平成25年、ピーマンの生産量。1位は茨城県ですが、2位は?

つやつやして濃い緑色のピーマン。和洋中と様々な料理で使われており、欠かせない食材の1つです。全国で1番多く生産しているのは茨城県ですが、続く2位はどの県でしょうか?

宮崎県の気候に適したピーマン栽培

宮崎県はたくさんの農産物を生産しており、ピーマンもその1つ。ピーマンは夏から秋にかけて収穫する「夏秋もの」と、冬から春にかけて収穫する「冬春もの」に大きく分けられます。ピーマンは野菜類の中でも、最も高温を好む性質を持っており、温暖な気候の宮崎県では気温おいて有利なのです。また、輸送性に優れていて収穫期に幅があることなどから、1965年頃から県や関係団体で奨励され「冬春もの」のピーマンが栽培が始められました。1978~2004年まで全国一位の生産量になり、現在でも生産量全国第2位を誇っています。

ピーマンの促成栽培

宮崎県では冬の寒い時期にビニールハウスの中で、一定の温度を保ちながら栽培する「促成栽培」が一番多く取り入れられています。

宮崎県でもピーマンの栽培が盛んに行われているのが、宮崎県のほぼ中央部に位置する西都市。1年中晴れの日が多く暖かい西都市では、ビニールハウスで冬でもピーマンを栽培しています。「グリーンザウルス」の名で全国に出荷されており、主な出荷時期は10月~翌年6月です。緑色のものを完熟させた赤・黄・オレンジの3色が鮮やかな「中型カラーピーマン」も生産しています。これは完熟させて収穫するため、グリーンピーマンに比べ、開花から収穫までに約2倍の60日から70日を要しますが、グリーンピーマンのような独特の苦みもないため、甘くて食べやすく、サラダやマリネなどの生食にもピッタリなピーマンです。

おいしいピーマンの見分け方・保存方法

おいしいピーマンを見分けるコツは、まずはヘタを見ること。ヘタの縁まで緑色が鮮やかなら新鮮な証拠です。反対に縁が茶色ぽく見えるようでしたら、注意が必要です。味には問題はないのですが、皮が固くて口の中に残ってしまう事があるのです。また全体にツヤがあって、鮮やかな緑色が均一に出ているものを選ぶようにしましょう。収穫して日数が過ぎたピーマンになると、オレンジ・赤みがまだらに差してくるのです。保存するときは、十分に水気をふき取って、穴あきのポリ袋などに入れて冷蔵庫(8℃前後)で保存します。1週間くらいを目安として使い切るようにしましょう。もしカットしたものを保存する場合は、白いワタと種を取り除いてから保存するようにします。

ピーマンの栄養効果

緑黄色野菜のピーマン。なんとなく体によいイメージがありますが、その通りで身体にいい栄養素が豊富に含まれています。ピーマンには、抗酸化作用があるビタミンCが多く含まれており、ストレスや細菌に対する抵抗力を高める効果が期待できます。高血圧や糖尿病に良い葉緑素や、血圧を下げ血管の弾力を増す働きがあると言われるビタミンPなども含まれています。カロテンも多く含まれており、皮膚の細胞の強化や保護など、身体を調整する大切な栄養素も含んでいるのです。

ピーマン雑学いろいろ

栄養たっぷりのピーマンですが、子供たちにはあまり人気がない野菜ですね。避けられている原因は、苦みと独特のにおいのようです。実は、ピーマンの苦みの素は内側の白いワタというのはご存知でしょうか? もし、お子様にピーマンを食べさせたいなら、いつもより丁寧に下ごしらえをしてあげましょう。また細切りにして、流水に10分ほどさらせば、においも大幅に抑えることができます。子どもが苦いものを嫌うのは、毒を避けてきた本能の名残とも言われています。あせらずにピーマンのおいしさを教えてあげましょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 平成25年、ピーマンの生産量。1位は茨城県ですが、2位は?

A. 宮崎