漢字で「魚へんに花」と書く、北海道名産の魚といえば?

今回は北海道名産の魚をご紹介します。北海道の食卓に欠かせない魚でもあり、スーパーで簡単に手に入ります。煮つけやフライなどにして食べることもできますし、鍋物などにも使用されています。

北海道の食卓に欠かせない魚とは?

ホッケは、北海道や青森県で釣ることができる魚の一つです。大きいものですと、60cmにもなると言われています。1年間釣ることができる魚ではあるものの、ホッケの旬は4月から5月と9月から12月。アイナメ科ホッケ亜科に属している魚であり、成長過程によって名前が異なっているのが特徴です。アオボッケやロウソクボッケなど名前が変わっていくのです。また、地方名としては、タラバホッケやチュウホッケ、ドモシジョウなどと呼ばれることがあります。

ホッケは漢字にすると魚に花と書き、「𩸽」となります。ホッケの名前の由来は、2説あると言われています。1つが蝦夷地開拓時代に法華経を説いたお坊さんが、ホッケの美味しさを広げたことが関係しているのではないかと言われているのです。法華経の法華(ほっけ)からとって名付けられたのではないかと言われている説だけではなく、漢字の「」からきている説です。漢字の方は、つくりが花ということから「北の花」が変化していき、「ほくか」が訛って「ほっけ」になった説があります。そもそもこの漢字は、日本で作られたものです。幼魚の時の色合いが青緑色のホッケは、群れで泳ぐとまるで花が咲いているように見えることから、この漢字が採用されたのです。

学校給食でも使用されている

ホッケは鮮度が落ちるのが早い魚でもあり、開いて干物にするのが一般的と言われています。しかし、北海道では刺身やフライなどで食べることも多く、様々な料理に使用されています。ホッケは北海道の人にとって庶民的な魚の一つです。ただ、昨今では価格が高騰して国内産のホッケは高価な魚になりつつあるのです。北海道はその中でも漁獲量が多いことから、安価で購入することができる地域でもあります。

ホッケは加工品として販売されることが多く、鮮魚として出回ることは少ないのが特徴です。すり身として販売されることも多く、つみれ汁などに活用することもあります。北海道の人達にとってホッケはいつでも食べられる魚の一つです。スーパーに行けば開きが常に販売されていますし、旬の時期には鮮魚としても販売されています。ホッケフライは学校給食のメニューなどでも出てくるほどメジャーな魚という位置づけなのです。

ホッケはカルシウムやビタミンが豊富に含まれていることもあり、成長期の子供にとって必要な栄養素を摂取できる魚でもあります。タンパクな味で身が離れやすいこともあり、子供でも食べやすいのが特徴です。昨今では、定食メニューの一つとして提供されることが増えましたし、居酒屋のメニューなどにも並ぶようになりました。冷めると身が固くなってしまうので、熱いうちに食べるのが良いとされています。北海道の名産の一つとも言われるホッケですが、通販などを利用すれば食べることが可能です。ただし、新鮮なホッケが食べられるのはホッケが釣れる地域だけなのです。

ご当地グルメ「寿都ホッケめし」

北海道でホッケと言えば、寿都(すっつ)町です。この寿都町では、2011年に誕生したご当地グルメがあります。その名も「寿都ホッケめし」。ホッケを白いご飯と一緒に鉄板に乗せ、様々な具を添えて、ホッケの魚醤入りのたれをかけたものです。錦糸卵が乗っているお店もあり、その店独自の味付けになっています。ただ、価格は1,000円以下と決められていたり、それ以外のルールはあります。どこか懐かしい味付けの寿都ホッケめしは、寿都町でしか味わうことができません。ジューシーで肉厚なホッケを味わうことができるだけではなく、寿都町の美味しい食材を一緒に楽しめることができるのです。

北海道のホッケは脂がのっている

北海道名産の一つでもあるホッケは、開きにしても脂がのっていることが分かるほどジューシーで肉厚です。焼くだけではなく、刺身やフライにすることもできるので、北海道民にとって身近な魚の一つでもあります。本場の味を是非味わってみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 漢字で、魚へんに花と書く、北海道名産の魚といえば?

A.ホッケ