焼酎の「黒霧島」などで知られる『霧島酒造』の本社があるのは?

焼酎好きなら必ず飲んだことがあるであろう「霧島」シリーズ。スーパーのお酒売り場などでもよく見かけ、手頃な価格で買えるのもあって馴染みのある焼酎です。その霧島シリーズを製造・販売している霧島酒造株式会社の本社がどこにあるかご存知ですか?

100年以上の歴史をもち、焼酎の売上高全国1位の酒造

宮崎県・都城市で100年以上に渡り芋焼酎をつくり続けている霧島酒造。その名前は宮崎と鹿児島の県境にある「霧島山」から名付けられました。全国にも知られている本格芋焼酎「霧島」シリーズを製造・販売しています。

霧島酒造は大正5年、宮崎県都城市にて焼酎の製造を開始し、他のメーカーに先駆けて焼酎造りの近代化を進め、杜氏制の廃止や減圧蒸留機、仕込みタンク、瓶詰ラインなどのオートメーション化を実現するなど、焼酎づくりの機械化を進めてきました。その結果、平成24年には焼酎売上日本一となり、2019年全国焼酎メーカーの売上高ランキングは8年連続でトップを誇っています。

本格芋焼酎「霧島」シリーズいろいろ

霧島酒造を代表するお酒「霧島」シリーズを3つ、ご紹介しましょう。

霧島酒造の代表銘柄である本格芋焼酎「霧島」を刷新し、生まれ変わったのが「白霧島」。サツマイモ・黄金千貫を原料に霧島連山の清らかな地下水と白麹で仕込まれ、ふくよかな味わいと華やかな香りが魅力です。お湯割りで飲むのがおすすめ。飲みやすいので芋焼酎が初めての方にもどうぞ。

「黒霧(くろきり)」の愛称で親しまれる「黒霧島」は、2000年代はじめに起きた芋焼酎ブームをけん引し、大人気となった焼酎です。甘みはもちろん、香ばしさも感じられストレートでもロックでも水割りでもOK。炭酸で割って「黒ッキリボール」として飲んでもおいしくいただけます。

みやびな気高い香りと、するっと澄んだ甘みが特徴の「赤霧島」は口当たりがまろやかでフルーティな味わいです。赤霧島の赤の由来は中身まで紫色をしているという品種のサツマイモの「ムラサキマサリ」から。芳醇でワインのような香りで、どんな料理とも相性がよく、食事のお供にもぴったりです。

この他にも、オレンジ芋「玉茜(タマアカネ)」が原料の「茜霧島」や魅力をさらに磨いた本格芋焼酎「黒霧島EX」、「黄麹」と「黒麹」のコラボによって誕生した「虎斑霧島」など魅力的な焼酎が揃っています。

霧島ファクトリーガーデンへ行ってみよう!

霧島酒造が直営する「霧島ファクトリーガーデン」は、文化施設やレストラン等を併設したガーデンパークです。広大な敷地内に、1日に1升瓶約4万5000本もの焼酎を生産する工場の見学(※)をはじめ、本格焼酎の歴史や文化を紹介する施設、レストラン、ショップやベーカリー、グラウンド・ゴルフ場まであり、1日中楽しめます。焼酎造りに欠かせない天然水「霧島裂罅水(きりしまれっかすい)」は敷地内で無料開放されており、地元の多く方が早朝から水を汲みに訪れます(※)。「霧の蔵ブルワリー」では、クラフトビールと地元食材の料理が楽しめ、「霧の蔵ベーカリー」では焼酎モロミを使った焼きたてのパンやピザが食べることができます。そして、人気なのが本格芋焼酎「黒霧島」を使用したソフトクリーム(お酒が入っているので、車両を運転の方、未成年者、妊娠中や授乳期は食べられません)。宮崎県内の牧場から直送した濃厚なクリームとほんのり香る焼酎がマッチ! ショップでは、焼酎はもちろんクラフトビールやお菓子、Tシャツなど充実のラインナップなので、お土産はぜひこちらで調達しましょう。
(※)2020年10月現在、コロナ感染予防のため休止。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 焼酎の「黒霧島」などで知られる『霧島酒造』の本社があるのは?

A. 宮崎