宮崎県の『風月堂』『南国屋今門』『わらべ』がそれぞれ元祖を名乗っている、宮崎土産の定番は?

宮崎を代表するお土産として定着し、宮崎県民なら誰でも知ってるポピュラーなスイーツがあります。実はこのスイーツ、3店がそれぞれ元祖を名乗っており、どこが本当の元祖なのかは不明なのですが、どのお店のものもおいしいことには変わりありません。

宮崎銘菓「チーズ饅頭」って?

宮崎チーズ饅頭は、クッキー生地の中にあんこの代わりにチーズが包まれている焼き菓子のことです。外側の生地はサクサクしたものや、しっとりとしたものなど、お店によってそれぞれ特徴があります。中のチーズは一般的にクリームチーズが入っていますが、他にもチョコや抹茶、マンゴー味なども。お店によって種類も味も違って、バリエーションも豊かで個性的なチーズ饅頭を味わうことができます。

元祖チーズ饅頭のお店その1「菓子処 わらべ」

宮崎市に店舗を構えるこちらのお店のチーズ饅頭が、航空会社の客室乗務員のおいしいという口コミで全国に広がり、メディアに取り上げられて有名になりました。全国に認知されるきっかけとなったチーズ饅頭は、アーモンドの香りがする、しっとり感がありながらサクサクっとしたクッキー生地が特徴です。この生地と中のぎっしりと詰まったクリームチーズと一緒にいただくと甘じょっぱさがたまりません。「わらべ」のチーズ饅頭は賞味期限は3日間で、全国から問い合わせがくるものの発送などには対応していないので、直接お店に行って買う必要があります。しかも、大人気なので予約するのがベターというなかなかハードルが高い一品ですが、それだけに食べてみたいですね。

元祖チーズ饅頭のお店その2「風月堂」

小林市にある風月堂のチーズ饅頭が誕生したのは1986年のこと。社長の伊藤光輝さんが洋菓子の素材から、なんとか地域の人たちに食べてもらう和菓子にできないかと、試行錯誤を重ねた結果、チーズ饅頭が誕生したそうです。そのチーズ饅頭はホロホロっと崩れる柔らかい生地に、中はちょっと固めの酸味があるクリームチーズが入っています。控えめな甘さのなかに、確かなチーズの味が感じられ、小ぶりなので何個でも食べてしまいそう。味はプレーンの他に、チョコ、抹茶味のラインナップがあって、冷蔵庫で冷やして食べるのもおすすめ。こちらは宮崎空港やJR宮崎駅で買えるので、お土産としても人気です。実際、帰省時期などは1日に1万個も製造するのだとか。オンラインショップでも購入することができますよ。

元祖チーズ饅頭のお店その3「南国屋今門」

同じく小林市にある「南国屋今門」のチーズ饅頭は、平成14年に和菓子のオリンピックと呼ばれる「全国菓子大博覧会」で最高賞である「名誉総裁賞」を受賞し、また平成19年には「全国五つ星の手みやげ」に選ばれたほどの名菓です。プレーンタイプの他に、くるみ、チョコ、抹茶、ごまなどその時によって数種類が店頭に並びます。こんがりと焼けたチーズ饅頭の生地は、しっとりとしたふんわり柔らかいタイプで、プレーンの生地にはレーズンが入っており、中にはチーズがたっぷり。甘さ控えめでチーズの酸味が際立ち、レーズンがアクセントとなっています。残念ながら、こちらのお店も「わらべ」と同じように通信販売などはしていませんが、お店はJR小林駅の北側すぐ近くなのでアクセスしやすい場所にあります。

宮崎にはチーズ饅頭のお店がいっぱい!

今回は元祖と呼ばれる3店のみ紹介しましたが、他にもたくさんのお店でチーズ饅頭が製造・販売されています。宮崎県の人々はそれぞれお気に入りのお店やチーズ饅頭があるのだとか。チーズ饅頭は宮崎に来たら必ず食べたい一品。どのチーズ饅頭もチーズががっつり楽しめるので、チーズ好きな人はぜひどうぞ!

ザ・ご当地検定の問題

Q. 宮崎県の『風月堂』『南国屋今門』『わらべ』がそろぞれ元祖を名乗っている、宮崎土産の定番は?

A. チーズ饅頭