『リーガロイヤルホテル小倉』で職人が一つ一つ焼き上げる「じんだ煮パイ」。どんな形のパイ?

北九州の郷土料理に「じんだ煮」という食べ物があります。そしてそれを洋風にアレンジしたオリジナルパイが「リーガロイヤルホテル小倉」にあるのだとか。そのパイは丸でもなく四角でもなく、ちょっと変わった形なんだそうです。どんな形なんでしょうか。そして、「じんだ煮」とはどんな食べ物なんでしょうか。

魚の形をした「じんだ煮パイ」

「リーガロイヤルホテル小倉」にある「じんだ煮」をパイにした「じんだ煮パイ」は、とってもかわいいおさかなの形をしています。

魚の形をした「じんだ煮パイ」はリーガロイヤルホテル小倉が「じんだ煮」を洋風料理にアレンジし、パイ生地に包んで焼いたオリジナルのもの。一匹一匹、シェフが丁寧に手作りしていますので、少しずつ表情が違うのも魅力的です。

このリーガロイヤルホテル小倉のオリジナル商品は、「北九州市 食の認定ブランド」にも選ばれました。

この「じんだ煮パイ」の中には良質の卵や生クリームを100%使ったホタテのムースがはいり、その中にシソの葉で巻いたサバのじんだ煮が入っています。

パイ生地は香ばしく焼き上げられ、噛むとパリッとサクッと、そしてシットリとしています。中のホタテのムースとサバのじんだ煮が少し甘めでやさしい味わいで、両者がうまくマッチしており、とても素晴らしく完成度の高く、美味しいじんだ煮パイと評判です。        

気になる人はリーガロイヤルホテル小倉2Fにて「CAVA VIAN(サヴァ ヴィアン)」という商品名でテイクアウトショップ内で販売していますので是非お求めください。

この「CAVA VIAN(サヴァ ヴィアン)」という名前、じんだ煮の「サバ」と「CAVA」「サヴァ」がかかっているそうで、形だけではなく、名前までとてもユニークですね。

じんだ煮ってどんなもの?

さて、この「じんだ煮パイ」に入っている「じんだ煮」とは、そもそもどんな料理なのでしょうか。

古くから北九州市でたべられてきた郷土料理ですが、北九州市の小倉藩主となった小笠原公が大変好んで食べていたそうです。ぬか漬けを好んだと言われる小笠原真忠は「じんだ=陣を立てる」と して語呂が良いので、縁起物として臣下にも振る舞ったとの言い伝えがあり、こ の頃に広まった「じんだ」が、今でも「じんだ煮」として使われています。江戸時代から保存食として作られてきたそうですが、小倉独自の製法で伝統の味を受け継いでいます。日常食としても地元民に愛されています。上質なアミノ酸を多く含む青魚を、ミネラル分の多いぬか床で長時間炊き込んだ小倉の名物料理。「じんだ」とは「ぬか」という意味ですので、「ぬかだき」とも呼ばれています。

「いわしのぬか炊き」が大変有名ですが、いわしの他にもさば、きびなご、ちりめん、わかめの茎、竹の子等をぬかで炊くこともあります。「じんだ煮パイ」にはサバのじんだ煮が入っていますから、はサバをぬかで炊いているんですね。

そもそもは 旧若狭国、旧丹後国の青魚のぬかつけ、「へしこ」とよばれるものをアレンジしたものとされる説もあります。へしことは福井県若狭地方の郷土料理でこちらも昔から冬を越すための保存食として親しまれてきました。青魚に塩をふり、塩漬けにしたあと更にぬか漬けにし、一年~二年の長期にわたり本漬け熟成したものです。

リーガロイヤルホテル小倉

ここまで読んだあなたは「じんだ煮パイ」に興味を持ったと思います。食べてみたいと思いませんか?「じんだ煮パイ」はリーガロイヤルホテル小倉の2Fテイクアウトショップ内で購入できます。

リーガロイヤルホテル小倉は、 JR小倉駅新幹線口から空中回廊を通って徒歩3分の場所にあります。地上30階建ての高層シティホテルで、東は関門海峡、西は玄界灘を望む北九州の大パノラマからは自然と街とが調和した一幅の絵のような眺望が広がる素敵なホテルです。テイクアウトだけでも良いですが、機会があれば是非泊まってみたいですね。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 『リーガロイヤルホテル小倉』で職人が一つ一つ焼き上げる「じんだ煮パイ」。どんな形のパイ?

A. 魚