北海道で販売されている雪印メグミルクのご当地乳酸飲料とは?

北海道には雪印メグミルクから発売されているご当地乳酸飲料があります。北海道民にとっては身近な飲み物として定番商品の一つです。その乳酸飲料がどんな味なのか、そしてなぜ北海道民に愛されているのかをご紹介していきます。

北海道ご当地乳酸飲料の歴史

その商品の名は「ソフトカツゲン」といいます。雪印メグミルクの全身である北海道製酪販売組合連合会が、昭和初期に吸水状態の劣悪な中国中央部に駐在している軍人に対して、栄養飲料の開発を依頼されたことが起源と言われています。1938年に傷病兵の栄養食として北海道から原液を送り、中国上海で製造したのです。カツゲンというのは、活素(かつもと)とされていました。活は勝つ、素は牛乳の素の意味があります。1956年には、「活源(カツゲン)」とされ、一般市民に対して発売されたのです。その後、活源がカツゲンとカタカナ表記になり、1979年にはソフトカツゲンに変更され、現在も販売されています。

昔は瓶タイプでの販売が主流で、宅配や銭湯、駅売店で販売されていました。現在はすべてパックタイプでの販売となります。北海道限定とはいえ、一時は本州でも販売されていました。

ソフトカツゲンはどんな味?

ソフトカツゲンは、雪印メグミルクが製造販売しています。コンビニエンスストアやスーパーで手軽に購入できることもあり、北海道民にとっては身近なご当地乳飲料です。ソフトカツゲンには乳酸菌であるブルガリア菌とアシドフィルス菌が配合されているので、お腹の調子を整えてくれます。ブルガリア菌はよくヨーグルトなどに使用されているのですが、アシドフィルス菌はなかなか使われることがない菌です。お腹の悪い菌を排出してくれる作用がある為、良い菌を取り入れて悪い菌を追い出すことがソフトカツゲン一つで叶うと言われています。

栄養飲料として販売されたことがルーツですので、味はあまり美味しくないのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、程よい酸味とスッキリとした味わいでとても飲みやすい飲料です。飲むタイプのヨーグルトに味は近いのですが、サラッとしているので飲みにくさを感じることはありません。紙パックタイプでの販売で、消費期限は製造から15日間となっています。サイズもバリエーションが豊富なので、飲み切れる量を購入することができるのもソフトカツゲンの魅力です。

ソフトカツゲンはベーシックな味だけではなく、フルーツフレーバーもあります。今までに開発された種類はなんと50種類以上と言われています。特に人気のフレーバーが、青りんご。青りんごの爽やかさがソフトカツゲンにマッチして、大人気商品となりました。それ以外にも、桃やブドウ、イチゴやミカンなども販売されています。八朔やレモンなどの柑橘類も多数フレーバーが販売され、どれも美味しいと評判になりました。珍しいフレーバーとしてはシークワーサーや梅というのもあったようです。

ソフトカツゲンはベーシックなものが定番の味ではありますが、限定フレーバーにも注目が集まっている飲料でもあります。そのシーズンによって販売されているラインナップが違うことから、スーパーやコンビニエンスストアで見掛けると購入してしまうというファンも少なくありません。乳飲料は夏にあまり飲まれないと言われていますが、北海道の爽やかな夏にもピッタリのソフトカツゲンは季節関係なく、いつでも飲まれている人気飲料です。北海道土産として購入される観光客の方もいるようですが、消費期限があまり長くないので北海道の思い出として一度飲んでみてはいかがでしょうか。

北海道は乳製品が美味しい

北海道は雄大な景色や美味しいグルメがたくさんあることから観光地としても人気です。特に乳製品は美味しいものがたくさんあります。新鮮な牛乳だけではなく、加工品のチーズやヨーグルトなども人気です。特におすすめしたいのがソフトクリーム。北海道各地で美味しいソフトクリームを提供していますので、是非一度味わってみてください。

北海道民に愛されるソフトカツゲン

ソフトカツゲンは、北海道(一部青森県)でしか購入することができないご当地乳飲料です。爽やかな酸味とすっきりとした飲み心地が人気を集めています。豊富なフルーツフレーバーは季節限定なものが多く、その時にしか味わうことができないレアな味です。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 主に北海道で販売されている雪印メグミルクのご当地乳酸飲料といえば?

A.ソフトカツゲン