平成25年、日本酒の生産量1位は兵庫県ですが、2位はどこ?

日本酒の生産量全国1位は兵庫県ですが、では2位はどこの都道府県かご存じですか?その都道府県のお酒の歴史や観光地、特徴などさまざまな情報をご紹介します。

意外と知られていない?!古都の名産品

みなさんは、京都府が兵庫県に次いで日本酒の生産量第2位であることを知っていましたか?平成28年度の生産量は、70,874キロリットルで、全国の生産量の16.6%を占めています。古くから都として栄えていた京都では、全国各地から大勢の人が集まり、当時の流行の最先端で、人気の日本酒の種類も次々に移り変わっていました。それゆえ、京都の日本酒は、時代が変わっても、さまざまな味で多くの人々を楽しませ続けています。また、日本の庶民の食器がまだ木製だった時代に、京都の人々は焼き物で酒を飲んでいたことなどもわかっていて、舌の肥えた京都の人々に愛され続けた、質の高い歴史ある日本酒もたくさん残っています。

昔から日本酒の文化が栄えていた京都ですが、特に「伏見区」には老舗の造り酒屋が多く立ち並んでいて、酒造を見学してみたいという方にもおすすめの観光地です。伏見区で作られている日本酒は、主に伏見の水を使っています。これは、硬水と軟水のちょうど真ん中あたりで、口当たりがよく、ミネラルを豊富に含んでいる中硬水となっています。中硬水は、日本酒作りに最適な水とも言われていて、伏見がお酒造りに向いている土地ということが分かります。香りが高く、まろやかな味わいの伏見の日本酒は、日本酒愛好家からの評価も高く、初心者でも飲みやすい味でとても人気です。

お気に入りの京都の日本酒を探そう!

たくさんの種類がある京都の日本酒ですが、いざ飲むとなるとどれを選べばいいのか分からない、という方もいるでしょう。そんなときにおすすめのスポットは、四条烏丸にある「京都酒造館」です。こちらでは、京都のお酒の歴史や、特徴について学ぶことができるだけではなく、京都の日本酒合計30種類を飲み比べすることができます。京都のお酒を飲んでみたいけれど自分に合うか不安、色々な味を少しずつ楽しみたい、といった方にもおすすめです。老舗の造り酒屋の商品から、注目の新商品まで、京都で味わえるさまざまな日本酒が用意されています。京都酒造館でお気に入りの日本酒を見つけてみてはいかがでしょうか。

次に、京都ならではの地酒についてご紹介します。やはり、地方のお酒といえば地酒が豊富、というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。京都にもさまざまな地酒があり、色々な場所で日本酒を楽しむことができます。まずは「伏見」の地酒です。先ほども紹介したように、伏見は、京都の中でも特に、昔から酒造りが盛んでさまざまな地酒が生まれています。ミネラルが豊富で質のいい伏見の水により、米の本来の味を生かした酒が多く、老舗の伝統の味を楽しめる伏見の地酒は、全国からそれを飲みに観光客が集まるほどの人気で、高い質を誇っています。

京都のお酒といえば、伏見の酒を思い浮かべる方が多いと思いますが、伏見以外の地域、特に丹後の辺りでも酒造りは盛んに行われています。濃厚で上品な味、ワインのような風味でデザートにぴったりな味など、伏見の酒の伝統の味とはまた違った良さを持つ地酒がたくさんあるのが特徴です。いつもとは違った日本酒を飲んでみたいという方におすすめなので、丹後で、京都の伝統を残しつつ、さまざまに変化を遂げた変わり種の日本酒を飲んでみてはいかがでしょうか。

さまざまな質のいい日本酒を楽しめる京都

このように、京都の名産である日本酒は、あまり知られていませんがさまざまな種類があり、それぞれに違った魅力があります。飲み比べをしたり、実際に酒造に足を運んだりすることで、より深く、京都の日本酒の魅力を知ることができるのではないでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 平成25年、日本酒の生産量1位は兵庫県ですが、2位は?

A.京都