福井県の名産品「さばえ夢てまり」とは、どんなものの種類?

福井県鯖江市の特産品、「さばえ夢てまり」を知っていますか?鯖江市の農家が自信を持って生産しているブランドで、ふるさと納税の返礼品にもなっています。今回は、濃厚な甘さととろけるような食感が魅力の、さばえ夢てまりを紹介します。

さばえ夢てまりの品種・マルセイユメロンの特徴

さばえ夢てまりはマルセイユメロンという品種です。「省力栽培で高品質な果実を生産できることから、全く新しいタイプのメロンとして普及活動を進めていく」と発表され、1999年に種が発売されました。マルセイユメロンの特徴は、見た目は網がかかっているネット系の赤肉メロンで、灰緑の皮に緑色のストライプが入っています。ねっとりとした甘みと香りが強く、おいしく食べられるにもかかわらず、比較的安価で手軽に購入できるため人気を集めています。

なぜ、おいしいメロンが安価で購入できるのでしょうか?その理由は、栽培方法にあります。通常のメロンのように整枝や摘果の必要がなく、本葉3枚を残し摘心するだけ。一本の木から6個ほどの実が収穫できます。また、マルセイユメロンは病気に強いことから、農薬を使う必要がないため、安全に食べられます。このように手間がかからず、栽培が簡単なことから、低価格での販売が可能なのです。メロンは高級なイメージがあり、なかなか手を出しづらいですが、マルセイユメロンなら、低価格で美味しく食べられるという魅力があります。

さばえ夢てまりはどんなメロン?

さばえ夢てまりは、福井県鯖江市で収穫したマルセイユメロンの中から、形がよく、糖度が14度以上のものだけを厳選したブランドフルーツです。夢てまりという名前の由来は、「とろける甘さが夢のような味わい」という所から来ています。一般的なメロンよりも熟すのが早く、収穫後2日ほどで食べごろを迎えます。鯖江市には、米やめがねをはじめ、昔から生産が盛んな特産品がありますが、実は、さばえ夢てまりの品種であるマルセイユメロンの栽培が始まったのは、2002年から。鯖江市の新たな特産品を目指して作られたのです。マルセイユメロンの収穫時期は6月上旬から7月上旬で、市内のスーパーや道の駅などで販売されます。

5〜8軒ほどの農家で栽培され、出荷量は1万前後です。生産量が少なく、2008年には、市内のスーパーの中でも一部のみの販売となったため、「幻のさばえ夢てまり」と呼ばれたそうです。

鯖江市の観光スポット

鯖江市で有名なのが、西山公園です。鯖江市を代表する観光スポットで、日本の歴史公園100選」に認定されています。季節により、桜、つつじ、紅葉などが咲き、四季を通して景観を楽しめる公園です。5月にはつつじ祭、11月には紅葉まつりが開催され、多くの観光客があつまります。特に、日本海側で随一のつつじの名所としても知られ、季節には約5万株のつつじが咲き乱れます。また、園内は約56ヘクタールの公園内は、動物園や芝生広場、アスレチック広場などがあり、一日中楽しめるのです。特に美しい景観で有名なのが、公園の東側に位置する嚮陽渓という日本庭園。美しく整備された庭園には紅葉や桜が植えられ、カラフルな鯉が泳ぐ池や、落ち着いた雰囲気の東屋が織りなす景観と紅葉や桜のコントラストは、多くの人に愛されています。嚮陽渓は、鯖江藩主の間部詮勝公ゆかりの庭園で、1856年に領民の憩いの場として造られました。

1889年の町村制に伴い、鯖江町となってからは、「町立嚮陽公園」と呼ばれ、1914年には大正天皇即位の記念事業として、「西山公園」に改称し、改修や桜などの植樹などの整備をし、鯖江市を代表する観光スポットとなりました。

さばえ夢てまりは鯖江市が生んだブランドメロン!

さばえ夢てまりは、鯖江市の新たな特産品として注目されています。生産数が少なく珍しいメロンなので、鯖江市を訪れたら、是非食べたいですね。また、ふるさと納税の返礼品にもなっているので、お取り寄せで入手したい場合、そちらを利用するといいでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 福井県の名産品「さばえ夢てまり」とは、どんなものの種類?

A.メロン

Q. 日本の歴史公園100選に選定されている、福井県鯖江市の公園は?

A.西山公園