群馬県名産のトマト「ブリックスナイン」。この「ブリックス」って何のこと?

群馬県にはこんにゃくやうどん、漬物など様々な特産品があります。ブリックスナインというトマトも特産品の1つなのですが、みなさんはご存知でしょうか。群馬県の特産品、ブリックスナインがどういうトマトなのか詳しく紹介します。

糖度が高くフルーツのようなブリックスナイン

群馬県の特産品ブリックスナインの特徴は糖度の高さです。糖度を表すブリックス、9を表すナインという名前は糖度9以上の意味を表しています。通常出荷されているトマトの糖度は5前後なので、糖度9はかなりの甘さです。フルーツトマトが人気ですが、その先駆け的な存在にもなっています。完熟系のトマトが全国的に広まった時、群馬県はより高糖度なトマトを作り他の商品との差別化をはかりました。根域制限栽培という、遮根透水シートを利用した高濃度トマトの栽培法を開発したのです。かん水量を調整しながら栽培するため、他のトマトに比べると小ぶりですがその分糖度が高く味の質もよくなります。

ブリックスナインは品質を高めるために、産地にこだわりを持って作られているトマトです。ブリックスナインを生産している全ての農場を、生産者やJAがしっかりチェックしています。糖度の高さがうりのトマトなので、出荷時には検査員が糖度検査を行い、糖度9以上のトマトのみが出荷されます。このようにこだわりを持って作られたブリックスナインは、全国20以上の市場で取引され高級デパートなどでも販売されています。

ブリックスナインのおすすめレシピ

甘味が強く濃厚な味のブリックスナインは、どんな料理にもマッチしてくれます。まずブリックスナインそのものの味を楽しむためには、カプレーゼがおすすめ。ブリックスナインを薄切りにして、あいだにモッツァレラチーズをはさみます。そこにオリーブオイルと黒胡椒をかければ完成。好みに合わせて、バジルやレモン汁をかけても美味しくなります。モッツァレラチーズとトマトの愛称は抜群で、ブリックスナインの甘味も存分に感じられます。

甘味を活かしたスムージーもおすすめです。バナナやイチゴなど、お好みのフルーツを一口大に切り水と一緒にミキサーにかけるだけで完成です。暑い夏にはトマトのマリネでさっぱり楽しむのもよいでしょう。みじん切りにした玉ねぎをオリーブオイル、めんつゆと混ぜて冷蔵庫で1時間ほど冷やします。それを冷やしたブリックスナインにかけるだけで、簡単に美味しいマリネが作れます。

群馬県のおすすめ観光スポット

温泉地が多いことでも有名な群馬県ですが、特に人気なのが草津温泉です。天下の名湯とも呼ばれる草津温泉は、温泉旅行に最適なスポットです。夜は温泉街がライトアップされ、多くの観光客で賑わいます。熱の湯で毎日開催されている湯もみショーは、草津温泉の名物です。湯もみというと女性がやっているイメージがあるかもしれませんが、男性の湯もみも人気になっています。温泉旅館やホテルが多くありますが、中でも老舗のホテル一井が人気です。湯畑から湧き出る白旗源泉のお湯が人気で、歴史ある古い名湯が楽しめます。

鬼押出し園は、大自然が作り出した絶景が楽しめるスポットです。ここは昔溶岩の海だった場所で、その時流れでた溶岩がかたまり岩だらけの景色が広がっています。ここだけで見られる不思議な風景は、大自然が作り出した奇跡。園内を散策すれば、他では見ることができない絶景が広がっています。園内の中央には、昭和33年に建てられた浅間山観音堂があります。他にも敷地内には見晴台や季節の草花が咲き乱れるスポットなど、見どころが盛りだくさんです。

色々な料理でブリックスナインを味わおう

群馬県で生産されているブリックスナインは、フルーツのような甘味と旨味がつまったトマトです。全国の市場で取引され、都内にある高級デパートなどでも販売されています。どんな料理にも合うトマトなので、ぜひみなさんも味わってみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 群馬県名産のトマト「ブリックスナイン」。この「ブリックス」とは?

A.糖度

Q. 流れでた溶岩がかたまり、岩だらけの景色が広がる群馬県吾妻郡の公園は?

A. 鬼押出し園