さらし餡を求肥でくるみ、白い薄干皮で挟んだ和歌山土産『○そだち』。○に入る漢字一文字は?

和歌山・串本の海岸線で育まれた風土と、明治から続く老舗の技が生んだ銘菓があります。さらし餡を求肥でくるみ、白い薄干皮で挟んだ、この土地ならではの和菓子です。その名前の由来から購入方法まで、くわしくご紹介します。

 

明治26年創業・儀平の「浜そだち」串本節から生まれた和歌山の銘菓

「串本節」は、和歌山県串本地方に伝わる日本民謡です。もともとは祭りの神輿を運ぶときに唄われていたもので、のちに三味線つきの座敷唄へと変化していきました。日本民謡の「三大節」のひとつに数えられるほど広く知られており、大正末期に全国へ広まりました。串本の名所や海の風景を唄った歌詞は、地元の人々に長く歌い継がれています。串本を訪れたことがない方でも、一度耳にすると忘れられないその節回しは、今も多くの人の心に残り続けています。

「浜そだち」という名は、串本節の一節「わたしゃ串本 両浜そだち」からつけられました。明治26年(1893年)創業の儀平が、この土地の民謡をお菓子の名前に込めました。さらし餡を求肥でくるみ、白い薄干皮で挟んだこの和菓子は、串本の浜で育った素朴さと上品さを表現しています。食生活ジャーナリストの岸朝子氏の著書「全国五つ星の手みやげ」にも掲載され、今では串本を代表する銘菓として広く知られています。

なぜ「浜そだち」は和歌山土産の定番になったのか

「浜そだち」が長く支持される理由のひとつが、素材へのこだわりです。保存料を一切使用していないため、賞味期限は7日間になっています。お土産として持ち帰るには少し短く感じるかもしれませんが、添加物に頼らず素材本来の風味を大切にした結果です。ふわっと酒の香りがする薄干皮と、甘さを抑えた餡の深い風味は、余計なものを加えない製法だからこそ生まれる味わいです。

「浜そだち」の確かな実力は、外部からの評価にも表れています。和歌山県が県産品の品質や地域性を認める「プレミア和歌山(和歌山県優良県産品推奨制度)」に認定され、さらに2018年には全国商工会連合会が主催する「むらおこし特産品コンテスト」で審査員特別賞を受賞しました。地元での根強い人気に加え、こうした権威ある評価を受けることで、串本を訪れた人が「これを買って帰ろう」と自然に手に取る定番土産として親しまれています。

実際に食べてみた!「浜そだち」の味と食べ方

「浜そだち」を口にして最初に感じるのが、3層の食感の変化です。噛んだ瞬間にサクッと砕ける白い薄干皮、続いてふわりともちっと伸びる求肥、そして舌の上でなめらかにほどけるさらし餡。この3つが重なることで、他の和菓子とはひと味違う、独特の食べ心地が生まれます。見た目はシンプルながら、ひと口ごとに変わる食感が、ついついもう一個と手を伸ばしたくなる魅力があります。

「浜そだち」は甘さを抑えた上品な口当たりのため、緑茶やほうじ茶との相性が抜群です。温かいお茶と合わせることで、餡の風味がより深く感じられます。意外にもコーヒーとよく合うのもうれしいポイントです。個包装になっているため職場や訪問先への手土産として配りやすく、1個ずつ串本節の歌詞カードが添えられているので、渡した相手と会話のきっかけにもなります。串本の文化ごと手渡せる贈り物です。

「浜そだち」を手に入れる方法を完全ガイド

儀平の店舗は串本町内に3店舗あり、国道沿いの本店(国道店)・桟橋店・橋杭岩そばの橋杭店で購入でき、串本観光のついでに立ち寄りやすい店舗がそろっています。また、公式オンラインショップでは全国どこからでも取り寄せが可能です。最新の店舗情報は儀平公式サイトで確認すると安心です。

串本町のふるさと納税返礼品としても「浜そだち」を選ぶことができ、ふるさとチョイス・ふるなび・JALふるさと納税など複数のサイトで取り扱われています。寄付額に合わせて、9個入り・12個入り・18個入り・24個入りと、豊富なバリエーションから選べるので好評です。まだ串本を訪れたことがない方も、「浜そだち」を通じて串本の風土や文化に触れられるきっかけにもなるでしょう。

明治26年から串本の地で作り続けられてきた「浜そだち」は、民謡・素材・製法、どれもが串本の風土と歴史を映した和菓子です。串本を訪れた際には手に取って味わい、公式オンラインショップやふるさと納税も活用しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q.さらし餡を求肥でくるみ、白い薄干皮で挟んだ和歌山土産『○そだち』。○に入る漢字一文字は?

A.浜