ご当地バーガーの材料にもなっている、島根県の宍道湖が日本トップクラスの生産量を誇る海の幸は?

宍道湖(しんじこ)は、島根県松江市と出雲市にまたがる湖。周囲約45km、全国で7番目に大きく、夕景の美しさで有名な湖です。四季折々魅せる美しい湖でとれる日本トップクラスの生産量を誇るものとは、何でしょうか?

海水と淡水が混ざり合う汽水湖

宍道湖は海水と淡水が混ざり合う汽水湖で、国内の漁獲高日本一(2016年)を誇るしじみ (ヤマトシジミ) が獲れます。粒が大きくとても肉厚なことから味噌汁はもちろん、佃煮などの加工品としてもお土産に喜ばれています。

しじみは汽水性の生物(塩分濃度0.3~1.0%の範囲を好む)です。つまり、河川(淡水/塩分濃度0.0%)や海洋(海水/塩分濃度3.3%)では生息できません。

汽水域とは海水と淡水が混じり合っている水域で、「河川河口部」「海水が遡流する湖沼」にしか生息することができない生物なのです。

日本に生息しているシジミは、ヤマトシジミ、セタシジミ、マシジミの3種です。外観はかなり似ていますが、生態面では大きな違いがあります。セタシジミは琵琶湖の固有種で、琵琶湖でのシジミ漁の対象ですが、環境の悪化や乱獲などから資源量は大幅に減ってしまいました。マシジミは水田周辺の小川にたくさん住んでいましたが、化学肥料や農薬の影響、河川改修・農地整備などの環境変化でほとんど姿を消してしまいました。
 
このように日本には3種のシジミがいますが、シジミ漁業の漁獲量の99%以上はヤマトシジミです。

シジミの博物館でシジミバーガー

シジミの漁獲量が全国一(2016年)である宍道湖に、全国唯一のシジミ展示館があります。
シジミに関する基本的かつ重要な情報や、シジミがいかに重要貴重な水産資源であり、食材としての価値あるなどを発信する事を目的としているようです。

宍道湖しじみ館にある「しじみ茶屋」さんでは世にも珍しい、宍道湖でとれた大和しじみを使用した、ご当地グルメのシジミバーガーを食べることができます。

ハンバーガーは宍道湖産大和しじみ、ひき肉、豆腐と、とてもヘルシーになっていますので、おやつにぴったりですね。

こちらの『しじみ茶屋』ではしじみバーガーだけでなく、しじみソフトなどしじみづくしのお料理を堪能することができます。

宍道湖の美しい夕日

宍道湖の夕日は、日本夕陽100選にも選定されている絶景スポットとして知られています。

茜色に染まる夕焼け空と穏やかに揺らぎ輝く湖面はとても美しく、素晴らしい景色と共に、きっとかけがえのない時間を過ごすことができるでしょう。

宍道湖の夕日スポットは数多くありますが、夕日とともに嫁ヶ島が見える絶景ポイントとして、湖沿いを歩ける歩道や、腰掛けて夕日を楽しむことが出来るテラスなどが整備された場所として「夕日スポットテラス」がおすすめです。湖沿いを歩ける歩道やテラス席が完備されているので、心行くまで夕日を満喫できます。

駐車場が湖畔の幹線道路沿いにあり、「夕日を撮るパーキング」を約して「とるぱ」。反対車線側にある駐車場からはエレベーター付きの地下道が整備されているので移動も安心です。

松江市のサイトでは「夕日指数」と呼ばれる、宍道湖に映える夕日が見える度合いや、夕日が見える時間帯の雲の量や夕日そのものが見える時間を毎日更新しているので、夕日を目的としたおでかけの前には是非チェックしたいところですね。

また、松江市の宍道湖を望むライブカメラ「しんじ湖サンセットなび」で宍道湖の夕日を毎日ライブ配信しています。365 日、24 時間のライブ配信なので、季節・時間帯ごとに表情を変えていく宍道湖の様子を、お家の中でも楽しんだり、旅の思い出などに浸るのも良いでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. ご当地バーガーの材料にもなっている、島根県の宍道湖が日本トップクラスの生産量を誇る海の幸は?

A. しじみ