ヤマサ醤油やキッコーマンなど醤油を製造する会社が多く本社を置いている都道府県は?

醤油は日本人の食生活に欠かせない調味料です。そんな醤油を作っている醤油製造会社のヤマサ醤油とキッコーマンについて、その歴史やおすすめの商品などについて確認してみましょう。

ヤマサ醤油の本社は銚子市にある

ヤマサ醤油は1645年に創業された、長い歴史を有する老舗の醤油製造会社です。初代・濱口儀兵衛が銚子で廣屋儀兵衛商店として創業したことが始まりであり、現在の代表取締役会長である濱口道雄はその子孫であり十二代目となります。江戸時代にはその品質が認められ、幕府から品質に優れた醤油であることを示す「最上醤油」の称号を拝領しました。これは現在のヤマサ醤油の商標の右上にある「上」という文字の由来になっています。

明治時代には醤油研究所を設立して、醤油の味の決め手となる麹(こうじ)菌の研究・改良に取り組みました。またこの時期にはヤマサ醤油の製品が、関東では初となる宮内庁御用達に選ばれています。醤油の世界的な需要に応えるために、海外への進出にも積極的に取り組んでいます。1994年にはアメリカ・オレゴン州に工場を建設し、アメリカ・カナダ・メキシコなどに販売する製品の製造を開始しました。2008年にはタイ王国において、現地法人を設立しています。

ヤマサ醤油の主たる事業は醤油の製造・販売ですが、さらに醤油製造を研究する過程において様々な発見があり、1957年にはリボ核酸分解法による調味料製造法を発明しています。1970年には医薬品の製造免許を取得し、1986年には診断薬の製造販売を開始しました。現在のヤマサ醤油は千葉県銚子市に本社を置く総合調味料メーカー・医薬品メーカーとして、食から医療までを広く手掛けています。

キッコーマンの本社は千葉県野田市にあります!

キッコーマンは千葉県野田市に本社を置く、日本におけるシェアナンバー1の醤油製造会社です。野田は古くから醤油作りで栄えた町であり、1661年に高梨兵左衛門が醤油の醸造を行ったことがその始まりだとされています。翌年1662年には茂木佐平治が味噌の製造を開始し、その後は醤油の醸造も手掛けるようになりました。1917年には高梨一族や茂木一族などの8家合同による「野田醤油株式会社」が設立され、これが後のキッコーマン株式会社へと発展したのです。

キッコーマンはその後、海外進出と経営の多角化に積極的に取り組んでいます。海外への進出についてはまずは1957年に、アメリカ・サンフランシスコでキッコーマン・インターナショナル社を設立しました。当初は日本から製品の輸出を行っていましたが、その後は現地工場での生産に移行しています。1997年にはオランダにヨーロッパ工場が、1998年にはカリフォルニアにアメリカ第二工場がオープンし、生産量・販売量ともに増加しました。

経営の多角化については様々な企業との資本提携や統合に力を入れており、主なグループ企業としては日本デルモンテ(ケチャップなどトマト製品の製造販売)・マンズワイン(ワインやブランデーの製造販売)・宝醤油(醤油や調味料の製造販売)などがあげられます。さらに老舗の醤油製造会社であるヒゲタ醤油とも提携を行っており、同社製品の受託販売を行っています。

ヤマサ醤油とキッコーマンのおすすめ商品は?

ヤマサ醤油でおすすめの商品は「ヤマサ鮮度生活絹しょうゆ」です。やわらかさが特徴の「生(なま)しょうゆ」や、コクが特徴で重ね仕込み製法で作られる「火入れしょうゆ」などがブレンドされ、4つの麹(こうじ)から作られた絹のような滑らかな味わいが特徴となっています。さらに酸化を防ぎ鮮度を保つ二重構造鮮度ボトルの採用により、しょうゆ本来のおいしさを一滴ずつ調整して楽しむことができるのです。

キッコーマンでおすすめの商品は「特選丸大豆しょうゆまろやか発酵」です。1990年発売のロングセラー商品である「特選丸大豆しょうゆ」を、独自の発酵技術によりさらに進化させた商品となっています。大豆のうまみを丸ごと引き出したバランスのよい特選しょうゆであり、様々な料理をしょうゆの魅力で引き立てます。PET素材の二重構造ボトルを採用し、開栓後も開けたての色・味・香りを楽しむことができます。

地元千葉県とのつながりが強いことが特徴となっています!

ヤマサ醤油とキッコーマンは、いずれも千葉県に本社を置く醤油製造会社です。歴史が長く地元とのつながりが強いことが特徴となっています。「ヤマサ鮮度生活絹しょうゆ」や「特選丸大豆しょうゆまろやか発酵」などの製品がおすすめです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. ヤマサ醤油やキッコーマンなど醤油を製造する会社が多く本社を置いている都道府県は?

A.千葉県