仙台の名店『喜助』『利久』といえば、主に何を提供するお店?

宮城県には美味しい食べ物がたくさんあります。仙台の名店『喜助』『利久』で食べられるグルメもその一つです。旅行などで訪れた際にぜひ食べたい逸品です。

肉厚でありながら歯切れが良くジューシー

宮城県で評判の牛たん専門店に利久があります。厚みがあるのに歯切れが良く、それでいてジューシーで塩加減もちょうど良いのでご飯だけでなくお酒ともよく合います。牛の舌は一般的に他の部位と比べて扱いが難しいとされていますが、食べやすくするために職人が牛たん焼きに適さない部分を切り落として柔らかな部分だけを使用しています。舌の大きさを見て1枚ずつ手作業でスライスしており、塩加減も手振りで調整して冷蔵室でさらに熟成させるので、肉厚なのに柔らかく噛み切りやすい仕上がりになっています。一連のこの作業は創業時から変わらぬもので、それが利久の牛たんのこだわりと味の秘訣でもあります。お昼には牛たん定食を麦飯や時間をかけて煮込んだ牛テールスープと一緒に食べることができます。スープはさっぱりとした口当たりが特徴で、麦飯は食物繊維が豊富なため、便秘解消に役立ちます。夜は地酒を楽しみながら牛たんと地元の旬の料理が味わうことができます。

老舗の炭火焼き牛たん専門店・味の牛たん喜助

味の牛たん喜助は2015年に創業40周年を迎えた老舗です。仙台で誕生し、炭火焼牛たんを全国に広めた牛たん専門店です。自社工場で腕利きのスタッフが舌の皮むきから異物のチェック、手振り塩での味付け、熟成など全ての工程を手がけています。素材の良さや旨さを引き出し、食べやすい厚さに切って1枚1枚手振りで味付けする昔ながらの工法にこだわっているため、余計な加工は一切していません。また、熟練の職人が牛タンを一気に焼き上げるため、本来の旨みが充分に引き出されたジューシーな仕上がりになっています。メニューは牛たんを使用した定食があり、宮城県産のひとめぼれ100%の麦飯と長時間煮込んだコラーゲンたっぷりのテールスープなどがセットになっています。他にも、店舗によって牛たんをしゃぶしゃぶで食べられるところもあります。

他にも美味しい食べ物がたくさんある宮城県

宮城県には他にも人気の料理やお菓子、お土産にしたい名物がたくさんあります。笹かまぼこやずんだ餅などはよく知られていますが、それ以外にも評判なのがはらこ飯です。炊き込みご飯の上に鮭とイクラがのっているもので、藩政時代に藩主だけでなく将軍家にも献上された歴史があります。その昔、地元の漁師が鮭の腹を捌いてイクラを取り出し、炊いて藩主に献上したことに由来するとされており、はらことは鮭の腹の子、つまりイクラのことです。

他には県外ではまだあまり知られていませんが、地元ではよく食べられている石巻焼きそばも是非食べたい一品です。特徴は一般的な黄色い麺を使うのではなく麺が始めから茶色いことで、調理方法も名前は焼きそばですが、焼くというよりは煮干しや昆布などのだしで蒸焼きにします。ソースはそれぞれのお店で工夫するので、味付けもお店によって変わります。

海のパイナップルと言われるホヤも宮城県の名物としてよく知られており、いろいろな加工品がお土産として駅などで売られています。普段あまり食べる機会はありませんが、ミネラルがたっぷりと含まれているので旅行したときや仕事で立ち寄った際に買って、お酒のおつまみにするのも良いでしょう。お店によってはホヤをまるごと焼き上げて、割いて食べられるように加工したものもあります。

歴史ある美食の国・宮城県

名物として知られる牛たんや郷土料理などについて紹介してきましたが、宮城県には他にも美味しい食べ物や見所がたくさんあります。旅行などで訪れた際には時間を取って、美味しいものを食べながらゆっくりと見て回るのがおすすめです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 仙台名物の「牛たん」。これは牛のどこの部位のお肉?

A.舌

Q. 仙台の名店で『喜助』『利久』といえば、主にどんなものを提供するお店?

A.牛たん

Q. 仙台牛たんの付け合わせとして定番のスープといえば?

A.テールスープ

Q. 仙台牛たんと共に食べられるご飯は、どんなご飯が定番?

A.麦飯