長野県のラーメン「安養寺ら〜めん」って、どんなラーメン?

長野県佐久市では町おこしのための特産品やグルメを研究していた経緯があり、そこで生まれたのが鶏肉を使ったオリジナルラーメンである安養寺ら〜めんです。そこで今回は、安養寺ら〜めんがどのようなグルメなのか紹介していきます。

安養寺ら〜めんとはどんなグルメなのか

安養寺ら〜めんとは味噌ラーメンに分類されている料理で、2008年に長野県佐久市で生まれたご当地ラーメンです。そんな安養寺ら〜めんの最大の特徴は味噌にあり、ただの味噌ではなく長野県佐久市にあるお寺である臨済宗安養寺で造られていた安養寺味噌を使っています。実は安養寺ら〜めんはこの安養寺味噌を8割以上使用していることが定義とされているため、それ以外の味噌を使ったものや使われている安養寺味噌が8割以下だった場合は安養寺ら〜めんとは名乗ることができないのです。

ちなみに安養寺ら〜めんの定義は安養寺味噌を8割以上使用していることのみなので、それ以外には特に制約が設けられていないという点も特徴の一つとされています。このため提供している店舗によって具や麺は自由にアレンジすることができ、スープに関しても定義を満たしていれば自由に店側がアレンジすることが可能です。
そのためお店によって異なる味を楽しむことができるところが安養寺ら〜めんの魅力で、一般的なラーメンの具材が使われている以外にも鶏肉や佐久市の特産品である鯉の唐揚げをトッピングするなど一風変わったラーメンを楽しめるようになっています。

安養寺ら〜めんと安養寺味噌の歴史

安養寺ら〜めんの重要な要素となっているのが、安養寺味噌ですよね。安養寺味噌は臨済宗を信仰している安養寺で作られている味噌で、鎌倉時代に中国から味噌づくりを学んだ坊主によって生み出されたとされています。そして安養寺を中心として日本に味噌づくりが広まったとされていることから、実は安養寺味噌は日本にある全ての味噌の原点だと考えられているのです。そんな安養寺味噌は大豆と佐久市で作られた米や天然塩のみを使って作られた無添加の味噌なので、味噌本来の味を楽しむことができると味噌月な人たちから愛されています。

このような味噌の歴史や文化を持っている佐久市では、地域を盛り上げようと市内のラーメン店と佐久商工会議所が協力して新しい町おこしのグルメを試行錯誤してきました。佐久市は長野県の中でもラーメン店が多い隠れ激戦区であることから、ラーメンを使った新グルメの開発に奮闘してきたのです。そうして2009年に生まれたのが安養寺ら〜めんで、佐久市の歴史と文化を凝縮した特産品として人気を集めるようになりました。

安養寺ら〜めんはどんな味?自宅でも食べられる?

安養寺ら〜めんは安養寺味噌を8割以上使っていることから味噌ラーメンに分類されており、味噌本来の風味を楽しむことができる点が味の特徴です。それ以外は店舗によって自由にアレンジされているため、それぞれの店によって味が異なっています。そのため味噌を使っているのに醤油ラーメンとして提供されているところもありますし、豚肉以外にも鶏肉を使ってそれぞれのいいとこどりをしているものもあるようです。このように一般的に安養寺ら〜めんは佐久市にあるラーメン店で食べることができるため、自分好みの味を提供しているお店を探してみるというのが楽しみ方の一つとなっています。

ただお店で食べる以外にも、安養寺味噌が手に入るのであればそちらを使えば自宅でも簡単に安養寺ら〜めんを作ることが可能です。安養寺味噌以外の材料は自分たちの好みに合わせて用意するだけですし、中華麺を茹でて作っておいた味噌スープに絡めるだけなので誰でも簡単に作りやすくなっています。

安養寺ら〜めんは自宅でも再現可能な味噌にこだわったB級グルメ

安養寺ら〜めんは安養寺味噌を使った長野県のご当地ラーメンであり、特徴である味噌以外の部分は好きなようにアレンジができる点が大きな魅力です。自宅でも手軽に作れるので、自分好みの安養寺ら〜めんを探してみることがおすすめの楽しみ方となっています。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 長野県のラーメン「安養寺ら〜めん」といえば、次のうちどれ?

A.味噌ラーメン