2つの定番グルメを合体させた、福井県のご当地グルメとは?

2つの定番グルメを合体させた、福井県のご当地グルメをご紹介します。通常はそれぞれ別々で食べるグルメなのですが、その2つが合わさってソースがかけられています。一体どのような食べ物なのでしょうか。ここでは、その正体や食べられるお店等を紹介します。

「ボルガライス」ってどんな食べ物

福井県では、羽二重餅や鯖寿司、ソースかつ丼など他にもいろいろなご当地グルメを味わうことができます。その福井県のご当地グルメの一つに、「ボルガライス」という食べ物があります。「ボルガライス」とは、オムライスの上にカツとソースをのせたボリュームたっぷりの食べ物です。お店によって味が様々なのも特徴です。オムライスのご飯は、ケチャップ味やデミグラスソース味のチキンライスだったり、中には炒飯であるお店もあります。ソースについてもいろいろで、定番のデミグラスソースの他に、トマトソースや中華風のソース等が使用されています。

「ボルガライス」は、1980年よりも前から、福井県の越前市で食べられてきました。しかし、「ボルガライス」の誕生については、正しい説が明らかになっていません。お店の店員がたまたま作って人気になったという説や、東京の洋食屋の「ボストンライス」を真似して作ったという説、他にも、イタリアのボルガーナ地方の料理と似ていたという説もあります。「ボルガ」という言葉も、イタリアのボルガーナからとったのか、ロシア語で「たまご」を意味する「ボルガ」に由来しているのか、謎に包まれています。

「ボルガライス」で町おこし

「ボルガライス」は、好きな味のご飯をくるんだオムライスにカツをのせて、お好みのソースをかけたものです。そのため、手間はかかりますが、自宅でも作って食べることができます。より本場の雰囲気を味わいたければ、「オタフク」が生産販売している「ボルガライスソース」を手に入れてみると良いです。味は、甘いデミグラスソースで、「日本ボルガラー協会」との共同開発品となっています。

「日本ボルガラー協会」とは、福井県越前市のご当地グルメであるボルガライスを愛する越前市の職員たちで立ち上げられた団体です。「ボルガライス」で町おこしをするために活動しています。「ボルガライス」をアピールするためのポスターも作成しており、ポスターのイラストは越前市出身の漫画家である「池上遼一」が描いています。「池上遼一」は、1961年に漫画家としてデビューして以来、50年以上も活躍し続けています。

「ボルガライス」を食べられるお店

自宅でも食べることができる「ボルガライス」ですが、福井県越前市で「ボルガライス」を食べられるお店をいくつか紹介します。まずは、「越前市新保2-2-2」にある「伊万里」です。「伊万里」は、「ボルガライス」発祥のお店であるとも言われています。オムライスのご飯はケチャップ味で、卵はご飯にのせるタイプのオムライスです。卵を調理する途中で揚げたてのカツを卵の上にのせているので、カツだけ冷めているようなことはありません。そして、仕上げにかけられるソースは、デミグラスソースです。実は、「伊万里」は、先に紹介した「池上遼一」の妹のお店です。「池上遼一」が描いた原画が多数展示されているので、漫画のファンにも人気のお店です。

また、「越前市高瀬2-6-15」にある「江戸屋」では、和風の「ボルガライス」を食べることができます。「江戸屋」はうどん・そばのお店ですが、「ボルガライス」にも力を入れています。オムライスの卵には、うどん・そばのお店らしく和風だしがしっかりときいています。越前市内には、他にも10軒以上のお店でその店オリジナルの「ボルガライス」を食べることができます。

お店ごとで味が異なる福井県越前市のご当地グルメ「ボルガライス」

福井県越前市では、1980年以前から「ボルガライス」というオムライスの上にカツとソースがのせられた食べ物が食べられてきました。越前市には、たくさんの「ボルガライス」店がありますが、店ごとで味に違いがあります。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 福井県のご当地グルメで、オムライスの上にカツをのせ、ソースをかけたものを何という?

A.ボルガライス

Q. 福井県のご当地グルメ「ボルガライス」。ライスはどんなものを使う?

A.オムライス

Q. 福井県のご当地グルメ「ボルガライス」のトッピングに使われるのは?

A.カツ