愛知県の「鬼まんじゅう」で、具として中に入っているものは?

愛知県で有名な和菓子と言ったら「鬼まんじゅう」は外せません。家庭でも手作りすることもでき、レシピサイトを除けばたくさんの家庭の味を見ることができます。今回は、鬼まんじゅうの特徴や歴史、購入方法、作り方などをご紹介します。

鬼まんじゅうの特徴と歴史

鬼まんじゅうとは、愛知県を中心として東海地方でよく食べられている和菓子です。通常まんじゅうと言うと、生地の中心部に餡が入ったものを思い浮かべる方が多いでしょう。鬼まんじゅうは、生地の中心部に餡はなく、生地の中に具材である角切りのサツマイモが混ぜ込まれています。薄力粉や上新粉と砂糖を混ぜた生地は独特の弾力と蒸した後のツヤツヤ感があり、鬼まんじゅうならではの見た目や食感の要因になっています。

ユニークな名前の由来は、サツマイモが表面に見え、そのゴツゴツとした見た目が鬼の金棒を連想させることや、今よりも少し黒っぽい見た目であった頃に不気味なイメージから付けられたなどの説があります。名前とは裏腹に、味わいは素朴でやさしく、生地やサツマイモのやわらかい甘みが、食べる人をホッとさせてくれます。地元で非常に慣れ親しまれているポピュラーな味であり、普段のおやつや給食時のメニューなど、日常的に食べる機会が多いことも特徴です。

鬼まんじゅうを食べるには?購入方法と作り方

鬼まんじゅうを食べるには、お店で購入するという方法があります。鬼まんじゅうは地元では非常にポピュラーなお菓子であるため、愛知県内なら和菓子屋やスーパーで気軽に購入することができます。通販などでお取り寄せも可能です。材料の種類に大きな違いはありませんが、味や見た目などは、作る店によって異なります。ぜひいろいろ食べ比べて、その違いを楽しんでみてください。

鬼まんじゅうを食べるもう1つの方法は、自分で手作りすることです。鬼まんじゅうの作り方はそれほど難しくなく、家庭でも気軽に手作りすることができます。基本の材料は小麦粉とサツマイモ、砂糖、水だけとシンプルです。家にあるものや、すぐに用意できるもので作れるので、誰でもチャレンジできるでしょう。

まずはサツマイモの皮をむいて角切りにし、水にさらした後水気をきります。サツマイモに砂糖をまぶして、そこに小麦粉と水を入れ、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜます。スプーンなどで形を整えて蒸し器にいれて蒸し上がったら完成です。サツマイモを多めにするとゴロゴロした食感が、生地を多めにするともちもちの食感が楽しめます。ボリュームたっぷりに作るのがポイントです。蒸し立ての鬼まんじゅうはまた格別です。おやつや軽食などに、ぜひ気軽に作ってみてくださいね。

愛知県へのアクセス情報

鬼まんじゅうを名物とする愛知県は、東海地方に属する県です。中部地方最大の都市・名古屋市を県庁所在地としています。古くは尾張国と三河国という2つの地域からなるエリアで、現在もそれぞれの地域に根付く文化などがあります。農林水産業・工業・商業と、どの産業も活発ですが、とりわけ自動車産業が盛んであることは全国的に有名です。また、味噌カツや小倉トースト、手羽先、ひつまぶしなど、全国的に知名度の高いご当地グルメが多く、独自の食文化を形成している地域としても知られています。

アクセス手段としては、車、バス、鉄道、飛行機などが挙げられます。国内外の多くの航空便が発着する中部国際空港や、JR・地下鉄・私鉄などが乗り入れるターミナル駅・名古屋駅など、規模の大きな交通拠点があるため、遠隔地からのアクセスも容易です。また、各都市を発着する高速バスの本数も豊富です。

サツマイモたっぷりの鬼まんじゅうは愛知県の日常の味を楽しめる

愛知県のグルメで味噌やあんこを使った料理などを思い浮かべる方は多いかもしれませんが、素朴な甘みが味わえる鬼まんじゅうも地元民に愛される名物の1つです。サツマイモたっぷりの鬼まんじゅうで、ぜひ愛知県の日常の味を楽しんでみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 愛知県の「鬼まんじゅう」で、具として中に入っているものは?

A.サツマイモ