウンドケーキのような形状で一口食べ見れば、やさしい甘さと魚の旨味が感じられます。材料や作り方は「伊達巻き」と似ていますが、蒸し上がってすぐ、巻きすで丸く巻いて棒状にする伊達巻きと違って四角に蒸して作られます。

「こが焼き」の作り方

こが焼きは少々手間はかかりますが、身近にある材料で作ることができます。

材料はパウンド型1本分で、魚のすり身150グラム、豆腐300グラム、卵6個、片栗粉25グラム、砂糖80グラム、塩小さじ1と1/2、卵黄1個を用意しましょう。

まず魚をフードプロセッサーで滑らかになるまですりつぶします。そこに豆腐を加えて、さらによくすり混ぜます。片栗粉と砂糖を入れ、卵を1個ずる割って入れます。そのたびによく混ぜ合わせて、最後に塩を入れましょう。ラップを敷いてサラダ油を塗ったパウンド型に、生地を流し入れ、蒸し器で40~50分ほど蒸します。竹串をさしてみて生地がついてこなければOKです。底の部分を上にして表面に溶いた卵黄を塗り、フライパンで焼いて焦げ目をつけたら出来上がりです。よく冷ましてから切り分けましょう。

自然と見どころいっぱいの鹿児島に出かけてみよう

豊かな自然に恵まれた鹿児島県には、自然が感じられる観光スポットが数多くあります。また、幕末から明治にかけて西郷隆盛をはじめとする偉人を輩出した土地柄、歴史にちなんだスポットもたくさん。見どころがいっぱいです。

鹿児島のシンボル「桜島」は、必ず訪れたいところです。錦江湾(きんこうわん)に浮かぶ、周囲約52キロメートル、標高1117メートルの火山島です。もともとは独立した島でしたが、幾度となく噴火が続き、とうとう1914年の大噴火で陸続きとなりました。現在も活発に噴火を続けています。溶岩なぎさ遊歩道は、桜島溶岩なぎさ公園と烏島展望所を結ぶ全長約3kmの遊歩道で、散策にぴったり。途中には展望所も各所にあるので絶景が望めます。「古里温泉郷」からは海沿いの露天風呂を楽しめ、錦江湾を見晴らせる足湯は日本最大級の広さを誇ります。ただ活火山のため、事前に噴火状況をきちんと確認し、立入禁止区域などにも注意して訪れてください。

仙巌園(せんがんえん)は、江戸時代の初期の頃、第19代薩摩藩当主だった島津光久によって造られた、別邸跡とその庭園です。錦江湾や桜島の景観を取り入れた設計で、日本を代表するとも言われる庭園です。

南九州屈指のパワースポットと言えば、霧島神宮。建国神話の主人公であるニニギノミコトが祀られています。現在の社殿は1715年に島津氏が建立し、寄進されました。鮮やかな朱色と美しい装飾がされてた社殿が美しく、国の重要文化財にも指定されています。「霧島の七不思議」のうち3つが霧島神社の境内に存在し、こちらも気になるところ。境内の売店で販売している霧島神宮参拝記念菓子「鉾餅」は、ここでしか買えないので忘れずに買っておきましょう。

鹿児島出身の偉人、西郷隆盛ゆかりの場所は数多くありますが、中でも児島市城山町にある「西郷隆盛銅像」は連日多くの観光客が訪れる人気のスポットです。没後50年祭記念として鹿児島出身の彫刻家で渋谷の「忠犬ハチ公」像の制作者でもある安藤照によって8年をかけて製作されました。初の陸軍大将の制服姿で高さ8メートルの堂々たる姿は、見るものを圧倒される気迫に満ちています。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 鹿児島の郷土料理「こが焼き」。卵焼きの中に何が入っている?

A. 魚のすり身